森田石材店ブログ - お墓のQ&A -
Q.五輪塔は浄土真宗 では建ててはいけないのですか?
2015年09月25日 08:00
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自分で自分の墓を建ててはいけない?③
2008年02月27日 09:10
このネタも3日目となりました。
Q2.自分で自分の墓を建てるべきでない?
(答え)別にいいです。でも息子さんが建てるのが理想ですね。
お墓は一般的には子どもが建てるとされています。
これは儒教の考え方からきています。
儒教の中で大切なことのひとつに「孝」があります。つまり親孝行です。
その最たるものが、親の墓を建てること。
この考えは中国から朝鮮半島を渡って日本にまで深く浸透しています。
しかし、これはあくまでも形の話。
この部分だけ儒教の教えを守っても、ほとんど意味がないのかもしれません。
また親が「子どもの負担になるから自分たちでお墓を・・」と考えてしまうのは、
子どもを一人前として見ておらず、経験しなければならない苦労をさせない事に
なるともいわれています。
これは、心理学などにもよく出てくる「通過儀礼」というものだと思います。
現在の私たちは、昔に比べると経験しておかないといけない苦労を
していないケースが多々あるといわれています。
仏事以外の事柄でもこういったことは沢山ありますよね。
とはいえ、最近は家(家族)の在り方も昔とは違ってきています。
この通りにするのはなかなか難しいようですね。
明日はおさらいです。
(つづく)
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自分で自分の墓を建ててはいけない?②
2008年02月26日 12:04
では検証して見ましょう。
Q1.生前にお墓を建ててはいけなのか?
(答え)もちろん大丈夫です。
分かりやすい例をひとつ。
昭和64年1月にお亡くなりになった昭和天皇は、
2月には武蔵野陵に埋葬されています。
これは生前にお墓が用意されていたからこそ可能でした。
もし「縁起が悪い」のなら生前に用意しているはずがありません。
宮内庁にはこういったしきたりに関するプロフェッショナルがいて、
あらゆる行事がキチンと守られています。思いつきではやっていません。
生前にお墓を建てることを寿陵といい、その起源は中国の秦の始皇帝です。
聖徳太子、仁徳天皇も生前に自分のお墓をつくっています。
寿陵は「一度死んで新たに生まれ変わる」意味があり、
「還暦祝い」や「善光寺の胎内くぐり」などと同様の生まれ変わりの儀式なのです。
明日は自分で建てるべきでないのかについて考えます。
(つづく)
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Q.お墓がカケていると縁起が悪いの?
2007年12月17日 18:50
A.迷信です。大切なのは供養の気持ちです。
でもキチンとしておく方がいいですね。
お墓の迷信にはいろいろなものがありますが、
これも代表的な迷信です。
この迷信も「墓相」というものが発端です。
「墓相」については詳しくは触れませんが、
その中には石のカケ以外にも、多くの事柄が定められています。
建て方によって、吉相・凶相があります。
信じる信じないは個人の自由です。
さて、何か悪い事が起こるとすぐに、
「墓の相が良くない」と墓のせいにされる方があります。
でも目に見えないものの事を言われても困りますよね。
確かにそういう事もあるのかもしれませんが、
私にはそういうものは見えないので分かりません。
どんなものでも壊れたまま使っていると良くないといわれます。
自転車にしても、家にしても・・・。
それと同じで「石も壊れたままでは駄目だよ」という戒めの意味が
ある迷信なのかも知れません。
お墓は故人への贈り物だと思います。
ですから余裕があれば、傷ついたら出来る範囲で直してあげる
気持ちが大切だとは思います。
お墓はご先祖様がおられる場所です。
たたったりはしないと思います。
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Q.うちは神道ですが、お墓は違うのですか?
2007年12月10日 16:28
A.お墓は形や正面の文字が少し違いますが、ほとんど同じです。
神道のお墓の特徴は頭が尖っています。
これは三種の神器のひとつ「剣」の形を象っているといわれています。
あと墓前には榊を捧げる八足台があるのが特徴です。
正面の文字は「○○家奥都(津)城」等と彫ります。
意味は「奥深い所にあって外部から遮られた境域」ということ。(神社新報より)
また仏教と違って戒名はなく、姓名の下に、之霊・命・命霊・霊位などを付けます。
神道は仏教と深く習合して、日本に今の宗教観をもたらしたとされています。
それが明治維新の神仏分離により今日の状態になっています。
ですから、お墓に対する考え方は、神仏ほぼ同じです。
ちなみに、戦死者のお墓の多くは神道墓です。
この理由は、また別の機会にでも触れたいと思います。
墓石を販売する創業92年の株式会社森田石材店
丹波市・篠山市・多可郡・西脇市・加東市・小野市
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Q.神様と仏様どう違うの?
2007年12月01日 09:40
A.仏様になって神様になるのだそうです。
民俗学の柳田國男氏によれば、
故人の霊は30~50年で次第に縁故の家を離れ個性をもたない霊になり、
その後、霊は故人が生まれ育った故郷の地へ還り、
神さまの仲間に入ると日本人は考えているそうです。
故郷へ還ってくるということは、村の神社や庭の社の中の
氏神様や地神様になっているということなのでしょう。
だから「お墓参り」「初詣」「盆踊り」「秋祭り」も元は同じです。
こういったものの原点は、全部先祖供養なんですね。
ちなみに、氏神様とは住んでいる土地の人々を守護する神。
鎮守の神とも言われています。
また地神様とは祖霊、農神ともされる神。
屋敷内や辻・田のそばに祭るものとされています。
今年もあと1ヶ月。
初詣から始まって色んな神様にお世話になりました。
来年のお願いをする前に、神様仏様に今年のお礼を言っておきましょう。
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Q.今(11月中旬)、お墓を注文して年内に建ちますか?
2007年11月25日 14:38
A.可能ですが、通常は2~3ヶ月必要です。今なら1月以降がおすすめです。
お墓づくりには多くの工程があり、墓石の製作には約1ヶ月かかります。
その後、文字を彫り、建てます。
確かにお急ぎなら1ヶ月以内に建てる事も可能です。
展示品や在庫があれば、文字を彫刻すればOKだからです。
ただその場合でも、打合せは順序良くスムーズにする必要があります。
しかし、各工程で十分な検品ができない場合がありますのであまりお勧めできません。。
石によっては製作そのものに2ヶ月近くかかるものもあります。
例えば、庵治石細目や内垣石、伊達冠石などがそれにあたります。
やはりいい石はつくるのも大変です。
私はお墓が完成するまでの数ヶ月は、とてもいい時間だと思っています。
なぜなら戒名や法名を調べるのにご先祖様を遡ったり、写経を書く時間があることで、
改めてお墓づくりを実感される方が多いからです。
お墓を建てるのは一生に一回あるかないかのこと。
つくる過程も楽しんでいただきたく思います。
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Q.寒い地域の石ほど硬くて凍てにも強いのですか?
2007年11月17日 18:26
A.石の硬さと気温は全く関係ありません。
ちょっと難しい話になりますが、石の硬さを圧縮強度という数値で比較します。
日本石材産業協会発行の「墓石用石材規格カタログ」によれば、
ご覧の通りです↓。
【圧縮強度】
1位 伊達冠石 宮城県
2位 スターギヤラクシー インド
3位 ジンバブエブラック ジンバブエ
4位 G634 中国
5位 相州本小松石(青目) 神奈川県
確かに宮城県は寒いのかもしれませんが、
インドやジンバブエが寒いとは思えません。
ちなみに強度以外にも、石の特性を示す数値としては、
吸水率、比重など様々な数値があります。
しかし数値にこだわりすぎて、本来の石の色や風合いが無視されるのは、
とても残念でもったいない話です。
どの数値も一定以上であれば、墓石としての品質には問題ありません。
石もお見合いと同じ。
経歴、数値だけでなく、直感も大切にしましょう!
只今、当社では展示会を開催中です。
店内には石の資料もございます。
ご興味のある方はぜひご覧下さい。
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Q.お墓ディレクターとは何ですか?
2007年11月09日 20:45
A.日本石材産業協会が認定するお墓の仕事に携わる人を対象にした資格です。
2004年2月に「日本のお墓文化の正しい理解と普及を図るため」に始まりました。
検定はテキスト「日本人のお墓」および「日本人のお墓~第2集~」の中から、
宗教、歴史、石材、加工、施工、法律など多岐にわたり出題されます。
元々お墓の業界には、「これが基準」といったものがありませんでした。
それ故に、間違った知識や怪しい迷信、霊感商法のようなものまで横行しています。
そんな中で、こうしたテキストが出来たことは大変画期的なことでした。
この資格は「お墓に関する基本的な知識を持っている」目安になります。
もちろんこの資格があるからといって、すべてOKというわけではありませんが、
よい営業マンを見分けるポイントのひとつにはなると思います。
基本的な知識と「地域の慣習」の両方ををよく理解してこそ、
より良いお墓づくりのお手伝いが出来るのだと思います。
墓石を販売する創業92年の株式会社森田石材店のブログ(丹波市・篠山市・多可郡・西脇市・加東市・小野市・加西市・三田市・神戸市・南丹市・福知山市・猪名川町)
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Q.お墓の建立者は誰の名前にすればいいの?
2007年11月03日 08:46
A.お墓を建てた施主や喪主の一名のみを刻むのが一般的です。
(補足)
お墓の建立者には、施主や喪主、継承者の名前を代表して一人だけ刻むのが一般的です。
また、「兄弟みんなに協力してもらったから」「親子でお金を出し合ったから」と建立者を連名で刻まれるケースも多くあります。これももちろん間違いではありません。
ただ、お墓の建立者は記念碑の寄贈の意味で書くものとは違い、継承者という意味合いの方が強いようです。
また、建立者を彫刻する位置は、最もへりくだった位置として上台の左面とされていますが、仏石の後ろ面に彫る場合も多いです。どちらも間違いではありません。
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