森田石材店ブログ - こんな工事もします -
御詠歌の石碑
2022年06月28日 09:00
代表の森田です。
お寺にはそれぞれ御詠歌があります。関西ではお葬儀後、西国三十三か所の御詠歌を四十九日間唱える風習があります。
私も父を送った際、毎日家族で唱えたのですが、それを期に「西国巡礼」を二年かけて回りました。
今回は、真言宗の延命寺様の御詠歌を石に刻ませてもらいました。
正面は御詠歌で、裏面は高野山金剛流御詠歌による布教を発願し会員を募られた経緯が記されています。
また、来年が三十三年に一度の「地蔵菩薩御本尊御開扉」の年でもあるので、この碑を建立されました。
除幕式の風景です。御祈祷ならびに会員の皆様で御詠歌を唱えられました。
向かって右側の方が、この碑の文字を書かれた「書道家の新井芳洋氏」です。
力強さと女性のやさしさも伝わる文字だなと思いました。
英霊碑から新しくなった永代供養塔
2022年05月24日 08:00
こんにちは、たんば篠山店の上山です。
ここ最近増えてきた永代供養塔がまた一つ完成しました。
以前は冥福塔という名の英霊碑があり、長年お祀りされてきましたが、時代の流れには逆らえず11名の遺品と遺芳録とともに新しい供養塔に移しました。
今までのようにこれからも末永くお祀りされていくことを願います。
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記念碑文字の色入れ(ペイント作業)
2022年05月11日 08:00
本店の中道です。
柏原町にある公園の碑の色入れ作業をしました。
長年の間に彫刻した文字の中に入っていた色がハゲたり、コケ・汚れがついて字が読めにくくなっていました。
一度キレイにしてほしいとのご依頼でした。
そのまま色を入れるには汚れが激しい状態でした。
汚れたままでは色を入れてもまたすぐに剝がれますので、一度剥離剤を塗ってから高圧洗浄機で洗浄します。
そうして、色をキレイに落としてから新たに色を入れました。
施工前
高圧洗浄機での洗浄
ブラシで色落としの仕上げ
洗浄・色落としの完成
色入れ
完成
キレイになったと喜んでいただけました。良いお手伝いが出来ました。
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土上げ~お墓じまいの準備~
2022年04月20日 08:00
滝野店の真下尚利(ましも)です。
今回はお墓じまいの準備です。
お墓じまいと言っても、土葬のお墓です。加西市の8軒のお客様からご依頼いただきました。小高い丘の頂上に土葬墓があり、ほとんどのお家が下った駐車場近くに納骨できるお墓を建てておられます。
6月工事なのですが、先日お性根抜きが終わり、それぞれのお家の方にお越しいただき、土を少しずつ取っていただき、納骨できるお墓に納めさせていただきました。
こちらが土葬墓になります。ご先祖様が眠っている所に墓印(石製)をお作りになっています。
なかなかの勾配があり、皆様は杖を持ったり、若い方と同行してもらって、これまではお参りされていました。また、息子達にここも守ってもらうのはという方もおられ、今回のお手伝いになりました。
少しずつ土を取ってもらい、袋に入れて納めました。6月に撤去させていただきます。
狛犬
2022年03月16日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回は加東市の神社の狛犬を新設させていただきました。
お墓をお世話になっている方が、神社に狛犬を寄贈したいとのお話で今回のご縁をいただきました。
狛犬は獅子や犬に似た日本の獣で、想像上の生物とされています。
神社や寺院の入口の両脇にあり、寺社に背を向け、参拝者と正対する形で置かれる事が多いです。
以前の狛犬は、長年の経年変化、おそらく近隣で採れる石を使用していたということもあり、お顔が崩れています。
台もバランス悪く、いつ倒れてもおかしくない状態でした。
狛犬の台は、たんば篠山店展示場のものをベースに作成しました。
本堂建屋の内に入れて、できるだけ狛犬が濡れないようにしたいというご意向でしたので、いつも以上に慎重に施工しました。
お詣りの方向から見て、右側「阿」は口を開いて発声し、左側「吽」は口を閉じて発声することから、吐く息と吸う息を表し、そこから、二人以上が一つの事をするときの微妙なタイミングや気持ちの一致の「阿吽の呼吸」を表しています。
それぞれの内側に「奉献」と彫刻し、後側に寄贈された方のお名前を彫らせていただきました。
大祭の際には、気持ちですが、お供えさせていただきました。
以前の狛犬も下の段に移動して、保存されることになりました。
入社以来、初めて狛犬作成のお手伝いをさせていただきました。喜んでいただき、ホッとしています。
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お墓参りを安全に
2022年03月11日 08:00
本店の髙梨です。
まずはこの写真をご覧ください。
とある墓地の前列の通路写真ですが、かなりの狭さで足元が危険です。
この度この段のお客様より依頼を頂戴いたしまして手摺りを設置することになりました。
他の段は既に設置されているところもあり、段ごとの自由のようです。
狭いところでは40㎝ほどしかなく、結構な狭さの通路幅です。
通路の内側に手摺りを設置すると余計に幅が狭くなりますので、通路の外側に設置。
もちろん基礎もしっかりとしないといけませんので型枠組みし、コンクリート打設工事を施工。
見違えるほどの通路になりました。皆さまのお墓は安全ですか?
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村からのお仕事
2022年02月28日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回は村からのご依頼の仕事が完成しましたので、そのご紹介です。
加東市の東条地区の村からのご依頼でした。
「山頂にあるお地蔵様とその建屋を麓にある薬師堂への移設」と「別の山で祀っておられる五体力を石で薬師堂に新設して欲しい」の2点が中心のお手伝いでした。
お地蔵までの道のりです。舗装されていませんが、車で近くまで行くことができました。でも、なかなかの山の奥でした。
移設するお地蔵様とその建屋です。
薬師堂の移設予定地です。ここにも別のお地蔵様があり、移設する建屋にお地蔵様を2体安置させていただくことになりました。
更地にしてから、作業を進めさせていただきました。
同時進行で、五体力の作成です。像をスケッチしたものを役員様にご覧いただき、ご了解の上、作成いたしました。
完成しました。
建屋は老朽していた木材は新調させていただきました。3カ月間かかった大工事が完成しました。
無事入魂式も終わり、お参りもしやすくなり、次の世代にもバトンを託すことができたと安堵されていました。
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墓石の撤去とブロック工事
2022年01月18日 08:00
本店の中道です。
昨年の暮れに墓石の撤去作業と土留めのブロック積みと階段工事をしました。
現場は整備されたコンクリートの階段があり、運搬機が上がるのが大変な現場での作業となりました。
撤去する墓石は、ご親戚の墓石なのですが、こちらの地域にはおられずお参りもされておりません。
このままでは、いずれどこのお墓なのか分からくなるので、今回お客様負担で整理される事になりました。
良いお手伝いが出来ました。
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灯籠の火袋を修繕しました。
2022年01月14日 08:00
今回のご紹介は、庭にある灯籠の修繕工事です。
灯籠の火袋にヒビがあり、前に傾き倒れそうな状態になっていました。
灯籠に灯す「火」は、魔除となるとされています。
火のもつ浄化や魔除の観念は今日でも世界各地で広くみられます。
古代ペルシャのゾロアスター教から各地へと広まった観念とも言われいます。ゾロアスター教は、またの名を「拝火教」ともい「火」自体が信仰の対象とされていました。
ゾロアスター教は、「鳥葬」で葬送されること有名ですが、現在では禁止されているそうです。
ゾロアスター教で「火葬」ではなく「鳥葬」にしていた理由としては、死体を不浄のものとして捉えていました。
その聖なる火で死体を焼くことは「火」を穢すことになるとの感があったそうです。
お客様からは、正月を迎えるまでに出来てよかったと喜んで頂けました。
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