森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
お客様の声をいただきました⑦ Y・Uさま
2020年10月29日 08:00
わいの墓
2020年10月28日 08:00

本店の髙梨です。
先日、昔から墓地のお仕事で大変お世話になった方のお墓をさせて頂きました。
当時はまだまだお元気で、しかも新宅さんだったので仏さまを祀るお墓は必要ありませんでしたので、
「ワシが死んだらお前に頼むように(家族に)言うとくからな。ワシの墓はこんな綺麗に磨いたやつやなくて、自然な感じの石のお墓にしてくれな。ほんで前には『わいの墓』って彫ってくれるだけでええわ(笑)ほんでお前が納めたらええから」
と聞いておりました。
それから十数年、年に2、3度くらいはお出会いさせて頂いてたでしょうか。
ある時息子様がご来店され「そろそろお墓要るかもな」とおっしゃり、
「親父からなんか聞いてるやろ?どんなんするかを」
ということでご提案を進めていきました。
それから約10ヶ月の「お大師さんの日」にその方は逝かれました。
真言宗の檀家さんでお大師さんの日(21日)の亡くなられるなんて…と息子様とお話して、正面文字は
真言宗のお題目にしました。
さすがに「わいの墓」は回避させて頂きました。
100ヶ日供養の日に入魂をし、約束通り納骨させて頂きました。
本当に大きなご縁を頂きました。ありがとうございました。
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墓地区画のリフォーム
2020年10月27日 08:00

篠山店の園中です。
今回のご紹介は、一周忌法事に合わせてご依頼を受けたリフォーム工事です。
お客様と同じ共同墓地でファイバーレジン施工をしているところもあり、区画前の拝み場所も含めて同じように草が生えないようにして欲しい。
それと墓石前のアプローチ部分の修繕のご依頼でした。
上から見た区画は、扇形になっており、階段からの入口の延石のズレと段差があるのがわかります。
新しくするイメージはこんな感じ。R入口で一段低い段をつけます。イメージ通りになるか…
周囲の土を掘り起こし転圧します。
鉄筋を配置します。
10cm以上のコンクリートを流し込みます。
コンクリートベースの完成です。
延石がズレないように金具で固定。
ファイバーレジンを敷きつめて完成です。
お客様からは、階段からの入り口も思った様に仕上がってよかった。
この時期は、落ち葉が多くどうやってもきれいにならなかった。
これならほうきで、さっさっさと掃除が出来き、きれいになると喜んで頂けました。
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霊標の拓本
2020年10月26日 08:00
滝野店の吉田です。
霊標の追加彫刻をするときに、以前の御戒名の拓本をよくとらせていただきます。
写真の霊標は、建立後50年程度経過しており彫刻部分の色も落ちており近くに寄っても彫刻内容が分かりづらい状態です。
拓本の取り方には、乾拓法と湿拓法とがあります。
50年前とはいえ御影石の霊標ですので、乾拓法にて十分判明可能な拓本がとれます。
やり方は、霊標に紙を当てて動かないように固定して上からクレヨン・鉛筆などでこすっていきますと文字が浮き出てまいります。
昔はもちろん全部手書きですから趣のある拓本が出来上がります。
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お客様の声をいただきました⑥ 渕上さま
2020年10月08日 08:00
土葬墓地に代々墓~「埋め墓」と「参り墓」
2020年09月18日 08:00

たんば篠山店・滝野店の真下(ましも)です。
今回は、土葬墓地に代々墓を建てさせていただきました。
こちらの地区は、火葬になった現在でも、もともと土葬されている所に納骨されています。こちらを一般的に「埋め墓」と言う事が多いです。
一方、お参りしやすい場所に納骨しないお墓が別にあります。こちらは一般的に「参り墓・詣り墓(まいりはか)」と言う事が多く、この地区では「無所」と言うそうです。
このような、お墓の事を「両墓制」と言います。
「埋め墓」の施工前です。
左にあるお地蔵様です。こちらのお地蔵様を「参り墓」に移動します。
火葬のお骨と土を取らせていただき、納めました。
皆様が今後入っていただく、お墓ができました。
こちらが「参り墓」です。
「参り墓」のお手伝いは、霊標の彫刻、洗浄、色入れ、石の隙間の目地入れ、灯籠のグラつき直し、そしてお地蔵様の移設です。
キレイになりました。
目地を入れました。
お地蔵様を移設しました。洗浄しましたので、とてもキレイになったと思います。
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草がすごい
2020年09月07日 08:00

こんにちは、篠山店の上山です。
先月に完成したお墓づくりです。
お客様からのご希望は「草の対策とお参りしやすいお墓を、でも周りとの兼ね合いもあるので出来る限り現状の部材を使ってほしい」でした。
数十年前に造成された墓地ですが、確かに草がすごい。ススキ?シバ?茅(かや)?に周りから攻められています。
区画内の真砂土には長年の草たちの根がはびこり放題です。
ベタ基礎は必須です、少しの隙間でも突き抜けてきそうな草たちです。
拝み場は石張り、墓所はファイバーレジン施工
周りにお墓が建ち始めると、だいぶ雰囲気が変ってくると思うのですが…。
頑張って営業していく必要がありますね。
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1700年前から使われている石の納骨堂
2020年09月01日 08:00

滝野店の中村です。
今回お世話になったお客様は夫婦墓を建立されました。
当初国産石材での墓石建立を検討されていましたが、ご予算の都合上かないませんでした。
しかし、
「墓石本体は外国産でも、直接ご遺骨を収める部分の納骨堂(カロート)を国産にされてはいかがでしょうか?」
という私の提案に賛同いただき、納骨堂を国産石材に致しました。
納骨堂に採用した石は「竜山石」という石です。
竜山石は地元兵庫県の高砂市(宝殿)で採掘される石です。
この石、実は1700年前から石の棺として使われている日本で最も歴史のある石です。
古墳時代には権力者の石の棺のほとんどにこの石が使われた為、「大王の石」とも呼ばれています。
私の住んでいる丹波篠山市の雲部車塚古墳の石棺もこの竜山石が使われています。
竜山石の特徴は、均質で粘りがあり、細かい加工が可能です。耐火性に富み、風化しにくい石です。
石色も青色・黄色・赤色(希少)の3色があり、水磨きをする事でやさしい肌ざわりを得ることができます。
今回制作した竜山石の納骨堂(カロート)がこちらです。
温かみのある黄色を採用しました。
納骨堂(カロート)は地中にある為、見た目では全く分からないですが、是非こだわって欲しいところです。
お客様の声を頂きました⑤(S.Y様)
2020年08月27日 08:00