森田石材店ブログ - こんな工事もします -
お寺からの依頼
2023年09月07日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回はお寺からご依頼いただいた話です。
三田市のお寺様からで、檀家様で身寄りのない方がお亡くなりになり、彫刻とご納骨の手伝いをしてくれないかとの相談でした。
お墓には既にご主人が入っておられて、そこに今回亡くなられた奥様を入れてあげたいとの事です。
まず、彫刻です。ご主人は白色で彫刻されていました。
今回、黒色で彫刻して、ご主人の彫刻も黒色に変更しました。
そして、ご納骨です。ご主人のお骨は、骨壺のまま入っていました。
取り出して、奥様と同じ袋に入れ替えて、ご納骨しました。
施設に入居されて、長い間別々に過ごされていたとお聞きしましたので、再会されて良かったなと思ったお手伝いでした。
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『埋め墓』の整地
2023年08月09日 08:00
今回は、丹波篠山市で「埋め墓(埋葬地)」をコンクリートで整地した工事をご紹介いたします。
お客様は「埋め墓」と「詣り墓」の二つのお墓があり、一統内で代々埋め墓に埋葬し続けていました。
近年では、土葬は無くなり埋め墓に埋葬することもなくなりました。
土葬で埋葬するには、敷地を広く確保しないといけないこともあり、埋葬地は広く、しかも急斜面な所で、草刈りをして管理をし続けるのが大変だったそうです。
なので、コンクリートで整地して管理しやすくして、ここに先祖が眠る碑を建てて欲しいとのご要望でした。
「先祖から受け継いだ埋め墓を放っておくことも出来ないけれど、年々草刈りをするのも大変でした。
コンクリートで整地してもらい体も気持ちも楽になった」と喜んでいただきました。
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墓地の手桶棚
2023年07月14日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
丹波篠山市の村墓地の管理者の方から手桶棚の相談を受けました。
仕事柄、墓地に行くことが多いのですが、墓地には水汲み場の無い処、水汲み場は有るけれど手桶の無い処、手桶はあるけれど手桶置き場の無い処等様々です。
お墓参りに行って手桶が無いと困りますよね。手桶が有っても汚れていると先ず手桶の掃除から始めなければなりません。これも困りますよね。
食事を作る時には洗った鍋で調理します。ご飯を食べるときは洗った食器を使います。当たり前のことです。
大切な先祖様のお墓にも綺麗な手桶で綺麗なお水を供えたいものです。
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大変!?お墓が倒れてしまう!既存墓石を整理して新規墓石を建立(東条地区・F様)
2023年07月06日 08:00
滝野店の中村です。
3月のある日のこと。
1本の電話が鳴りました。
お話を聞くと切迫した様子で、
「お墓が倒れてしまいそうです。早く何とかしないと…。」
お彼岸でお墓参りをした際、いよいよお墓が倒れてしまいそうと焦って当店にお問い合わせして頂いたそうです。
お客様のお墓は数年前に私が担当したお客様のお墓の近くでした。
その時既に墓石が傾いていたのを思い出しました。
既に夕刻だったこともあり、翌朝墓地で打合せすることになりました。
お客様のお墓の様子がこちらです。
ご覧の通り、お墓がすごい角度で傾いています。
一番右端のお墓の側には地面が陥没しています。
これらの原因は土葬です。
いつ倒れてしまうかわからない状態だったのですぐにお墓を建て替えることになりました。
お墓が傾くことが無いように、まず地盤改良を行います。
基礎をしっかりした後、お墓を建立していきます。
陥没も穴を埋め、転圧します。
完成がこちらです。
お墓はファイバーレジン施工でお手入れも楽なお墓になっています。
既存のお墓もこのように整理して据付ました。
お客様には大変喜んで頂きました。
童のおもひで
2023年06月06日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
丹波篠山市で句碑を建立しました。子供の頃の思い出を俳句にしたため、石に刻まれました。
岩さんの
石橋憩う
どじょうけむり
お客様にお話を伺うと「岩蔵という私の曾爺さんが昔、平たい大きな石を家の横にある溝の橋渡しにするため裏山から持ち帰った。昔のことやからエンジン付きの運搬車など無い時代に、ソリのようなものに乗せて汗だくになりながら山から運んできたのを子供の頃の記憶で覚えている」とのこと。
曾孫が溝に落ちたら大変と思い、苦心して運ばれたのでしょう。
岩蔵さんが渡した石橋の下で、人が通るたびにドジョウが砂煙を起こしているほのぼのとした様子が目に浮かびます。
天国から曾お爺様の「覚えてくれていて良いのを造ってくれたなぁ」という声が聞こえてくるようです。
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お社の建てかえ
2023年05月23日 08:00
本店の髙梨です。
お墓を新しくしたり、リフォームなどで工事したりというのは「お盆やお彼岸の前、またはご法事の前」とひとつの目安になる時期がございます。
しかし、同じお祀りするものとしての「お社」はいつ頃がよいのでしょうか。
先日、丹波市のお客様より「お社が古くボロボロになったので新しくしたい」とご依頼がありましたので、お伺いしました。
すでに宮司様の「御霊抜き(みたまぬき)」も済まして頂いており、そこにご神体は居られない状態でした。
築年数はもう50年?は経っていないかな~というくらい古くからご使用になられていたようでした。
コンクリートと瓦で造られたものでした。
今回は朽ちることのない「石」で再建させて頂きました。これでこれからの台風時期にも備えていけます。
お社をしっかりさせて、大切なご神体をずっとお護りしていかなければいけません。
お考えになられる時期としましては、新設はもちろんですが、建て替えは朽ちてしまう前にお護りできるようにしておきましょう。
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永代供養塔が出来ました
2023年04月28日 08:00
本店の髙梨です。
先日、多可町のご寺院様境内に永代供養塔を建てさせていただきました。
時代の流れでお墓の撤去が進み、多くなってきますと必然的にお骨の行き場所を探すことになります。
街に出ておられるご子息様の近くの供養墓か田舎の旦那寺の供養墓が多くされています。
今回のご寺院様も以前から檀家様数件から永代供養のお話、問い合わせなどをいただいており、この度建立ということになりました。
塔のシンボルは五輪塔にさせていただきました。
下部の台に納骨棚と合祀カロートを備えております。
「春は黄色やピンク、夏は緑色、秋は赤色、冬は白銀」と自然豊かな山あいは四季折々でいろいろな景色が変わっていきます。
このような場所でお墓に入られるのも、お墓へ参られるのも、心落ち着く「終の棲家」ではないでしょうか。
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念願の歌碑
2023年04月14日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
歌碑を作りたいとご依頼がありました。
篠山市今田町のお寺です。お客様は三田市にお住まいで、今田町出身の方です。今回歌碑を設置した周辺にある植栽は、その方が寄贈されたものです。
ご高齢で地元に形の残る物を残したいとご住職ともご相談されていて、今回のご依頼に至りました。
表裏の片歌、俳句はご自身の作品です。立派な感じにはせずに、風景に溶け込むようなイメージをされていました。ですので、碑も大きくなく、台もつけず直接地面に埋め込みました。
建立が冬でしたので、これからの季節が楽しみです。
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緩い地盤が気になったら
2023年04月10日 08:00
本店の髙梨です。
本日は多可町で行っています工事のご紹介です。
こちらの施主様は既存の巻石が歪んでいるのが前々から気なっておられました。
「地盤が緩い思うから、しっかりと直して、一から建てたい」とのお望みでした。
そこでまずはプロの地盤調査会社に委託し、スウェーデンサウンディング方式で調査。
地形図からも調査し、この墓地は昭和初期の段階では雑木林とあり、地形は扇状地。
良好な地盤ではありますが傾斜地の最下部で、隣地には池もあります。
土質は2.5m下まで粘土層が堆積しているという結果でした。
そういった地盤には「D-BOX」をおすすめします。これは簡単にいいますと「地盤改良」です。
四角いビニール製の土嚢袋に砕石を詰めていき、またその周りにも砕石で目詰めをして、
プレートランマーで転圧していきます。
何段積むかは地盤調査の結果によりますが、こちらの区画は2段施工しました。
そして、その上に通常施工のベタ基礎コンクリートのベースを打設します。
これでD-BOXによる改良工事は完了し、地盤は大丈夫です。
あとは石材工事にかかっていきます。
見えないところへの気遣いと対策は末永くお参りされる上でも大切なところです。
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