森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -
土葬墓から代々墓へお引越し
2025年03月12日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。今回は、移設(お墓の引越し)です。
小野市のお墓です。既に当社でお墓をお世話になっている方からのご相談でした。土葬墓にあるご先祖様の石塔を500メートル先にある代々墓へ移動(移設)してほしいというご依頼でした。
土葬墓です。正面手前の4基と右奥の1基を代々墓の墓地へ移設します。
お寺様にお性根を抜いていただきます(抜魂)。
その後、石塔前の土とお骨(焼骨)を取っていただき、代々墓納骨堂に納めました。そして、お性根入れ(入魂)のお経をあげていただきました。
後日、作業をさせていただきました。土葬墓跡地は、草が生えないよう、そして跡地を踏まれないようにコンクリート舗装しました。また、空気抜きの穴を作成しています。
代々墓へ5基の石塔を移設しました。洗浄して据付、線香立は一番前に一つだけ付けています。
これで次の代の方も、代々墓のみお参り、墓守していただければと思います。肩の荷が下りたとも言っておられました。
もし霊標がなかったら
2025年02月05日 08:00

本店の髙梨です。
昔からのお墓、五輪塔や夫婦墓石、または代々墓はあるけど霊標(墓誌)がない。というお宅は多くとはいいませんがございます。
今回、たまたまそういう状況のお客様を西脇市で2軒お手伝いさせていただきました。
どちらのお家も古くからのお宅で先祖様が多くおられます。
今回、新たに仏さまが出られたのでそのご戒名やご命日などを記しておくものを。という事で設置させていただきました。
既存の墓石材と同じ石、または似た感じの石をご用意させていただきました。
これで必要なものは揃いました。お墓参りの際に日付やご年齢を見ては、故人様を思い出したり、
お話のひとつのきっかけになるかも知れません。
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文字埋め
2025年01月13日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。今回は、霊標(戒名板)の彫刻です。
しかし、いつもの追加のご彫刻ではありません。神戸市の北区のお墓です。永くお世話になっているお寺のご住職からのご相談でした。
「他社で彫刻されている戒名の一文字が間違っているので直してくれないか」というご相談でした。
「弾」となっていますが本当は「禅」だそうです。失礼ながら、どういう経緯で間違ったのか不明です。お寺様からの紹介でしたので、お客様にご連絡して、何種類かの修正方法の提案をさせていただきました。結論としては、この部分のみを埋めて彫刻し直す依頼をお受けしました。
修正できました。工程の写真はありませんが、練り合わせ溶剤を石の色目にできるだけ近づけて、平らにした上で彫刻し直しました。
言われなければ、気づかない仕上げになったと思います。また、敷地面積が狭いので、代々墓に引っ付いて据えているので、さらにわかりにくいです。
手前味噌ながら、弊社技術部の職人技術に感心したお手伝いでした(持ち帰らず、その場で作業をしました)。
お墓じまい
2024年12月06日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。今回は、お墓じまいの話です。
残念ながら、お墓じまいのお手伝いでした。墓地もお家も加東市にお住まいの方からのご依頼で、訳あってお話じまいをしなければならないとの事でした。
作業前です。18基のお墓を撤去処分します。
昭和50年台にお亡くなりなられた方の土葬がありましたので、1m以上掘削しましたが、お骨は出てきませんでした。ですので、土を少し取らせてもらいました。
焼骨と土を少しずつ取らせていただき、菩提寺の永代供養塔(合祀墓)に納められます。
思い入れのある石塔の仏石(棹石)3基のみ、その墓地にある無縁墓に納めました。
作業完了です。
ちょっとした事ですが~霊標の目地入れ~
2024年11月08日 08:00

滝野店の真下(ましも)です。今回は、ちょっとした事ですが、当社の取り組みの話です。
加東市で他社で建てられた霊標(戒名板、墓誌)の彫刻依頼をいただきました。通常は現場まで彫刻職人が出向きまして、現場彫刻する事が多いです。今回は他社で彫刻した文字にできるだけ近づけたいので、回収して本社工場で彫刻した後、配達させていただきました。
そこで、ふと周辺のお墓の戒名板とそれを支えている所(下駄)の隙間を見てみると、
くさびを入れている所もあれば、
なにも固定していないものもありました。
対して当社は、コーキング(ボンド)で固定する事をルールにしています。その工程です。まず、マスキングテープで養生して、ボンドを流し込みます。
ヘラで余分な所を取って、
最後にマスキングテープをはがして据付完了です。この作業をすることにより、地震等で倒れないとは言い切れませんが、見栄えも良いと思います。
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お墓を整理しました
2024年11月04日 08:00

本店の髙梨です。
先日、西脇市のお客様のお墓をお参りしやすいようにさせていただきました。
こちらの方は「土葬墓」「無所墓」「納骨墓」と3カ所のお墓をお持ちでした。
今回、お墓を新しくされましたので、この際にお参りしやすいように整理させていただきました。
こちらは土葬墓の写真です。お墓は3カ所ですが、お花を立てる花筒はこのほかも合わせて9カ所ほどあり、
そこに一対ずつですからお花だけでも18本必要でした。
そこで土葬墓と無所墓を撤去して、古い先祖様はすべて五輪塔にお祀りし供養塔としました。
そして、これからの方々は代々墓と霊標でお祀りしていくこととしました。
そうすればお花も2対だけで済み、お墓参りの際、手荷物も減らすことが出来ました。
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ラフタークレーンでお仕事 後編
2024年10月25日 08:00
自分たちの入るスペースは?
2024年10月07日 08:00

本店の髙梨です。
先日、丹波市でお墓のリフォームをさせていただきました。
こちらのお墓は本来的なお墓の建て方に則って「五輪塔・夫婦墓・お地蔵様」で建てられていました。
施主様は「次は自分たちの(お墓の)場所を空けとかなあかんな」ということでリフォームをお受けいたしました。
このようなお墓の建て方の場合は、基本的に五輪塔は残し、昔の方からの夫婦墓を無くして、その方々のご戒名を五輪塔の竿石に追加していく。というのが本来の理想です。
ただ、敷地がある程度必要になってくるので少ない聖地では難しいことです。
写真のように五輪塔へは夫婦墓にあったご先祖様のご戒名を印しました。
写真では見えにくいですが塔婆立ても新しくなり、差し込み口を広くしたのでより多くの塔婆を立てることが可能になりました。
夫婦墓はご両親のものだけを残しました。これでスペースは確保されましたので当分は安心です。
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