森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
墓石建立にあわせ土葬墓地も整備
2019年11月14日 08:00
篠山店の園中です。
今日は隣接している土葬墓地をファイバーレジンにしたお話です。
今回のご要望は
①亡くなったお父さんが建てた祖父母のお墓なので、残して置きたい。
②ブロック下の隙間があり、ガタガタで汚らしいのできれいにしたい。
③隣接している土葬墓地を掃除しやすくして欲しい。
工事前の土葬墓地
ランマーで転圧します。
砕石を敷き転圧します。
納骨堂と鉄筋を配置します。
基礎工事です。流し込んだコンクリートにバイブレーターを使用し空気を追い出します。
延べ石と延べ石の組み合わせの所は、ステンレスの金具を取り付けます。
土葬墓地は整地し花立を取り付け、ファイバーレジンの下地にバラスを敷きます。
完成:前列 代々墓と夫婦墓
完成:後列
土葬墓地お客様からは「これで草の心配もなくなり助かります。また、笹の落ち葉もこれで簡単にほうきでそうじが出来そう」と。
そして、何より「お墓が明るくなって良かった。土の色のせいかお墓全体が暗〜い感じがしていたのがファイバーレジン(大和ざくら)にしたおかげでパッと明るくなった」と喜んで頂きました。
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昔ながらの夫婦墓
2019年11月11日 08:00
本店の高橋です。
以前に、今でも伝統的な夫婦墓を建てることが多いと記事に書かせて頂きました。
写真でご覧のお墓が今回のお手伝いとなります。
たくさん居られるご先祖様を右端の五輪塔で供養されて、三代前の方々の夫婦墓が3基建てられています。
もうこれ以上お墓を建てるスペースはありません。
この場合、五輪塔は残し夫婦墓3基を処分して代々墓と霊標を新規に建てるのが一般的かと思われます。
そうすれば、この先もう新たに墓石を建てる必要はなくなり、霊標に戒名を刻んでゆけば済みます。
こちらのお施主様がお選びになられた今回の墓石はやっぱり夫婦墓でした。
3基ある夫婦墓の古いほうの2基は処分し、その戒名を五輪塔に刻みます。
左端の一番新しい夫婦墓を右側に移設して残します。
空いた左側のスペースに今回の夫婦墓を建て、そのさらに左に将来の分のスペースを設けました。
その場所はご自分たちの分です。お施主様は夫婦墓のほうが馴染むとのことでした。
物事の判断、特に祭祀事に関しては合理的・経済的が尺度とは成りえないと勉強になりました。
今回も良いお手伝いが出来ました。
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お花の彫刻
2019年11月02日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
先日、建立させていただいたお墓の話です。
今流行りのデザイン墓で契約いただきました。その中で花のデザインのご依頼いただきました。
デザイン墓の形はいろんな案がでましたが、篠山店展示デザインをベースに決まりました。
お花のデザインは「ひまわり」などありましたが「すずらん」になりました。
大きさなど篠山店展示に貼って打ち合わせしました。
出来上がりがこんな感じになりました。
彫刻の職人には仮で彫刻してもらったり手間をかけてしまいましたが、お客様は想像以上の仕上がりに大変満足されました。
私も良い経験をさせていただきました。
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細長〜い敷地の墓地
2019年10月28日 08:00
篠山店の園中です。
今日は細長〜い敷地の墓地を管理しやすくしたお話です。
このような敷地になったのは、夫婦ごとに一墓づつ建てることを想定した墓地作りだったので細長〜い敷地になったそうです。
場所は、赤線の範囲(巾約6m)です。
今回のご要望は「どこともお墓の下にお骨を納めるようにしているので、自分達も同じようにしたい」とのご希望でした。
今までの仏さんはすべて土葬だったので、お骨をお墓の下に納める事を想定していないお墓でした。
また、古い墓を処分するのは忍び無いと言うことで残すこととなりました。
そして、余った敷地も含めて草が生えないようにして欲しいと。
ちなみに、こちらが土葬をしていた墓地です。この辺り丹波の地域は、30年ほど前まで土葬が多かったようです。
では、工事を。
ランマーで転圧します。
納骨堂です。この上に墓石が建ちます。
下の台から丁寧に墓石を建てていきます。
最後にファイバーレジン施工をいます。型枠を組み下地にバラスを敷きます。
ファイバーレジンを施工し完成。
「草の心配もいらないし掃除も楽になり助かった。余った半分の敷地もファイバーレジンにしたので管理が楽になった事がなにより」と喜んで頂きました。
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様変わりのお墓。
2019年10月08日 08:00
本店の高橋です。
私共の中兵庫地区ではこの20年~30年間で多くのお墓が新しく整備されてきました。
今回のお手伝いは下の写真のお墓です。昔ながらの古~い感じのするお墓ですね。
周囲のお墓もほとんどが整備されており、気が付けば自分とこだけが古いままだったとの事です。
まずは基礎工事です。コンクリートの中に鉄筋を入れ強度を増します。
納骨室の場所と数か所に水抜き穴を確保して、コンクリートを打設します。
石垣を据えていきます。内側の三角の所にコンクリートを詰めて補強していきます。
巻石角のコーナー金具は必須です。
これをしとかないと、将来巻き石の継ぎ目が開いてきてしまいます。
文字通り様変わりしましたね。
今回も良いお手伝いが出来ました。
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ファイバーレジン施工⑥
2019年09月30日 08:00
滝野店の中村です。
今回はファイバーレジン施工のお話です。
過去の記事はこちらです。
ファイバーレジン施工①~お墓のそうじ(防草対策編)~
ファイバーレジン施工②
ファイバーレジン施工③
ファイバーレジン施工④~山の中の墓地~
ファイバーレジン施工⑤
今回受注頂いたお客様は既に造成した際に一統で作った既存の外柵があるのですが、その中で新たに外柵を作って外柵をしたいとの事でした。
またお墓の上にちょうど木があり葉っぱが落ちてくるので掃除が大変との事でした。
葉っぱが落ちてくる区画は仕上げを玉砂利にすると、掃除が大変なので従来は石張りか真砂土仕上げにして掃き掃除が出来るようにしておりました。
最近は
- ①防草対策
- ②掃き掃除が出来る
- ③宗教上の風習から仏さんが息ができる(石でフタをしていない)
という理由からファイバーレジン施工が主流になっております。
今回は下段と上段で骨材を変えました。下段の骨材は庵治石です。
建碑式に参列されたご親戚の方にも
①草引きが楽
②石でフタをしていない
という点で大変好評頂きました。
土葬のお墓
2019年09月29日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
今回は、墓石建立のお手伝いの話をさせていただきます。
丹波篠山市の今田町のお墓です。
土葬のお墓の上に新しいお墓を建てさせていただきました。昭和40年代でお亡くなりになった土葬が2霊、昭和60年にお亡くなりなった火葬が1霊ありました。
お寺様に、お性根抜きしていただいた後、工事開始しました。
立杭焼で有名な今田町なので、土葬の甕が出できました。フタがありましたが、隙間があったのか全体の半分以上に土が入っていました。
お身体は土に還っておられました。
土を取らせていただき、甕を割って、転圧して作業を進めさせていただきました。土は新しいお墓に納めました。
昭和60年の火葬の仏様の所には、神戸ユニバーシアード限定缶のビールが出てきました。
良いお手伝いができたと思います。
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切り株撤去からの建立
2019年09月24日 08:00
篠山店の園中です。
今回のご紹介は、既存の石垣と区画前にある切り株を撤去し、スッキリしたいとのご依頼を受けたお話です。
問題は、写真の右前にある大きな↑切り株です。工事をするあたりお客様が一番気にかけていたのが、お墓が建つ前にある切り株です。
この切り株は、数十年前に植えた桜の木だそうです。その木もあれよあれよ言う間に大きくなり、5年ほど前に大きくなりすぎて伐採したそうです。
この切り株は必ず残さず撤去して欲しいとのご要望でした。それと基礎はきっちりして欲しいと。
既存の石積も切り株の部分からゆがみができています。まずは、これを取り除く作業から。
延石と延石との組み合わせのところは、ステンレスの金具を取り付けます。
石垣も新しく、切り株も無くなりスッキリしたと喜んでいただけました。
また、アンケートもいただき嬉しい限りです。
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草の生えない墓地(ファイバーレジンその⑯)
2019年09月21日 00:08