森田石材店ブログ - お墓のQ&A -
お墓の年号を西暦で彫ってもいいの?
2018年11月20日 08:00
仕入担当の森田です。
平成30年もあと1か月あまり、そして平成31年4月末までの4ヶ月となりました。新しい年号はいつ発表になるのでしょうか。
私どものお墓の打合せの中では、そろそろ5月以降の話もございます。お墓には建立日を彫りますので、5月以降だと今は原稿が作れない状態なのです。
そんな中、
『お墓の年号を西暦で彫ってもいいの?』
というご質問です。
結論、もちろんOKです。何の問題もありません。さて、この西暦の表記ですが、以前にも少し流行ったことがございます。それが1999年から2000年に変わった年です。
世間では2000年問題なんて言われてましたが、お墓の業界では密かにこんな年号のことが話題になっておりました。
ちなみに西暦を採用する場合、漢数字で縦書きにすると案外バランスをとるのが難しいのです。締りがないというか、何ともいえないまとまりの無さは否めません。
西暦の場合は、ローマ数字で横書きがおすすめです。
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こんな場合の墓地の継承は?
2018年10月11日 08:00
仕入れ担当の森田です。
お墓を継承する際にも様々なケースがあります。
先日、墓地の使い方について、複数の方がおられる場合のご質問がありましたのでご紹介します。
Q.お墓を二人で継承することは出来ますか?
墓地には「一墓地一祭祀主宰者」という原則があり、継承者は必ず一人と決まっています。
お墓は長い間に継承されていくものなので、今はお互いに何のトラブルもなくても、先々はどのような形でトラブルになるのかも分かりません。ですから、墓地の継承者は一人となっています。
但し、お墓の継承は長男とは限りません。後々のことをお考えの上、お決め下さい。
話はズレますが、お墓と仏壇の二つを二人でそれぞれ継承することは可能です。とはいうものの、一般的ではありませんので、その際には十分に検討してください。
Q.ひとつの墓地を二つの家で使えますか?
両家墓という考え方があります。
少子化の影響に伴い、最近では一人っ子同士や長男長女の結婚も珍しくありません。
両家のお墓が近いところにあれば両方をお墓詣りすることは可能ですが、遠方にある場合には管理が行き届かず放置されてしまう場合があります。そんな場合に考えるのが「両家墓」という方法です。多いのは、ひとつの墓石に両方の苗字が入っているものです。
では長男と次男がどちらも所帯を持っていて同じ墓地を使っていいものか。この場合には仕切りを入れてでも別にしておく方が無難です。
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お墓は建てた方がいいとは思うのですが・・・
2018年09月09日 08:00
仕入担当の森田です。
今日は、先日ご相談を受けたケースを考えてみたいと思います。
「お墓は建てた方がいいとは思うのですが・・・」
この方、先日お父様がお亡くなりになり、お墓をご検討されていました。ご本人はすでに嫁がれており、比較的近くにお住いでした。
後継者であるご長男は独身で、妹としては、いずれ絶えてしまう家のお墓を建てるのを躊躇されているご様子です。
すべては長男に委ねる
こんな場合、普通に考えれば長男に一任してしまうのが気が楽です。しかし、「後がないから納骨堂にする」と言われてしまったらと考えると、お墓を用意したいとのことでした。
まずは現状の心境を包み隠さずにお兄さんにお話しされることをおすすめします。その上で、次の対策をお考えになることだと思います。
何も考えていない
こういった流れで多いのが、「何も考えていない」という答え。すでに墓地はお持ちでしたので、建てるということで話が進み出しました。
とはいうものの、先のことを考えればすぐに不要になるから、いいものは建てられないというお話になりました。
すぐに墓じまい
お墓が建てばしばらくはお墓参りに行かれるでしょう。しかしそこで問題が、「私が元気なうちは見れるけど、子供にこのお墓を面倒見させるのは・・・」
確かにそれもおっしゃる通りです。ですから、孫の代に引き渡す前には、墓じまいを考えないといけないかもしれません。
しかし、その頃って何年ぐらい先でしょうか?おそらく30年ぐらいは先のことになりそうです。
お墓の目安は30年
人が亡くなると法事というものがあります。
初めは逮夜といって7日毎に行われ、それが7回で四十九日です。これを忌中といいます。次に百か日があります。
約三ヶ月で儒教の卒哭と重なります。次に一周忌、さらに三回忌(2年)、七回忌、十三回忌、三十三回忌と続きます。
昔はこの三十三回忌が弔い上げといって、ここで追善供養は終わることも多かったようです(今は五十回忌がおおいのかな)。そこでお墓も三十三回忌が終わると片付けていました。これを墓倒しといいます。
つまり33年も経つと記憶の彼方の人ということだったのでしょう。
ですからお墓の寿命も30年ほどと考えてもおかしくはありません。今回の場合であれば、お父さんとお母さんのお墓をこの先30数年お祀りすると考えれば、夫婦墓でされる方がいいのかも知れません。
最終的にはご長男さんの意向も含めての結論になりそうですね。
まとめ
今回は実際によくあるケースについてご説明しました。お墓には決まった法律が有るわけではありませんので、何が良くて何が悪いということはありません。
多くは地域の慣習の中で成り立ってきています。今は様々な選択肢がありますが、ゆっくりお考えの上で結論を出していただきたいですね。
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Q.地震で隣のお墓が倒れて、うちのお墓が破損したら?
2018年07月07日 08:00
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Q.無縁になったお墓を整理したいのですか・・・
2018年06月29日 08:00
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Q.お骨を半分ずつに分けたいのですが
2018年06月21日 08:00
仕入担当の森田です。
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Q.子供たちに迷惑や負担をかけたくない
2018年06月13日 08:00
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お墓に巻いてる白い布
2018年05月30日 08:00
卒塔婆には何が書いてあるの?
2018年05月23日 08:00
滝野店の福島です。
お墓参りに行った際に見かける「卒塔婆・お塔婆」ですが、そこにどんな内容が書かれてあるかご存知でしょうか?
基本的には「漢字」と「梵字」とで書き記されています。
漢字については皆さんよくご存知だと思いますが「梵字(ぼんじ)」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「梵字」とは古代インドで生まれた文字です。インドは仏教発祥の地であり梵字の一文字は神仏を現し様々な功徳を与え、また災難から救ってくれるパワーを持っているといわれています。
こういったことから、卒塔婆に書き記す文字として用いられるようになったようです。
卒塔婆の表面には梵字で仏教の宇宙観を表す五大要素(空・風・火・水・地)やお経・戒名などが書いてあり、裏面には施主名や起塔日などが書かれています。基本的にお塔婆に書いてある文字は「訓読み」より「音読み」で読まれます。
例えば「為」という文字は「ため」ではなく「イー・若しくはイ」と読みます。
意味は「亡くなられた方のための~」という意味になります。ご戒名の読みも同様に「音読み」が基本です。
宗派によって書き方は異なります。例えば、日蓮宗は「南無妙法蓮華経」曹洞宗では「南無阿弥陀仏」といったお題目(おだいもく)と呼ばれるお経が書いてあります。
浄土真宗は塔婆自体が存在しません。宗派によっても違いますが、お寺やご住職様によって違いがでるようです。
皆さんもお墓参りに行かれた際に一度気にかけてご覧になってみて下さい。
新たな発見があるかもしれません。
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永代供養と永代使用
2018年05月12日 08:00
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