森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
土に還す
2021年12月02日 08:00

本店の髙梨です。
先日、お墓の撤去工事をさせていただきました。
事前に墓地に納骨されているお骨は2体分とお伺いしておりましたので、ちゃんとお骨上げも出来ました。
お寺の永代供養に納められるとのことですので、骨壺に移し替える作業をしました。
その時の写真です。
左に見えているものは新しい般若心経の骨袋です。その右側はお骨を納めていた袋で、もう既に朽ちてしまっていて、お骨も外に出てしまっていました。
そして、問題はその上に見えている無地の袋ですが…
これにもう1体分のお骨が納められていました。
が、全く朽ちることもなく、お骨は一切、土に還っていくような感じではなく、そのままの状態で残っていました。
これでは、いつになっても自然に還すことは出来ません。
これの原因は、骨袋です。
朽ちている方の骨袋は「さらし」で出来ています。
一方、そのまま残っている無地の袋は生地が「化繊」で出来ています。
これが大きな違いになってきます。
※骨壺(木箱)を包んでいるものが化繊です
このあたりでは、仏様(お骨)は自然に還っていただくのが本質とされています。(地域の風習によりますが)
ですから、やはりちゃんとした作法で納骨供養をされるようにお気をつけください。
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植栽と古碑を整理して墓石建立
2021年12月01日 08:00

篠山店の園中です。
今回のご紹介は、通路にあった植栽を取り除き、広々とした場所になったお墓をご紹介します。
ご要望としては、通路にある植栽の撤去と古い碑を整理しまとめてしまいたい。
お墓に参るのも、段差があり登るのも大変なので、階段を付けて欲しいとのことでした。
既存の墓石・外柵を撤去後ランマで踏み固めます。鉄筋を配置します。
コンクリートベースの完成です。
既存の延石を再利用し、通路の土留め石としました。
お客様からは、前にあった植栽がなくなり、通路を広々と使えるようになった。
これまで、なんとなく閉塞感があったお墓だけど、前にあった植栽がなくり、階段を広く取ってくれたので、入りやすくて、拝みやすいお墓になった。
前が開けてスッキリし開放感のあるお墓になりましたと。
一周忌の法事にまでに、綺麗になってよかったと、喜んで頂けました。
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自然な風合いを残したお墓
2021年11月22日 08:00

滝野店の中村です。
今回はお墓のリフォームのご紹介です。
こちらのお客様のお墓は故人様のご両親のお墓(夫婦墓)とお地蔵様がありました。
既にあるご両親のお墓(夫婦墓)の台石を利用して、新たに代々墓を建立しました。
元々敷地を囲んでいた玉石を綺麗に据え直して新たな舞台を作りました。
墓石の周りある苔は周囲の風景ともマッチしていたのでそのまま移植いたしました。
完成がこちらです。
特に意図しておりませんでしたが、ご両親のお墓の竿石(墓石の戒名が彫刻してある部分)の前にお地蔵様を据えたところ「おじちゃん、おばあちゃんが赤ちゃんを抱っこしてるみたいで微笑ましい」を喜んで頂きました。
お客様の声も頂戴したのでご紹介します。
最近野面積みのお墓は減ってきましたがとても趣きあり、いいお手伝いが出来ました。
百ヶ日での墓石建立
2021年11月11日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、百か日法要までに洋墓のお墓をし、ご納骨をされた方のご紹介です。
ご希望の洋墓の形は、敷地の面積も大きくないので、小さくて安らぎを感じるお墓をイメージされていました。
ちょうど展示していた洋墓が、イメージに近くその洋墓で決めて頂きました。
それともう一つご要望として、お隣でされているお墓が、ファイバーレジンをされているのを見て、掃除がしやすそうだと言うことで、ファイバーレジンもする事になりました。
工事前、ユンボを使い掘り起こします。
栗石の上に砕石を敷きランマーで固めます。
コンクリートを流し込みます。延石を組合せステンレスの金具で固定します。
外柵とカロートの完成です。ファイバーレジンをして完成です。
お客様からは「無事百か日の法要に間に合い、納骨が出来てこれでひと段落着けました」
「コンパクトに、まとまったいいお墓が出来た」と喜んで頂けました。
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草が生えないお墓
2021年10月21日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、小さな敷地面積(間口1.5m・奥行1.3m)を出来るだけ有効に使ったお墓をご紹介致します。
ご要望は、地震で倒れるのが心配なので背の低いお墓にして、出来るだけ管理がしやすく草が生えないお墓にして欲しいとのご希望でした。
施工前~土を掘り起こします。
栗石を入れ、その上に砕石を敷き詰めます。
ランマーで転圧します。基礎の型枠を組み配筋します。
コンクリートを流し込みます。
延石を組み合わせ、ステンレスの金具でしっかり固定します。
完成です。
狭い所だと思っていたけど、拝む場所もしっかりとあるし、コンパクトにまとまって、全体的に一体化していて、とても気に入っている。
家から近いこともありますが、お墓が出来てから週に2回ぐらいのペースでお参りに行っていますと、喜んで頂けました。
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既存の墓石を使用したリフォーム工事
2021年10月12日 08:00

滝野店の中村です。
今回のお客様はタイトルの通り、今あるお墓を使ってリフォーム工事を致しました。
お客様の区画には五輪塔と先代の夫婦墓がありました。
しかし残りのスペースを考えると、新たに石塔を建立するのは不可能でした。
かと言って今ある墓石を処分してしまうようなことはしたくない…。
そこで今回は今ある夫婦墓の竿石(戒名が彫刻してある部材)のみ新規のものに交換して、「○○家之墓」と彫刻して代々墓としてリフォーム工事をすることをご提案しました。
施工前の様子です。
今回はこの部材のみ新しくしました。
墓石は一度解体して据え直します。
代々墓のカロートも新調しました。
カロートはお馴染みの竜山石です。
完成がこちらです。
お客様こだわりのお墓に生まれ変わりました。
大変喜んで頂き、いい仕事が出来ました。
追記
先日こちらの施主様よりありがたいお声頂きましたのでご紹介します。
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お客様の声を頂きました⑪(竹安様)
2021年10月05日 08:00

本店の中道です。
お客様の声をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
昨年2020年の8月にお父様を亡くされ、49日の満中陰の時には仮埋葬をされておりました。
今回、一周忌のご法事に合わせてのお墓の建立をしました。
最近お墓の建立時期で多いのがやはり一周忌に合わせてが一番多いです。
次に100ヵ日、3回忌が同じくらいの傾向があります。
施工前(仮埋葬)
ベース打設部分の根堀
配筋し、コンクリートを流し込みます。
外柵の組み立て。コーナーにL型の金具を取り付けます。
カロートを据え付け、転圧します。
石塔建立
仕上げにファイバーRをして完成
一周忌のご法事の様子。
お客様の声
竹安さま有難うございました。
今後ともよろしくお願い致します。
傾き修繕と対策(完成編)
2021年10月01日 08:00

篠山店の園中です。
今回は、前回の「傾き修繕と対策」の続きをご紹介します。
古いお墓の整理も、同時にご依頼を受けました。
ご要望の内容は、
① 毎回、抱えて櫁と花を持って行くのが大変なので、たくさんの古い碑をまとめて、花立を一カ所で済むようにしたい。
②裏の土手が崩れて土が落ちてくるのを止めて欲しい。
③落ち葉の掃除が大変なので、表面をコンクリートで仕上げて欲しい。
ブロックの階段を撤去し、延石で階段を作り、古碑は台石を撤去し竿石だけを階段状の台に集め花立を中心に配置しました。
古碑の台石は処分ではなく、土留めに使用しました。こうすることで処分代が節約され土留めでが出来て一石二鳥です。
墓石の方にもどりまして…延石はコーナーにステンレス製の金具を取付固定。
ランマーで転圧し踏み固めます。
区画は、既存延石を研磨し再据付。
研磨することで汚れが落ち、お客様に「新品に変えてくれたの?」と言われるくらい、見違えるほどきれいになりました。
お客様からは、傾いていた灯籠がずーっと気になっていて、それを直して欲しいと思い相談をしたら、色々と直したい所が出て来ました。
思ったより大掛かりな工事になりましけど、完成したお墓を見たら、見違えるほどよくなって、ホント気持ちいいお墓になった。
みんなに見てもらいたい自慢のお墓になったと喜んで頂けました。