森田石材店ブログ - お客様とお墓づくり -
まるでプールのよう!?三木市吉川町にて水が溜まりやすいところでの墓石建立工事
2023年08月21日 08:00
滝野店の中村です。
今回ご紹介するのは三木市吉川町のT様の墓石建立工事です。
墓所は山の中にあります。
以前は土葬をされていて、塚があります。
既存の先祖のお墓は残すことになりました。
山の中の墓地なので、まず仮設通路を作るところから始まります。
順調に工事は進みました。
いつものように基礎ベースを打つための掘り方をしました。
そこで事件は起こりました。
上の写真のように掘り方を終えた次の日のことです。
近畿地方は梅雨入りし、この日は1日中雨が降りました。
すると次の日現場はこのようになっていました。
こちらの地質は粘土質な為水が溜まりやすい現場でした。
こういう現場は予め対策をしないといずれお墓が傾いてしまいます。
そこで暗渠(あんきょ)工事をすることになりました。※暗渠…外からは見えない水溝のこと
後日、また雨が降りましたがこれで安心です。
雨がやんだ後も水は流れ続けています。
そして完成したお墓がこちらです。
土留めのブロックは大谷ブロックで積んでおります。
通常のコンクリートブロックと違い、何とも言えない味わいがあります。
施主様のお気に入りポイントの一つです。
仮設通路も綺麗になりました。
開眼式の際はたくさんお供え物をご用意頂き、華やかになりました。
非常に綺麗になったと大変喜んで頂きました。
追記:2023年8月21日
T様より嬉しいお声を頂きましたのでご紹介いたします。
お客様の声をいただきました㉛ F.Nさま
2023年07月21日 08:00
末代まで墓守りができる方法
2023年07月13日 09:00
代表の森田です。
友達のお父さんからお墓の相談をされたのが昨年の1月でした。
なんと完成まで一年半…
いろんなお話をしながらお墓のプランを考えました。
既存のお墓は五輪塔と夫婦墓が並ぶ理想的な形だと思ったので、
区画を広くとって今後も夫婦墓が並ぶ提案を考えました。
でもお父さんとお話していると話題の中心は
「息子たち二人が仲良くやってくれてる」
「頑張って仕事をやってくれてる」
「孫も跡を継いでくれた」・・・
ひしひしと家族愛が伝わって来て、一からプランを考えなおしました。
近年のお墓事情。
墓守りが居なくなって永代供養墓に入るのでお墓を処分してほしい・・・
この様な方が多くなった理由は、子供が少なくなったのと、女だけの家は絶えないように養子をもらって繋いできたからです。
この様な事情でお寺に預けられてしまうのは淋しいな~・・
など考えている時、新たなプランが思いつきました。
シンプルな区画の真ん中には五輪塔・右側に本家の霊標(戒名板)を設置し、
新宅になる弟さんは左側に霊標を設置すればいい様になっています。
お参りは真ん中の五輪塔で納骨室を通常の倍の大きさにしています。
墓守りもしやすい様にファイバーレジン舗装をしているので掃き掃除でOK。
お花も1対のみです。
この様な方法だと二家族で墓守りをするので絶える確率が減ります。
出来ることなら親族でお墓を守ってほしいと思います。
追伸
納骨室には、家族みんなの写経が納められました。
【カテゴリ】
大変!?お墓が倒れてしまう!既存墓石を整理して新規墓石を建立(東条地区・F様)
2023年07月06日 08:00
滝野店の中村です。
3月のある日のこと。
1本の電話が鳴りました。
お話を聞くと切迫した様子で、
「お墓が倒れてしまいそうです。早く何とかしないと…。」
お彼岸でお墓参りをした際、いよいよお墓が倒れてしまいそうと焦って当店にお問い合わせして頂いたそうです。
お客様のお墓は数年前に私が担当したお客様のお墓の近くでした。
その時既に墓石が傾いていたのを思い出しました。
既に夕刻だったこともあり、翌朝墓地で打合せすることになりました。
お客様のお墓の様子がこちらです。
ご覧の通り、お墓がすごい角度で傾いています。
一番右端のお墓の側には地面が陥没しています。
これらの原因は土葬です。
いつ倒れてしまうかわからない状態だったのですぐにお墓を建て替えることになりました。
お墓が傾くことが無いように、まず地盤改良を行います。
基礎をしっかりした後、お墓を建立していきます。
陥没も穴を埋め、転圧します。
完成がこちらです。
お墓はファイバーレジン施工でお手入れも楽なお墓になっています。
既存のお墓もこのように整理して据付ました。
お客様には大変喜んで頂きました。
お骨も引越し
2023年07月04日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。今回は土葬上げさせていただいた話の続きです(良ければ前回も見てください→ 前回の記事はこちら )
三田市のお墓です。山奥の墓地から寺院墓地へのお引越しです。前回、土葬上げした所お骨が出てきました。その日の内に、斎場に行かれて荼毘に付されました。
そして、お墓の引越しが完成後に、お骨を一緒に入れさせていただきました。
当社でも骨壺をご準備できるのですが、今回はお客様自身でホームセンターで缶を用意されました。少しの間、ご自宅に置かれていました。
お骨を袋に入れ替えて、納骨されました。
写経も納められました。
引越し前と引越し後です。
お参りもしやすい場所になり、洗浄等もしましたので、キレイになって、とても喜んでいただきました。
狭いスペースのお墓
2023年06月28日 08:00
本店の髙梨です。
先日、多可町でお墓を建てさせていただきました。
古い先祖様からのお墓は土葬墓しかなく、その敷地はかなり狭いものでした。
ご覧の通りの広さで130cm(間口)*120cm(奥行)の半坪にも満たないものでした。
しかも前後左右は他所のお墓に囲まれており、左右には通路がなく拝場となる前通路は40cmしか取れません。
「小さくていいから、お墓を建てたい。」これが施主様のご希望でした。
余分なものは置けません。先祖祀りだけが出来るお墓。それを建てさせていただきました。
洋型のお墓はこういった場所には便利です。
バランスこそ考えますが、その敷地に合わせてのご提案をさせていただけます。
【カテゴリ】
土葬上げ
2023年06月14日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。今回は土葬上げさせていただいた話です。
現在作業中の工事で、三田市のお墓です。山奥の墓地から寺院墓地へのお引越しです。その作業の始めに土葬上げをしました。お引越しするには、火葬が普及する前の土葬墓を掘り上げて、お骨が出たら、墓石と一緒に移動する規約になっています。
作業前です。3ヶ所の土葬を掘り上げます。
バックホウ(油圧ショベル、パワーショベル)で約2メートル掘りました。
平成2年没の方のお骨は出てきました。お客様にも見守っていただきました。ゲートボールの玉やカバン等が出てきて、懐かしがっておられました。
その他、昭和26年、昭和58年没のお骨は出てこず、土に還っておられました。お骨の代わりに土を取っていただき、寺院墓地へ持って行きます。
お引越しする五輪塔からはご先祖様の戒名が書いてある銅板が出てきました。
穴を埋め戻し、最後に真砂土で仕上げて土葬上げは終了です。この後、お引越し作業を進めさせていただきます。
どっちに向けて建てればいい
2023年06月08日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、丹波篠山市犬飼のお客様をご紹介いたします。
「敷地が角にあるので、どっちに向けて建てる方がいいのか」と悩まれていました。
工事前の写真をご覧ください。
線で囲ったところ、ちょうど列が交わっている場所だったので、お墓の向きを手前の列に合わせるのか、奥に向かっての列に合わせるのか悩まれていました。どちらにしても、お参りしやすくして欲しいとのご希望でした。
それと「笹の葉が大量に降り注いでくるので、その対策をしてほしい」とのことでした。
こちらが完成したお墓です。
建てる向きに関しては、奥に向かっての列に合わせました。外柵は、敷地いっぱい使わずに前面はファイバーレジンを施し、通路と拝み場を兼ねて人が余裕を持って通れるようにしました。
横の通路もコンクリートで舗装しています。
また、お墓自体を石の板の上に建て土の部分を無くすことで、草も生えませんし落ち葉の掃除も楽になります。
お客様からは「左右どちらからも入れるし、草や笹の心配もない。いいお墓になった」と喜んでいただきました。
【カテゴリ】
石材店の工場見学
2023年05月24日 08:00
本店の中道です。
先日、丹波市市島町でお墓の工事を控えておられますお客様が工場見学にご来店されました。
私は以前工場で加工をしていた経験もありましたので、石を切る機械(切削機)や磨く機械(研磨機)、文字彫りの設備など説明をしながら見て頂きした。
この日は主に文字彫りを担当している数原(すはら)君が工場にいましたので、文字を彫るときに注意する所など分かりやすく説明してくれました。
最後に移動式ラック(出荷製品倉庫)でお客様の商品を見ていただき、工場見学終了です。
お客様もこんな機会がないので来て良かったと大変喜んで頂き、とてもキレイな工場でビックリしたと言って頂きました。
【カテゴリ】