森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
村の共同墓地に洋型のお墓
2021年07月28日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご紹介するのは洋型のお墓です。
村の共同墓地ではまだまだ洋型のお墓の少ないところも多いです。
今回施工したところもそういった墓地です。
そしてこの墓地では初のファイバーレジン施工です。
施工前の様子です。
こちらの墓地では既に基礎が立ち上がっているのでその上で巻石を据付ます。
既存の基礎の中もしっかりコンクリートを打設します。
墓石がこちらです。
今回の正面文字はお客様の好きな言葉にお客様考案の模様を入れました。
模様は滝野店スタッフの河合が描きました。
完成がこちらです。
当墓地初のファイバーレジン施工で、開眼式に参列された親戚の方にも大絶賛でした。
大変満足いただき、いい仕事が出来ました。
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境内墓地で再建立
2021年07月15日 08:00
今回は、今までお祭りしいた墓地を整理し、菩提寺の境内墓地で新しく建て直したお墓のご紹介です。
お客様が境内墓地へ移る理由としては、墓地への道のりが狭くて急勾配で足の調子も悪くなった事もあり、お墓に辿り着くのも大変だったとのこと。
また、一軒だけで見ている墓という事で、掃除も草刈りも自分ところだけでしないといけなく、これから引き継ぐ子供のことを考えると移るのがいいとの考えに至ったとのことでした。
墓石の裏には、土葬の塚があります。こちらの墓石は見ての通り傾きがあり不安定でしたので、古碑の下台を利用し台の上に竿石をまとめて整理しました。
中央には、これも古碑の部材を再利用して、水鉢と花立を設置。
山の中の墓地の代わりに、境内墓地へ新規墓石を建立。
駐車場からも近く、フラットな場所なのでお参りがしやすいところです。
お客様からは、新しいお墓が出来たのも嬉しかったけれど、古いお墓をきれいに整理してもらったことが何よりよかったと。
特にご両親のお墓はご兄弟と一緒に建てたとの事もあり、処分せずに残して置いてよかったと。
これで先祖も喜んでいるでしょうと喜んで頂けました。
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寺院墓地での施工
2021年07月06日 08:00
滝野店の中村です。
今回のご依頼は寺院墓地でのお仕事です。
寺院墓地ではよくあることですが、通路が狭く重機が通らない事が多いです。
今回の寺院は一部狭い所があるのですが、それ以前にお墓までの通路が傷付きやすいので重機ではなく軽トラや、ネコと呼ばれる器具で運びました。
完成がこちらです。
今回のお客様は新宅ということもあり、自分の好きな家紋を入れたいとのご希望があり「剣片喰」という家紋を選択されました。
片喰は非常に生命力の強い植物なので世襲を大事にしていた武将に好まれていた家紋です。
また前延と墓石の隙間を無くして大きめの拝石を設置することで、ゆったりとお参りが出来、草も生えにくいお墓になっております。
ご当家にも大変満足頂きました。
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神道のお墓
2021年06月29日 08:00
本店の中道です。
神道のお墓の工事をしました。
神道の墓石の特徴は、石塔の頭の形がトキン型といわれる尖がった形になっています。
三種の神器と言われる「鏡・玉・剣」のひとつ剣を模しています。
また、墓石の手前の家紋が彫刻されているのは「八足台」と言って榊をお供えする台があります。
外柵の組み立て。コーナーには金具を取り付けます。
外柵の完成。カロート(納骨堂)の据え付け。
石塔の組み立て
防草施工のファイバーレジンで仕上げます。(骨材:五色砂利))
完成
埋葬祭も無事終わりました。
良いお手伝いが出来ました。
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ファイバーレジンとリフォーム工事
2021年06月25日 08:00
今回は、ファイバーレジンとリフォーム工事のご紹介です。
お客様からは、お墓を建てて20年が過ぎて、いろんなところが気になり出したので、リフォームをしたいとのことでした。
ご要望は、
①防草対策
②ペイントの剥離
③ローソク立てのはみ出し
④花立と水鉢の隙間なくし
⑤お地蔵様の花立
⑤灯籠の下の汚れ落とし
灯籠は普段動かく事が出来ないので、掃除が出来ない場所の一つ。
今回は、灯籠を外して門柱を水洗いしました。
お地蔵様の前は、地刺しの花立と線香立がありましたが、石で作った簡易の花立・線香立を設置。安定感と一体感が生まれました。
水鉢台には、ロウソク立てがはみ出しながら申し訳なさそうに乗っていましたが、台を大きくしはみ出しを解消。
お客様からは、ローソク立てがはみ出しが無くなったのと、以前から気になっていた花立の隙間がなくなってピッタリと引っ付いて気持ちがいい。
灯籠も自分たちでは、動かして掃除することもできないけど、専門家にきれいにしてもらえて良かった。
ペイントもきれいになり何もかもピカピカになって、長年気になっていたところが解消し、スッキリしたと頂けました。
お骨は土に還る
2021年06月21日 13:09
こんにちは。本店の義積です。
先日山南町梶の也足寺さんに撮影に出かけました。
こちらの池には睡蓮がたくさん咲いているのですが、黄色の睡蓮が咲いています。
ピンク色、白色はよく見るのですが黄色はこの辺りではここでしか見たことがありません。
今が一番良い季節ですので、お近くにお越し際は是非ごらんください。
なお咲くのは午前中ですので、お気をつけてお越しくださいませ。
さて、今日はカロート(納骨堂)のお話です。
葬儀を担当したお客様と納骨の時の骨袋の案内をしました。
しかし、お客様のお墓のカロート(納骨堂)には骨壺のままお骨が入っていたそうです。
めったに開けることがないので、今回初めて目にされたそうです。
「どっちが正しいの?」の質問を受けました。
答えは、骨袋でも骨壷でも間違っているわけではありません。
関東ではすべての遺骨を入れるため、骨壺の大きさは7寸程度の大きめの骨壺を使用します。
そして骨壺のまま納骨されます。
一方関西の場合は、骨壺は3寸~5寸程度と小さめの骨壺を使用します。
お墓のカロートは小さく、納骨の際は骨壺から遺骨を出してさらしと呼ばれる木綿の袋状のもの(骨袋)に入れかえて納骨します。
ちなみに納骨部分はこのような感じです。
↑お墓の下のカロート(納骨堂)部分は、あえて土のままです。
※最終的に土の部分には竜山石の粒が敷き詰められます。
↑カロートの上に墓石等が積まれ石塔が作られます。
お骨が土に戻りやすいように、内部は土でできています。
今回のお客様は、今回ご葬儀をしたお父様、お墓に骨壺で納められていたお爺様、お婆様のお骨も骨袋に入れ直してご納骨されます。
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お寺のお墓
2021年06月11日 08:00
滝野店の真下尚利(ましも ひさとし)です。
今回はお寺のお墓です。ご住職のお婆様・お母様が入られる寺族墓を建立させていただきました。
檀家様も含め、昔から大変お世話になっているお寺からのご依頼です。お二人だけ入られるお墓で、お母様はオシャレな方で和風墓よりデザイン墓の方が良いとの事で工事させていただきました。
工事前です。他の石屋さんで建てられた巻石はあったのですが、石同士が金具固定されていなかった為にズレたり、下に落ちていたりしていました。
また、1年がかりのお話でしたので、雪が降った画像もあったので見てください。
巻石同士を金具固定して、デザイン墓を建てさせていただきました。
開眼式は、他寺のご住職の参列もありました。
皆様お寺の方だったので、全員で読経され、とてもおごそかな雰囲気の開眼式でした。
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よくできました。
2021年06月08日 08:00
本店の髙梨です。
建立させていただきましたお墓をご紹介致します。
お客様のご要望は「小さくて、丸いお墓。球体のお墓」ということでした。
今までいろいろな形のお墓を作らせて頂きましたが、おそらく僕は球体は初めてのような気がします。
敷地も広いため大きさや配置も考え、なによりも施工方法を考えてから作図致しました。
通常の墓石なら面同士を免震とコーキングボンド接着しますが、今回は何と言っても球体ですので設置は点になります。
ですので、球体の底部に穴を開け芯棒(ピン)で繋ぐ工法にしました。
頭や図案では構想出来ますが、いざ実物になるとやはり微妙な調整は必要になります。
そこは経験。技術部の腕は見事でした。
お客様はもちろんのこと、僕も誇らしく思えるお墓になりました。
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神道型の墓石
2021年06月07日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、神道型墓石で建立されたお客様のご紹介です。
ここ丹波の地域だけでなく、多くの日本人が仏教徒です。
その他、神道系・キリスト教系・諸教があるわけですが、今回は神道系の方でした。
仏教徒に比べると、少ないのでは?と思うかもしれませんが、文化庁『宗教年鑑』令和2年(2020年)版によると、各宗教の信者数は、2019年12月31日時点で、神道系が8895万9345人(48.6%)、仏教系が8483万5110人(46.3%)、と実はあまり変わらないようです。
さて、お墓の話へもどりまして、お墓の形に違いはあるのでしょうか。
↑兵庫県で一般的な形。当社では「神戸型」と呼んでいます。
竿石という縦長の石の頭は平らになっている点、真ん中には、供物台・線香立・水溜があります。
「神道型」
竿石の上部は、三種の神器の一つ「剣」を表し四面を斜めに切って三角形になっています。
真ん中の供物台には線香立や水を入れる水溜はなく、八足台をイメージした形になってるのは一般の形とは違う点です。
彫刻する際にも、仏教の場合は「〇〇家之墓」と正面に彫りますが、信徒の場合は「〇〇家奥城」「〇〇家之奥津城」等と彫刻することがあります。
工事の様子を少し。
今回建てるのは、山の中のちょっと上。
機材はお墓の近くまで行けないところです。大きな石材を慎重に上へ運びます。
ランマーで転圧し、踏み固めます。納骨堂になる延石を組み合わせます。
慎重に墓石を乗せていき、下の台と上の台の間に、上の台と竿石の間には免震施工もしっかり施し完成です。
お客様からは、「狭い場所に具合よく据え付けてくれた」と喜んでいただけました。
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