森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
水が入らないお墓~信頼棺~
2021年03月19日 08:00
滝野店・篠山店の真下(ましも)です。
今回は、水が入らないお墓を建立させていただいたお話です。
どこに水が入らないかと言いますと、お骨を納める「納骨堂」です。
別名「カロート」とも言います。
ご存知ない方が多いと思いますが、実は納骨堂に雨水が入るのです。
多くはないですが、ご納骨の時に、お骨が水に浸かっている場面に遭遇します。
原因はいくつか考えられますが、そのひとつが雨水です。
このお墓は雨水が侵入しない構造のお墓です。
その名も「信頼棺」と言います。
特許がありますので、どこの石屋さんでも作れるお墓ではありません。
施工前です。
白く見える石が納骨堂です。今回は兵庫県高砂市の「竜山石」で作成させていただきました。
お墓すべてが一枚の石に乗っているのがポイントです。
それ以外にも見えないですが、水が侵入しない細工が施されています。
よろしければ展示場でご説明いたします。
完成しました。
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お墓の相談会が始まります
2021年03月17日 08:00
こんにちは
本店の山末です。
花粉症真っただ中の季節ですね。私の周りでも目がかゆそうな方、くしゃみをよくする方…。
症状は様々ですが、皆さん苦労されております。
私はヒノキ系がダメなのでもうそろそろ目のあたりがかゆくなってきそうでいやです…。
さて、今週末から3店舗同にお墓の相談会が開催されます。
期間は、3月20日(土)~3月28日(日)まで。
伝統的な和型から、デザイン墓石まで3店舗合わせると、約125基もの墓石を展示しております。
ご先祖様のお墓が沢山ありまとめたい…
お墓の雑草が生えてきて何とかしてほしい…
その他、お仏壇の相談なども承ります。どうぞご来店ください。
仮埋葬から墓石建立へ
2021年03月12日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、仮の埋葬から新しいお墓をしたお客様のご紹介です。
(仮埋葬の状態:小さな石の下に容器に入れたお骨を納めています)
お客様からの要望は、お墓に降り注いだ落ち葉の掃除を簡単にして欲しいとのただ一点でした。
区画内を掘り起こします。栗石を敷きます。
ランマーで転圧します。型枠をし鉄筋を組みます。
10cm以上のコンクリートを流し入れます。バイブレーターを使いコンクリート内の空気を抜きます。
コンクリートベースの完了です。延石の組み合わせ部分にはステンレス製の金具を取付け、しっかり固定。
余談ですが年月が古い区画の場合は、金具がなくズレている場合があります。
金具は新規だけでなく、古い延べ石にも取付けることができます。
気になる方は点検いたしますので、お声がけ下さい。
お骨を納める納骨堂を据付、墓石・霊標・塔婆立等を配置します。
防草対策のファイバーレジンを施工して完成。
お客様からは、落ち葉も簡単に取り除けそうで、掃除も楽そうと気に入ってもらいました。
仮の埋葬をしてから13回忌での建立となりましたが、法事の節目で仮の埋葬から新しいお墓に納骨が出来て良かったと喜んで頂けました。
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水の入らないお墓~洋墓編~
2021年03月03日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご依頼いただきましたお客様のお墓は、すでに外柵はお造りになられていました。
その外柵を使って、その上に洋風のお墓を建てることになりました。
施工前の様子です。
20年程前に当社で施工した外柵です。
大きな傾きもなく、修復の必要もありません。
ただ今回はファイバーレジン施工も行うので一旦表面の土をすき取り転圧します。
水の入らないお墓『信頼棺®』なのでカロート(納骨室)もしっかりと施工します。
ファイバーレジン施工をして完成です。
家族皆様の想いがいっぱい詰まったお墓が完成しました。
大変喜んでいただき感無量です。
追記(2021年3月3日)
こちらのお客様からは大変ありがたい声を頂きましたのでご紹介します。
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擁壁ブロック工事
2021年02月22日 08:00
古碑整理と墓石建立
2021年02月18日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、古い石碑をギュッとコンパクトにまとめて管理のしやすいお墓になったお客様のご紹介です。
お客様からは、30基以上ある石碑のとにかく管理が大変。
お盆や法事の時には、抱え切れないほどの花とシキビを持って行って一基ごとに刺しています。
広い敷地には、たくさんの落ち葉が降り注ぎ、それを行く度に取り除い掃除をしています。
だからといって、先祖から受け継いだお墓を簡単に処分してしまおうという気にもなれないと。
そこで今回は、古い碑をすべていったん解体しまとめて据え直すことになりました。
もともとあった2段の石積みはそのまま再利用。
墓石の左に台を新設し古碑の竿石だけをまとめて並べ、真ん中に花立をひとつ。
落葉掃除が大変なので、空いている区画にはコンクリートを塗り、ほうきで掃けるようにしました。
コンパクトにまとまったお墓を見て、こんなにスッキリとまとまるとは思っていなかった。
これからは、手間も掛からずに掃除も出来きそう。
それに、自分の代で古い先祖のお墓を処分しないでよかった。
管理のしやすいお墓になったと喜んで頂けました。
伊達冠石の墓石
2021年01月26日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、伊達冠石をとっても気に入って頂けたお客様のご紹介です。
伊達冠石とは、宮城県伊具郡丸森町の大蔵山でしか採れない珍しい石です。
伊達冠石の黒檀色は徐々に鉄褐色へ変化していき、移り変わっていくさまを味わえる魅力のある石と説明すると興味を持って頂きました。
自然のありのままの姿を残したところも面白いし、お参りに行く度に変化を楽しめるお墓って、かっこいいと気に入って頂きました。
建立する場所。古い碑が多数立っていますが、古碑は撤去し霊標に仏様を刻みます。
そうするとこの広さ全てを使う必要もなくなるので、内に巻石を付け墓石をコンパクトにまとめることになりました。
土を掘り起こし、基礎を作っていきます。
栗石を敷き、採石を入れてランマーで転圧します。
型枠を組み鉄筋を配置。コンクリートを流し込みます。
延石を配置し、延石の組み合わせ部分にステンレス製の金具を取付。墓石の下にくるように納骨堂を配置。
区画内に砕石を入れ、ランマーで転圧。それぞれの部材を配置していきます。
最後に区画のまわりに砕石を入れて、防草対策のファイバーレジンを施工。
これで完成。お客様からは、霊標と外柵が、完全に磨きを掛けず艶が出ていない水磨き仕上げな所が、伊達冠の味わいと調和された仕上げになっていると喜んで頂けました。