森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -

ご自分で書かれた文字

2018年01月12日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
私たち営業は お客様のお宅へ度々訪問させて頂く事があります。見積もりのご依頼の時から  図面・見積もり等  商談の時、彫刻等の打ち合わせなど 幾度かお邪魔させて頂きます。
このお客様もその中のお一人です。この方のお宅へ訪問する度にいつも気になっている事がありました。それは、玄関にかけてある大きな掛け軸です。高さ(長さ)は優に1800mmはあると思います。その掛け軸に書かれているのは、隷書体(れいしょたい)の沢山の文字。何と書いてあるのかは分かりませんが私の好きな書体の一つだったので、すごく気になっていました。
ある時、彫刻の打ち合わせをしている時に思い切って伺ってみました。すると以前、書道の先生をされていて、 これは私が書いた書ですとおっしゃいました。その時私は(なるほど) と思う事がありました。
打ち合わせをする度に大きな紙を用意されて、走り書きをサッ サッとされるからです。それにしてもすごく良く書いておられ感動しました。そこで 一つ提案致しました。せっかくこのような腕を持っておられるのですから墓石の正面の文字を書かれてはいかがですかと。少しためらっておられましたが、それならとご返事頂きました。
早速、石塔のサイズの紙をご用意して隷書体で書いて頂きました。石塔の正面の文字 『◯◯家累代之墓』  と 五輪塔の 正面  『倶会一処』の文字を書いて頂きました。
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とても良い お墓作りをさせて頂きました。腕に自信のある方 もない方も、挑戦してされてみてはいかがですか? 

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お掃除しやすいお墓

2018年01月11日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

一月に入り、今週の初めには多くの成人の方が大人の仲間入りをされました。
私の娘も4年前に成人式を迎えました。当日艶やかな着物に身を包み、お仏壇のご先祖様と、亡くなった祖母(私の母)に晴れ姿を見せたのが今でも思い出になっています。
先日テレビでは、安部総理が地元山口に戻られた時、自分の父の安倍晋太郎さんのお墓参りをし墓前で誓ったことを記者団に話していました。やはり、人は何かあるごとにお墓やご先祖様に報告する事が身についているのだと思います。
今回は私がおすすめするお墓は、お参りしやすく、掃除が楽なお墓です。当社オリジナル商品の「きわみ」です。
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正面中央に供養箱にはあり、ここにはお線香とローソクを立てることが出来ます。扉が付いているので、雨風が吹いてもきえる事がありません!!
そしてこの供養箱は中身が取り外す事ができるので香炉の灰や、ローソクの残りカス掃除がとてもしやすいのです!
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中央の格子になっている部分が線香立てで、この格子も香炉も簡単に取り外せます。これは嬉しいですね(^-^)
そして次に注目していただきたいのがこの部分↓↓大きな供物台と、供物台の下には線香皿を入れる事ができ、大勢のお参りでも安心です。
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ちなみにこちらは神戸型二重台の供物台です。↓↓
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こちらでも十分お供え物を置く事ができますが、きわみはそれ以上にたくさん置く事ができます。機能満載の「きわみ」は各店に展示してあります。
今週末から今年初めてのお墓の展示会が始まります。
「きわみ」を始め和墓、自然石でできたお墓などたくさん展示しております。是非実物をご覧ください。
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園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
そこから悩んで悩んでようやく完成しました。
その一部を紹介します。
さて、文字ですが・・・
●表文字.png
たくさんあった文字の候補から考えに考えて2つまで絞り込みました。
ちなみに、反転しているのは、墓石にあわせた際にイメージが付きやすいためです。
●KIMG0353.JPG
この文字見本を持って、工場で友達の二人も参戦し実物を見ながら文字の大きさと配置の打ち合わせ。
●KIMG0355.JPG
2種類の文字をとっかえひっかえ・・・イメージを膨らませます。
●KIMG0367.JPG
現場のスタッフからのアドバイスをもらいながら、最終レイアウトの決定をして・・・
●DSCN77711.jpg
彫刻ができた墓石はこちら↑↑↑↑↑
彫刻した文字は、『偲』です。
意味は、《過ぎ去ったり遠く離れたりしたことや人を、懐かしむ気持ちや賞賛・同情の気持ちをもって思い出すこと》です。
お客様は、意味の「懐かしむ気持ち」の部分に惹かれて『偲ぶ』に決められました。
お墓は、開眼式をしていなく晒しを巻かれている状態です。まだ、彫刻された文字は見ていませんが、きっと喜んで頂けると思います。

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位牌の手彫り彫刻

2017年12月22日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

この度、お墓とお位牌の追加彫刻のご依頼をいただきました。
どちらも35日の忌中明けまでの納期で、お墓の方は、持ち帰り工場にて彫刻して終了いたしました。
お位牌は、現物を拝見すると、約28年前に作られたもので、手彫りのお位牌でした。ご夫婦と書体・納期などの打合せをしていると、亡くなられたお母様への想いもあられたようで、奥様が「木彫りの彫刻なら私出来ます。これぐらいなら、大丈夫だと思います。」とおっしゃいましたので、アドバイスだけして後はお任せいたしました。
彫刻の途中ですが、右側がお父様がお亡くなりになった時に作られた分で左側が今回奥様が彫刻された分です。違和感なく出来ており感心いたしました。立派なご供養になると思います。
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いろいろとお話しをお伺いすると、30年程前にお嫁入りする時、ご自分で彫刻された鏡台の台をご持参されたとの事でしたので、拝見させていただきました。
DSCN1992.JPGDSCN1994.JPG
前面と上面には、見事なバラの花が彫刻されており、約1ヶ月程で出来たそうです。「あくまでも趣味です。」とおっしゃっておられました。
今は、「書」をメインにされているようで、今後もお元気でご活躍されますように。

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中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
先日、伊達冠石の~玄(くろ)~をはじめて施工させて頂きました。
施主様のご希望はシンプルなデザイン墓でした。
ご家族皆様でご来店された時にご紹介した屋内展示の~玄~の前でピタッと足を止められました。皆様まさに”一目惚れ”でした。
当初お聞きしていたご予算より50万円も高いものでしたが、その手触りや世界に一つだけの墓石ということで即決されました。
施工現場がこちらです。外柵のみ既に作られていました。
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完成後がこちらです。
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外柵は既にあったのですが、現状では通路より低い部分があり、水の侵入が考えられたので玉垣を設置しました。防草対策もしたいとのご希望でしたので、「玄」に合うように鉄平石の乱張りを施しております。
また、墓石の正面には書家の先生による「ありがとう」を刻みました。「ありがとう」は亡きお父様の大事にされていた言葉だそうです。
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開眼式の際、ご家族の皆様に「この墓石を紹介して頂いて本当にありがとうございました!」と嬉しいお言葉を頂きました。
従来の形の墓石ではなくデザイン墓をご希望の方は、こんな形もご検討ください。現在はこちらの~玄~が新入荷しております!
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妻の遺品

2017年12月11日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
先日、二年程前にお墓を建てて頂いたお客様からお電話がありました。
当時お墓を建てられてしばらくして、奥様がお亡くなりになり、法名の彫刻や納骨のお手伝いもさせて頂いたお客様です。このお客様が、
『妻が生前に使っていたメガネや義歯(入れ歯)があるのですがどうすればいいですか』
とご質問に来られました。
お葬式の時、お棺にも入れられず今も手元にあるのですが、整理したいとの事。整理したいと言っても、クリーンセンターに持っていくのも忍びない、との事。
色々と思案された結果、
『メガネは処分しますが、入れ歯は奥様が身に付けていたものだから、土に還らないのはわかりますが、お墓に納めます』とお決めになりました。そして、後日、納めるお手伝いをさせて頂きました。
 ↓ 奥様の義歯を 南無阿弥陀仏の 骨袋に納められました。
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 ↓ ずっと気になっていたので、気持がスッキリしたと、手を合わされていました。
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寿陵墓

2017年12月05日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

先日、生前墓の建墓・開眼式の立会いをさせていただきました。
生前墓は、寿陵墓ともいいます。歴史は古く、秦の始皇帝や聖徳太子のお墓も寿陵墓です。「寿」の字が使われていることからも縁起が良いものとされており、「長寿」・「子孫繁栄」の果報を招くとも考えられております。
特に、子供たちに負担をかけたくないとの思いから、寿陵墓を検討される方もたくさんいらっしゃいます。この度のお客様も正しくその思いで、ご主人の主導のもと、墓地を決め・建墓させていただきました。
実際にお墓を建てるには、まず墓地を決め、デザインを検討し、石種を選定するなどなど様々な考慮しなければならないことがあります。その点寿陵墓は、じっくりと時間がとれますので自分たちの理想のお墓の建立が出来るのも大きなメリットだと思います。
また、お墓を建てるための費用として相続をすると税金の対象となりますが、建っているお墓は家と違い相続税の対象とはなりません。

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ゴッホのお墓

2017年12月01日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは篠山店の上山です。

以前、あるお客様から「私たち夫婦の生前墓を建てたい。私たちが大好きなゴッホのお墓ような感じで。フランスに行ったとき見てきたんです、あのシンプルなお墓いいなと思って」

フィンセント・ファン・ゴッホ 『ひまわり』 『星月夜』など数々の名作で知られる画家。

1853年3月30日にオランダのズンデルトで生まれ、1890年7月29日フランスのオーヴェル・シュル・オワーズで37年という短い生涯を自らの手で閉じました。

パリ郊外にあるゴッホのお墓

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シンプルにデザインしました、後面です。

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ご高齢ですが、とてもお元気で仲の良いご夫婦です、気に入った型でお墓が出来て喜んでいただきました。

余談ですが、ゴッホに憧れて芸術家への道を歩み始めた版画家の棟方 志功(むなかた しこう)も生前にそのゴッホお墓のデザインを模して自分のお墓を作りました。

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戒名の授業

2017年11月26日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
先日、あるお寺のご住職から霊標の追加彫刻の依頼を受けました。施主が遠方にお住まいでどこに頼んだらいいかわからないとの事で、ご住職がご紹介下さいました。
打ち合わせに行くと戒名を書いた紙を受け取ったのですが一目見て「???」となりました。その戒名は
「○○室○○○○○○大姉」
となっていました。「ん?室号??」今まで院号や軒号というのは見たことありましたが室号というのは初めてでした。そんな私の様子を見てご住職が「珍しいでしょ」と笑いながら戒名について授業して頂きました!
そもそも戒名とはなんでしょうか?
実は戒名という存在は、仏教発祥のインドでは存在していませんでした。しかし、仏教がインドから中国に伝わった段階で、中国の道教の習慣と結びついて戒名が生まれました。
そして中国から日本に仏教が伝わり室町時代あたりになると、仏教に帰依した人の証として名乗る人が増え始めます。戦国時代には仏教徒としての戒名を名前に付けて名乗る戦国大名も出現していきます。
そして江戸時代に入って家制度・檀家制度と結びつくことで、一般人でも亡くなった方に戒名を付ける習慣が広がっていきました。
戒名の基本構成は
○○院△△□□××
院号とは
上記の○○の部分にあたります。この部分がなく6文字戒名の場合もあります。院号は元来、天皇が退位した後に住んだ屋敷の名前から起こったもので、平安時代に嵯峨天皇が御所を「嵯峨院」と名付けたところから始まったとされます。
院号が戒名の敬称になったのは、一寺院を建立した貴人の敬称に用いたのが起源とされます。従って院号は本来、生前にお寺を建立するほど寺院に貢献した人、相当の地位や身分、功績のあった人にだけ与えられるものなのです。
この院号は前述のお屋敷の規模に合わせて様々なランクがあり、
院→庵→軒→斎→堂→室
となるそうです。
先程の方の場合、「院号をもらう程の貢献をしてないけど、ご先祖様がみんな院号もらっているので同じように9文字の戒名を付けて欲しい」という施主様のご要望がありご住職は室号を付けたそうです。
また院号の更に上の「院殿号」というのもあります。もともとは室町幕府を開いた足利尊氏が「院号」に遠慮して、院号より格下のつもりで名付けたのが「院殿号」の始まりだと言われています。
道号とは
上記の△△の部分にあたります。道号とは仏道を究めた僧侶などにつけられる尊称です。有名なところであれば、とんちで有名な、一休さんです。正式には一休宗純。 “ひとやすみ ひと休み”のとんちの一休さんは道号で、その方の悟りの境地でもあります。
しかし後には俳諧・書道・茶道・華道などに於ける呼び名=号や、雅号・家名・地名・趣味・性格など、その人に縁のある文字を戒名と組み合わせて使用されるようになりました。有名人の道号をみるとよくわかります。
茲唱院美空日和清大姉 美空ひばり
石森院漫徳章現居士 石ノ森章太郎
この部分を見ると生前こんなお仕事されていたんだなぁとかこんなお人柄だったんだなぁとわかります。
あるお客様が生前戒名を頂かれこの部分に「照」の文字が入っていて、自分の長所は「いつも明るくて周りも明るくすること」だったので凄く気に入っていると喜ばれていました。
ご住職とはそれほどお話されたことがないそうですが、2文字でその人の人柄まで表されているのは凄いなと感心してしまいます。
また浄土宗ではこの部分を阿号、誉号と言って「阿」や「誉」が入ったり、日蓮宗では日号と言って「日」や「妙」が入ります。
法号(戒名)とは
上記の□□の部分にあたります。もともと戒名は2文字でした。日本で初めて戒名を授かったのは奈良の大仏を建立した聖武天皇です。戒名は「勝満」。鎌倉時代までは2文字だったそうです。現在は俗名の一文字を入れることが多いです。
ちなみに有名な武将、「武田信玄」や「上杉謙信」の「信玄」や「謙信」も戒名です。
位号とは
上記の××の部分にあたります。位号は年齢や性別、信仰心の篤さ、お寺や社会に対する貢献度などによっていくつか決められています。
大居士・清大姉、居士・大姉、信士・信女、童子・童女、幼子・幼女、孩子・孩女、嬰子・嬰女などがあります。
また、浄土真宗や真宗大谷派などは戒名ではなく法名(ほうみょう)と言い、○○院釋(釋尼)□□というような構成になります(法名の院号につきましては様々な考え方があります)。
ちなみに日本一長い戒名は徳川家康と言われ、
東照大権現安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士
だそうです。長い…。
このように戒名(法名)には色々な意味やその人の人生が表現されていて大変興味深いものです。ご先祖様の戒名を見て、故人がどんな人だったのか偲ぶのもいいかもしれませんね!

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ブロック積みと野面積み

2017年11月25日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

3回連続でお話ししております「移設工事」は、現在新しい墓地に移設工事中です。続きは次回に再開いたします。
そこで今回は、先日のお墓づくりでご提案いたしました「土留め対策」についてです。
三田市のお墓で、新しく代々墓を建てさせていただきました。これまでは、裏山の土がご先祖様のお墓に侵入して、少しずつですが埋まっていました。そこで今回、新しくなったお墓やご先祖様のお墓に土が侵入しないようにと施工しました。
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工事前です。隣のお家までは土留めのブロックがあります。そこで同じブロックを用意して連結します。ご先祖様のお墓の下も、お隣から途中まで、野面(石垣)がつづいているのですが、途中でなくなっていましたので連結します。
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ご先祖様のお墓を解体しました。ブロックを積む所に、コンクリートで地盤を固めます。
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ご先祖様のお墓を並び変えて、据え直しました。そして、ブロックを積み始めている所です。
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ブロックを強固にするため、鉄筋を入れています。
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完成しました。ブロックはお隣より1段低くしました。
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自然な感じで野面で舞台を作って、立派になりました。
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区画が直角でなはく何回も打合せをさせていただきました。工事中も変更・追加作業があり、現場の当社職人も大変だったと思いますが、お客様に喜んでもらえて良かったです。
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お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く