森田石材店ブログ - 石工のひとりごと -
石張り検定
2018年06月26日 08:00
今年も兵庫県石工技能士会主催で「石張り検定」が行われました。私は本年も検定委員として審査をしました。
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栗石を使った基礎工事
2018年06月23日 08:00
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自然石に彫刻
2018年05月09日 08:00
代表の森田です。
石に文字を彫刻するのはサンドブラストという機械で、石材用の砂を吹き付けて彫ります。
切り石はきれいな平面なので、ゴムシートも貼りやすく、彫刻もしやすいのですが、自然石はゴツゴツした面に彫刻するため3倍の時間を費やします。
自然石の場合は、特殊ゴムのりを2.3回塗り重ねて、二日間ほど乾かします。それから「南無大師遍照金剛」の文字をカーボン紙で写し、文字のフチをカッターで切り込み、彫刻面を剥がします。くり抜いたところにエアーで砂を吹き付け彫っていきます。
太い線は深く彫り、細い線は浅く彫り、凹凸をつけて彫ります。ここが職人技ですね。
白い部分の特殊ゴムは水で溶けるので、剥がして完成です。
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谷積みと布積み
2018年04月24日 08:00
先日NHKを見ていたら「ニッポンに蒸気機関車が走った日」が再放送をしていました。
子供の頃は鉄道ファン(少しだけ)でしたので、興味深く見ていました。新橋から横浜までの線路工事を聞いてビックリ、山の手線の外側は海だったのですね。
このイラストの様に当時海だった場所に線路を敷いたそうです。
その理由は、品川周辺に鉄道建設反対であった薩摩藩(西郷隆盛)の屋敷があり、そこに線路を敷くことは不可能と判断し海沿いに作ったそうです。
私が感銘したのは、線路の左右の石積みです。明治3年から明治5年の2年間で工事を考えた場合、あらゆるところで納期短縮を考えたと思います。
その一つが、石積み工事です。強度の強い(谷積み)を海側に、強度は落ちるが工期短縮が図れる布積みを陸側に採用している。
これは手抜きじゃなくあらゆる状況の中で、最善の方法(工法)で用いている。
石積みを見られる際は、参考にして下さい。
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森田の基礎工事
2018年04月17日 08:00
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表面文字はお墓の顔です。
2018年03月08日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
弊社では、表面文字は基本的には義積書体を使うことが数多いです。
義積書体と言うのは、亡くなられて数十年になる丹波市の書家の先生で、書かれた文字を彫刻出来る文字に微修正しオリジナル書体として使っております。
他には、揮毫(きごう)の文字で岡田書体も使っておりました、この先生も一昨年にお亡くなりになり、もう書いていただく事も出来なくなりました。
先生は亡くなられても書はお墓として末代まで残る。どちらの書体もお墓の顔として良い文字で自信を持って勧められます。
元工場長の私としては、彫刻文字の彫りの深さにも気を配り満足して頂けるお墓になる事と思います。
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なぜお墓は昔から大切にされてきたの?
2017年11月15日 08:00
仕入れ担当の森田です。
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お墓を建てるときのポイント~あせらないで~
2017年07月30日 08:00
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聖の社会学
2017年05月19日 08:00
仕入れ担当の森田です。
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お地蔵さまの修復
2017年05月09日 08:00
只今、大規模な墓地の改修工事をさせてもらってます。墓地の入り口には必ず「六地蔵さま」がおられます。
六地蔵様は、あの世とこの世の境目におられて現世も来世も守ってくださっています。
さて、この墓地の六地蔵さまには、享保7年と刻まれていたので、約300年前のものです。是非ともこのお地蔵さまを使ってほしいご要望もあり、洗浄と修復を行いました。お地蔵様の光背の頭の部分が破損していた為、同じ石を探して修復しました。
今は色の違いがはっきりしていますが、年数が経つと近い色合いになるでしょう。
これから100年、200年とあの世とこの世の守り神としてお世話になります。
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