森田石材店ブログ - 石工のひとりごと -

花粉症

2011年03月04日 17:15

森田石材店
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今年は花粉はいつもの数倍飛んでいて、
花粉症の方にはつらい季節ですね。

社員の何人かも、くしゃみや、鼻をズルズルさせて
とても辛そうです。

現場に出る施工班はティッシュ1箱まるごと
持って出ていきます。

おまけに昨日と今日は雪がちらつく
とても寒い日でした。

施工班のみんな、
お疲れさまでした。

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石に新しい命を入れました。

2011年01月15日 17:17

森田石材店
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古くなった丸い石を加工し、灯籠の火袋部分を作りました。
火袋とは灯籠にロウソクの火を入れる部分です。

まず、石に大きな丸い穴を空け、火袋に欠かせない
『太陽』と『月』を彫りました。

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灯籠を建てるということは、灯りをともすことが最善の供養
であるという意味が込められています。

しかし、一日中毎日火を灯すことは大変です。
ですので、太陽と月は朝も昼も灯りを灯す意味で
灯籠に刻まれています。

皆さんもお墓に行った時には是非ご覧になってみてください。
おそらく刻まれているはずですよ。

で、早速据付に行きました。

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なんともいえない趣のある灯籠ができました!

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まぼろしの本御影石

2010年12月18日 06:45

森田石材店
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今、記念碑を手がけていますが、
なんと石は「まぼろしの本御影石」です。

六甲山からとれる御影石は、
みかげ石の呼び名の
発祥になった石なので歴史がありますが、
六甲山が国定公園に指定されてからは、
採掘不可能となり今やまぼろしの石となっています。

今回、縁あって文字を掘り込んでほしいとの依頼があり、
「開」という文字を彫刻しました。

とても迫力がある文字なので、
この迫力を損なわないように、
気合を入れて彫っています。

機械掘り(サンドブラスト)だけでは
キレのある文字にならないので、
手彫り工法も取り入れて彫っております。

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子供達の思いを刻んで

2010年08月21日 15:27

森田石材店
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8月21日
弊社本店近くの河土手に
今年も久下小学校の6年生を中心に
『恐竜アート』が完成しました。

今年はハート型の石の板に、
小学生が書いた寄せ書きを
刻んだものを作成しました。

朝からトラックで石を運び
クレーンでゆっくりと降ろします。
あとは、セメントの上に石を張り
微調整をしながら2枚の石を
ハート型になるよう合わせていきます。

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ハートの石の周りには色々な色のタイルを
子供達が貼って恐竜の形にしていきます。

出来上がった恐竜アートはコチラ↓↓

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皆さん、お疲れさまでした。

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お墓の水溜め

2010年03月13日 16:09

森田石材店
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お墓には水溜めといって、お水をお供えする
場所がついています。(神戸型の場合)

この部分に水が溜まって困るというお話を
よく伺います。

確かに水をためる所ですから、雨の後には
そこに水が溜まります。

長期間お墓参りに行かなければ、そこにコケ
が生えて掃除もしにくくなります。
(最近は磨いてあるのでしやすくはなった。)

最近はこの「水溜め」を不要というお客様が、
少しずつ増えてきました。
その場合には、そこは平らなままにします。
そして、湯のみを置いて代用されている様です。

湯のみやガラスのコップで代用されている場合に
一番困るのがカラスです。
器には食べ物が入っていると思っているのかも
知れません。

よくある話ですが、一長一短あります。
お墓を建てる時や、建替えの際に、この点も
お打合せ下さい。

後からやり直すのは大変ですからね。

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釈迦如来

2010年02月11日 16:09

森田石材店
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今月お寺の納骨堂のところに配置する
お釈迦さんの座像が完成しました。

とても穏やかな表情で、私も大満足です。

硬い石でいかに柔らかい曲線を描けるかが
勝負ですが、これはいいです。

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お地蔵さん作りました

2009年11月21日 11:52

森田石材店
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先日、お客様から

「可愛くておもしろいお地蔵さんが欲しい

とのご依頼がありました。

以前から可愛いお地蔵さんを作ってみたいと
思いつつなかなか機会がなく、やっとつくること
ができました。

さていよいよ作るとき・・・
頭の中のイメージは完璧だったのですが、
いざ四角い石を目の当たりにすると少々考えて
しまいました。

それでもイメージどおりにノミを入れていきました。

しばらくすると・・・

形ができるにつれて嬉しくなってきました。

特に顔を作るときには、何回も墨で書きこむのですが、
笑ってる顔を書くと自分も笑ってしまいます。

差し入れに来た妻が

「嬉しそうに作っとんやな~」

と言ったくらいです。

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↑ニヤニヤの私(^-^)

今回の出来栄えはまずまず。
気に入っていただければいいのですが。

嫁に出すのが少し寂しいです。

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ベンチ

2009年10月19日 15:33

森田石材店
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最近、古いものがいいものに見えて仕方ありません。
今回もそんな古い石を加工してみました。

西脇市にある神社の鳥居が新しく建て替わる
ということで、今まで建っていた古い鳥居が解体
され工場にやって来ました。

「このまま処分するのは”もったいない”・・・」

この鳥居が建てられたのは昭和16年。
その当時の鳥居は非常に高価なものだったと
思います。

寄贈された方の名前を少しでも長く残してあげたい!
そんな思いで考えついたのが、

鳥居のベンチです。

じゃ~ん!!

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早速、うちの女性事務員に座ってもらいました。
その感想は・・・

『なかなかgoodです(^-^)
でも冬はちょっぴりお尻が冷たいかも!?』

このベンチはふたたび神社に据えつけられます。
これに座って新しい鳥居を眺めてほしいですね。

どこかで見つけたら
是非一度座ってみてください。

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丹波の名作 第一話

2009年05月01日 16:28

森田石材店
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先日のこと友人から、

「『綿貫重吉(わたぬき じゅうきち)』さんの銘が
刻んであるお大師さん知ってるか?」

と聞かれました。

しかし、恥ずかしながら私はそんな作品が身近
にあることすら知りませんでした。

綿貫重吉は、祖父 森田藤四郎の親方でした。
丹波佐吉の弟子で、狛犬の名工であったと聞い
ています。

気になったので早速、見に行ってきました。

それがこちら↓↓↓↓↓↓

その仏像は話のとおり、とても優しく趣のある姿で、
地元の方も毎日お参りされているそうです。

その前に、


          
地元の方の信仰の対象になっているのですね。

お大師さんは左手に数珠、右手に剣をお持ちです。
不動明王の役目もされているのでしょうか。

この作品は、100年ぐらい前のものだと思います。
石は「おんじゃく石」(蛇紋石)。
今の養父市大屋から出る石です。

「おんじゃく」とは但馬地方の方言とのことです。
(調べましたがよく分かりません)

初代・森田藤四郎が残した作品も、
この「おんじゃく石」が多いです。

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技能グランプリーが終った~

2009年03月23日 16:23

森田石材店
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2日間にわたる10時間の戦いが終った。

ホッとした・・・・

が正直なところ悔しさもいっぱい湧いてきました。

自分の中では結構練習したつもりでしたが、
前回の優勝者に今回の練習量を聞いてみると
私の3倍だった。本当に驚きました。

すでにスタートで負けている・・・
意気込みが違う・・・

そして「練習でいかに本番の気持ちで取り組めるか。」
これで成果は大きく変わってきます。
分かりきっていることですが、それを実感しました。

本番中に叩いている最中に

「石の性格(石目)が少しずつ判ってきました。」

が、時すでに遅し・・・。
それに気がついたのはミスった後でした。

何をするにも取組む姿勢ですよね。(くやしい)

今回の課題で制限時間10時間というのは、
たいへん厳しいでしたが、そこがミソでした。

1.上手くつくるよりも、無駄を省くこと。
2.ダメな時はやり方を変える。
この繰り返しでした。

日常の仕事も同じことですね。

応援してくださった多くの皆さん、ありがとうございました。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く