森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -

自然石のお墓

2019年07月18日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回は、石本来の風合いを生かした自然石のお墓のご紹介です。

既存石塔の並びに、寿陵墓を建立します。

お客様は、店に来るまで従来型の普通の石塔を考えていました。
20190718_01.JPG

それでも、展示場で実物を見てお話をとご来店いただいたところ、この墓石に一目見た瞬間に心を打たれてしまい自然石のお墓に!と思い立ったそうです。
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自然石の特徴を紹介します。
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正面の彫刻をする面だけは、研磨をしてツヤを出しますが、それ以外の部分は削らずに自然の風合いの皮肌そのままの形でお墓にします。

また、加工していないそのままの皮肌は、年々風合いや色合いも変わっていきます。それも研磨した墓石と違った自然石の魅力の一つです。

多くの場合玉石の中は、傷やムラがたくさんあります。傷やムラが少ないものは、本当に数少なく希少な石なのです。

工事は、墓石を建てるだけではありますが、既存の巻き石を使用するので、補強の為、延べ石と延べ石の組合せの所に、ステンレスの金具を取り付けます。

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ランマーでしっかり転圧し固めます。
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竿石と台石の間に免震施工をします。
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既存碑の横に建ちました。しかし、これで終わりではありません。
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これからの季節、気になるのは「雑草」です。お手入れを楽にするために、玉砂利仕上げではなく「ファイバーレジン」仕上げにします。
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これで完成。とても味のあるお墓に仕上がりました。他には無い自分らしいお墓が出来たと喜んでいただきました。

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髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

新しくお墓を建てるお手伝いです。

草が生えないようにしたいのです。がしかし、お墓の部分は生えてきても良いとの事でした。

いつもの様に基礎のコンクリートを打つ為に、根堀りをして鉄筋を並べます。
山田家鉄筋.JPG

納骨堂の部分と水抜き穴の部分を除いてコンクリートを流し込みます。
山田家ベース.JPG

囲いの巻き石を組み立てていきます。
山田家巻き石設置.JPG

継目はステンレスの金具で補強します。
山田家金具.JPG

その金具をコンクリートで覆い隠し、水に濡れないようにします。
山田家金具塗り上げ.JPG

縁の巻き石に養生テープを貼ります。いつものように得意のファイバーレジン施工です。

今回のファイバーレジンは手前の拝み場部分だけです。奥のお墓が建っている部分はしていません
山田家養生テープ.JPG

完成です。
山田家完成.JPG

完成です。

「お墓の部分の草引きは自分らの役目だと思っています」とお施主様はおっしゃっておられました。

今回も良いお手伝いが出来ました。

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2件同時のご建立

2019年07月08日 08:00

福島 正弘
福島 正弘

滝野店の福島です。

先日、あるお客様のお墓を無事にお引き渡しさせていただきました。

タイトルにもある様に、今回は2件同時(本家様・新宅様)のご建立となりました。

どちらのお宅もご先祖様が多く、山中に沢山の石碑があるご家庭でした。

ご建立のきっかけは「自分たちが元気なうちに、お墓をまとめてスッキリさせたい」との事で、新たに代々のお墓とご先祖様のご戒名など刻む霊標(戒名板)を新設させていただきました。
20190707①.JPG20190707②.JPG

こちらが山中にあったご先祖様の石碑です。

この中から数基を新たな区画へ移設し、残りは撤去なさいました。

20190707③.jpg20190707④.jpg

新たに新設した代々墓の後ろのスペースに洗浄した石碑を移設します。

墓地の区画内には防草対策としてファイバーレジンを施しております。
20190707⑤.png20190707⑥.png

「スッキリとまとまり、お参りのしやすいお墓になった」とお喜びいただけました。

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擁壁工事~墓石建立~

2019年07月03日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

擁壁工事も終わり、墓石工事が完了しました。

↓施工前
20190703擁壁(墓石)1.jpg

↓擁壁工事
20190703擁壁(墓石)2.JPG

↓舞台工事
20190703擁壁(墓石)3.JPG

↓縁石の継ぎ目、コーナーには金具を取り付けます。
20190703擁壁(墓石)4.JPG

↓金具部分をコンクリートで塗りあげます。
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↓納骨堂(カロート)の据え付け
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↓既存碑の建立
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↓ファイバーレジン仕上げ
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↓新規墓石の建立
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↓完成
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↓墓石工事に合わせて、階段の工事もしました。
20190703擁壁(墓石)12.JPG
墓地、参道の整備でお墓参りに行きやすくなったと、大変喜んで頂きました。

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地盤工事をしっかりと②

2019年07月02日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

前回は地盤調査までを報告させて頂きました。

今回は「D-BOX」について書かせて頂きます。

まず「D-BOX」とは・・・簡単に言うと、土のうを地下に敷き詰め地盤対策ををする工法のひとつです。

これにより墓地の地盤補強、地震動の軽減、液状化防止、凍上防止に効果を発揮します。なんと国際特許(46ヵ国)も取得している代物です。

工事の手順を追っていきます。

①今回はこの境界糸の内側に施工いたします
Dbox1.JPG

②測量結果に基づいた深さを掘り、ジャンピングランマーにて地盤の転圧をします
Dbox2.JPG

③そして登場しました「D-BOX」です。
Dbox3.JPG

④そして大事なのはここです。袋と袋の隙間にも砕石をしっかりと敷き詰め、今度はタンパ(プレートランマー)でしっかりと締め固めていきます。

一枚が90㎝×90㎝×10㎝のポリプロピレン製の袋に20Lのペール缶、約4杯分(約0.1㎥)の砕石を投入していきます。
Dbox4.JPG

⑤今回の現場はこのD-BOXを2段敷きました。
Dbox5.JPG

⑥そしてこの上に通常のベタ基礎コンクリートを打設して、基礎工事は完了です。
Dbox6.jpg

もちろん2段目も1段目と同じ工法を繰り返します。尚、この施工は当社の「D-BOX施工管理資格者」が行ないました。

次回は石材の組み立て工事となります。

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髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

今回は既存のお墓に雑草対策をして欲しいとのご要望です。
施工前修正.jpg

お墓は35年前に建てておられます。

今は玉砂利仕様ではなく、真砂土のままですので草がとても良く生えるとのことです。
藤原和行家根彫り修正.JPG藤原和行根掘り修正.JPG

全体に土をすき取ります。
藤原和行家下地バラス修正.JPG

下地としてバラスを敷き詰め、周囲の巻き石には養生テープを貼りめぐらせます。
藤原和行コーン修正.JPG

工事の日、隣のお墓には「鹿」の足跡が・・・。

立ち入り禁止が動物にも通じることを信じて・・・。

藤原和行家完成修正.jpg

さすが「仏様」が味方です。綺麗に完成となりました。今回も良いお手伝いが出来ました。

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福島 正弘
福島 正弘

滝野店の福島です。

先日、お墓のお引き渡しが無事終わりました。

記事(5月1日)以前にブログでもご紹介させていただいたお客様になります。

20190619①

デザイン墓石の正面文字には「穏」の一文字を選ばれました。

この「穏」の字は故人様のご戒名にも入っており、生前はとても穏やかな方だったからとの理由からでした。

20190619②

墓石の周囲には防草対策としてファイバーレジンを施しております。

墓地の周囲には従来とおりの和型の石塔が多い中で、デザイン墓石になさる事を少し不安に思っておられたようですが、実際に出来上がったお墓を見ていただき「想像していたより立派で周囲との違和感もなく自分達らしいお墓になりました。これからのお墓参りが楽しみになりました」と喜んでいただけました。

今回のお客様のように感謝のお言葉をいただけるのは何よりの励みになります。こちらこそ良いご縁をいただき有難う御座いました。

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墓石の傾き直しと新設

2019年06月20日 08:00

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

今回ご依頼いただきましたお客様は夫婦墓の新設です。

最近は経済的な理由や区画の空きスペースの問題などから夫婦墓ではなく「◯◯家之墓」というような「代々墓」の建立が多くなっています。

今回ご依頼頂いたお客様は

  • ①スペースがある
  • ②ご住職が推奨される建て方
  • ③後継ぎがいない

というような理由から夫婦墓を建てられました。

満中陰の法要の際はまだお墓が準備できないので下のような仮の埋葬します。

この地域では仮の埋葬をした際に六角形の塔婆を中央に建てます。

仮埋葬hh1.jpg

既存の墓石は阪神淡路大震災の際に傾いてしまったとのことで、今回は墓石の新設だけでなく既存墓石の傾き直しも行います。

まずは既存墓石を解体していき、整理して置いていきます。
解体hh2.jpg

解体後、転圧します。
転圧hh3.JPG

墓石を据え直します。お地蔵さんも据え直します。
据付hh4.JPG

墓石を新設して完成です。
完成hh5.JPG

土葬の後に墓石を立てている所は墓石や区画そのものが傾いてしまっているものも見受けられますので一度据え直すことをお勧めします。

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擁壁工事~完成~

2019年06月16日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

墓地の後ろの擁壁の工事です。

基礎の工事も終わり、コンクリートも固まり、いよいよブロックを積んでいきます。

今回積むブロックはスプリットブロックを積みます。石材の割肌加工に似た小型のブロックです。

↓基礎のコンクリートです
20190616擁壁1.JPG

↓ブロックを積んでいきます
20190616擁壁2.JPG

↓水抜きのパイプをいれます
20190616擁壁3.JPG

↓ウラ詰めコンクリートです
20190616擁壁5.JPG

↓天場の仕上げコンクリートです
20190616擁壁6.JPG

↓ブロック積みの完成です
20190616擁壁7.JPG20190616擁壁8.JPG

工事は舞台工事、墓石建立工事等に入ります。

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地盤工事をしっかりと①

2019年06月15日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。

今回いたします工事は「地盤をしっかりとしたい」との施主様からのご意向もあり「D-BOX」施工をさせていただきます。

「D-BOX」の詳しい説明は次回にさせて頂きまして、今回はその事前準備からです。
地盤1.JPG

上の写真の通り、建てる墓所は昔からの土葬墓地で、しっかりと基礎工事をしないと、先々では傾く可能性も考えられます。

ということで、「D-BOX」を施工するにあたっては、まず地盤調査から入ります。
地盤2.jpeg

写真は地盤調査中の様子です。

この調査方法は、一般的な「スウェーデン式サウンディング調査(SS式)」と呼ばれるもので、鉄のスクリュー(捻じれた矢のような先)を錘(おもり)で下に落としていきます。

当たりが出たところから鉄の先を回転させてスクリューのように刺していき、硬い地盤の地層に当たるまでの深さや土の状態を調査します。

調査の結果、この場所は心配したほどには緩くもなく、空洞の地盤でもありませんでしたが、「より安心、より安全」を求めて施工いたします。

次回はいよいよ本工事に入っていきます。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く