森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
100回忌を機に -Part 1-
2019年03月04日 08:00
篠山店の園中です。
今回のご紹介は100回忌のご法事を機にお墓を新しくしたお話です。
お墓をするにあたり、お客様が一番気になさっていたところは、何トンもある石が乗るところだから基礎はしっかりて欲しいとでした。その他のご要望は
- ①お墓はどーんとしっかりしたのがいい
- ②夏になると草刈りが大変なので、防草対策をして
- ③お墓の前までスーっと行けるようにして欲しい。
では、工事の様子を紹介します。
カートクレーンを使って墓石を解体します。
墓地全体をユンボで掘り起こします。
残土を袋に詰め運びます。
残土でダンプがいっぱいに。
割栗石を敷きます。
割栗石の上に砕石を敷きランマーで転圧します。繰り返しの圧縮や振動によって地場は締め固められます。
ミキサーで運搬されたコンクリートを一輪車で運びます。
コンクリートを流し込みます。
ベース工事の完了です。次回は墓石が建つまでの様子をご紹介します。
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山中からの墓地の移設
2019年02月27日 08:00
こんにちは、篠山店の上山です。
株墓地の移設を行いました。今までの墓地は山の中で、お参りする道程も長く、日当たりの悪い所でした。
そして何よりも納骨の出来ない墓地でした。
移設先の墓地は日当たりも良く、隣接する身墓(埋め墓)の横での墓地になります。
障害物を取り除いて整地
6軒分の区画を作ります。
長年の懸案であった納骨出来る墓地になりました。
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急勾配な敷地のお墓②
2019年02月21日 08:00
滝野店の中村です。
前回の続きになります。
仮設通路を作り、既存墓石を撤去した後、コンクリートを打設する場所を掘ります。
続いて掘った所を転圧していきます。
転圧後、鉄筋を組みコンクリートを打設してベースの完成です。
養生した後、1段目の間知積み階段部分を作っていきます。
間知石に裏込め(裏側にコンクリートを詰めます)をして1段目完成です。
本日はここまで。
次回は2段目の完了までを報告致します。
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後世のために古碑を五輪塔にまとめる
2019年02月15日 08:00
篠山店の園中です。
今回のご紹介は一統内で祀っていた古い石塔を撤去した後に、五輪塔を建てた話です。
古くなった石塔は、何処の家の石塔なのかわからないものや、戒名が読めないものもありました。
お施主様の考えは「今ですらはっきりしない石塔があるのに、後の世代はもっと分からなくなる。自分達の代できちんと整理し、なんとかしないと」との思いがありました。
ずらずらっと前列に並んでる石塔、こちらを撤去します。お性根が済んだ石塔には、間違えないように印を付けます。
処分する古碑をすべて撤去しました。
撤去したところをすべて整地(転圧)して、カロート付で五輪塔を据えます。
お骨が入るわけではありません。
並んでいた古碑とそれぞれのご自宅にある資料(過去帳等)を基に板石に戒名を彫刻しました。
板石の枚数:5枚、戒名数:47
それぞれの墓石はなくなりましたが、こうして戒名を残すことによって将来ご先祖様のルーツを知る手掛かりにもなるのではないでしょうか。
古碑が並んでいた部分は、簡単な仕切り延べを入れて、平らに整地します。
掃除がしやすいようにコンクリートで塗り上げました。
これでお墓参りもしやすくなりスッキリした。と喜んで頂けました。
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両墓制のお墓づくり
2019年02月14日 08:00
滝野店の吉田です。
この度3箇所のお墓を一箇所でまとめて、代々のお墓を建ててお祀りするお手伝いをさせていただきます。
このあたりは両墓制の墓地が多く、埋墓(身墓ともいう)・無所があります。今回のお客様のお墓は、埋墓に併設して新区画(造成は20数年前)がありそこに代々のお墓を建てます。
新区画は、更地ですから引渡し期日に間に合うように基礎ベース施工・外柵施工・墓石建立という手順ですすんでいきます。まず、初日に基礎ベース施工と埋墓の整理工事を行います。
お施主様にお立会いいただきまして、古い御先祖様の塚は少し掘ったところの「土」を少しづつとり、新しいご先祖様はお骨をだしてお一人ごとにさらしの袋へ。
弊社にてお墓が出来るまで保管させていただき、完成後に納骨堂に納めて引き渡しとなります。
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転圧はたくさんします。
2019年02月12日 08:00
本店の高橋です。
今回は傾斜地にあるお墓の工事をご案内します。
墓地の前の方と後ろの方ではかなりの勾配差があります。
構造上おのずとお墓の最前部分では地上から高くなる設計になります。
工事の様子の所々をご覧ください。
こんな感じのお墓で、すでに段差があります。
全体を整地します。
ランマーという転圧機で地面をよく締めていきます。
間の工程はかなり省略しましたが、外柵(囲いの巻石)が完成しました。
この中に砕石を入れていきます。
最初に述べましたように地上高がかなりありますので、砕石の量も多くなります。
その為途中で転圧します。
砕石が一杯になるまで何回か転圧を繰り返します。
砕石の中入れ完了です。
綺麗に完成しました。こまめに転圧をしていかないと、先でお墓が傾いたりする原因になってしまいます。
良いお手伝いが出来ました。
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急勾配な敷地のお墓①
2019年02月04日 08:00
滝野店の中村です。
この度受注を受けたのは下の写真の場所に新しくお墓を建てるというご依頼でした。
今あるお墓は全て土葬の時代のお墓という事でした。
境界がはっきりしておらず、基準も少ないのでまずはそこから打合せをさせて頂きました。
境界が決まり丁張りをします。
工事も土葬の後ということで転圧をしっかりして2段階にわけて工事します。
今回は撤去工事の様子です。
このようにまず重機が通る通路を作っていきます。
お彼岸にはこちらの工事も完成しますのでまた紹介します。
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またきてね
2019年01月31日 08:00
本店の中道です。
先日建立したお客さまの墓石に「ありがとう」の文字を台石に刻みました。
「ありがとう」「感謝」などは多くの方にに人気の言葉で、私も大変好きな言葉です。
彫刻する書体も文字CAD(パソコンの文字)で出力した文字では何か味気ないのでサンプルをさがすのですが、比較的沢山のデータがあり、探しやすいです。
今回はお客様の要望で「またきてね」のことばの彫刻でした。これはサンプルも何もありません。ここで、今回書家の先生になったのが、うちの社長です。
「ありがとう」の書体に合わせて、一肌ならぬ、ひと筆書いてもらいました
これには、お客様も大変感動して頂き、とても喜んで頂きました。
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オーダーメイドのお地蔵さま2
2019年01月28日 08:00
滝野店の吉田です。
前回に引き続き「オーダーメイドのお地蔵さま」です。
幾つかの作品例の中から気になるお地蔵さまを選んでいただき打ち合わせの上、最終のラフ画が完成しました。
やさしい顔立ちのお地蔵さまで、たまごのような殻に守られています。
特にお客様は、この殻に守られているイメージが気に入られています。
40数センチの全高で、よく使う舟型地蔵さまと同じくらいの高さですが、たまご型ですので、左右前後のボリュームはあります。
このラフ画を基に、これから製作に取掛かります。そして、製作途中の確認を経て、「オーダーメイドのお地蔵さま」の完成・納品となります。
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草の生えない墓地(ファイバーレジンその⑦)
2019年01月26日 08:00
本店の高橋です。
草の生えない墓シリーズ第7段。今回は新規に建てるお墓にファイバーレジンを施工しました。
施工前、墓印を建てて仮の納骨をしています。
全体の土を少し取り除いて基礎ベースを打ちます。
鉄筋を敷き詰め、所々に水抜き穴を設けます。
コンクリートを流し込みます。
前もって用意していたスペースにカロート(納骨室)を据付ます。
周りは石で囲まれていますが、底は土のままです。お骨を土に還す為です。
周りの囲いの巻石。
コーナーの継ぎ目にはアンカーを打ち込み金具でしっかり固定します。
保護の為にセメントで覆いかぶせます。
ファイバーレジンの為にバラスで下地を作ります。
写真では判りにくいですが、五色砂利でのファイバーレジン施工です。
お墓で一番よく見られる五色玉砂利の感じです。
施工後丸一日ぐらいは養生させますので、こんなふうに注意書きします。
完成です。
良いお手伝いが出来ました。
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