森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -
お墓の整理
2020年06月23日 08:00
滝野店の吉田です。
先日、新規のお墓を建てるのにあたり先祖様の石碑を処分したいので見積りをお願いしたいと御来店がありました。以前からではございますが、石碑を処分するのに幾らぐらい費用が掛かるのか教えて欲しいとのお問い合わせもよくございます。弊社では、石の量および使用機械の種類により費用計算をさせていただいいております。
先ずは、処分させていただく先祖様の石碑の確認をいたします。そして、使用する機械を選定するにあたって通路および作業場所の確認をいたします。
次に、石碑類の寸法を1基づつ採寸させていただきます。
以上のことを、積み上げてお見積もりを作成いたします。
今回のお客様は、処分する御先祖様の御戒名は分かる範囲で彫刻したいと考えておられますので、ご自宅にあります過去帳・お位牌・石碑に彫刻されている御戒名の確認などできる限りのお手伝いをさせていただく所存でございます。
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私がこだわったお墓づくり
2020年06月15日 08:00
代表の森田です。
やっと念願の我が家のお墓が完成しました。
当然ながら、私もお墓づくりの当事者になるのは初めての体験です。仕事上、あれもこれもと考えがちですが、自分なりに反映したいことを考え、今回のお墓づくりとなりました。私の個人的な「こだわり」をいくつかご紹介します。
こだわり1.小さなお墓にしたい。
長年いろんなお墓を見てきました。その中でも昔ながらの夫婦の戒名が刻まれた小さなお墓が好きだったので、父が建てた五輪塔と祖父母のお墓を小さく再加工しました。
再加工することで、43年前の墓石が新品同様になりました。
(加工前)
(加工後)
こだわり2.蓮の花を付けたい
お墓自体がシンプルなので、蓮華加工をしました。蓮華には上蓮華と下蓮華(伏蓮華・逆蓮華ともいいます)があるのですが、あまり派手になるのが好きではないので、下蓮華のみを付けることにました。これも、今までの石を加工しました。
こだわり3.つながない一本物の延石
石の種類によって長尺物が採れる石があります。長尺といっても通常は3~4mが最長とされています。しかし、最近調子がいい中国の吉林省から採石される吉林白という石は結構長いものが採れると聞き、ダメ元で聞いてみたところ、「4.7mの一本物が採れる」ということで、この延石を仕入れました。
吉林白は石目もきれいでオススメです。
こだわり4.写経を入れました。
これだけは、どうしてもやりたかったのが「写経」です。今まで多くのお客様に「写経」を勧めてまいりましたが、当然、自分の時もやりたいと思っていましたし、これをすることでお墓へ感情を注ぐような気持ちになります。
そして家族みんなの写経を納めました。生前父が書いていたものも見つかったので、それも一緒に納めました。
写経に一番ハマっていたのは長女でした。「めっちゃ楽しかったもっと書きたい」と言ってました。また東京にいる長男がちゃんと写経を書いて送ってくるか心配しておりましたが、納骨日ギリギリに到着!!
家族全員で作ったお墓になったと思います。
これはお墓の中にあった43年前の写経です。私が中1の時に書いたものも入っています。
納経した様子です。
ようやくお墓が完成して私はホッとしていますが、母はお骨がお墓に入ってしまったので寂しい様子です。
before
after
入口がキレイになりました
2020年06月09日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
今回はお墓への入口をリフォームさせていただきました。
施工前です。階段はありますが、ガタガタしていて、長年の土の流出で隙間が空いています。
また、段上は土で草が生えています。
墓地の右側が崩れかけています。
完成後です。
階段を一度外して、据え直しました。コンクリートで仕上げで、草も生えません。ほんの少し勾配つけていて、雨水も溜まりません。
墓地の右側はコンクリートブロックを積んで、土砂が流入しないようにしました。
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お墓のリフォーム工事(ファイバーレジン編)
2020年06月08日 08:00
篠山店の植木です。
今回は、ファイバーレジンのお話です。
お客様からは、草が生えないようにしてほしいとご要望がありました。
建立されてからかなり時間が経っていたので、お墓全体が傾いていました。
この際ですので、基礎ベースからしっかりとしたお墓にしましょう。と提案させていただきました。
墓石を解体して、残土を取り除き、割栗石を敷き詰めます。
割栗石の上に砕石を入れ転圧します
型枠を組み、鉄筋を配置します。
コンクリートを流し込みます。
基礎ベースの完成です。
外柵を組み立てます。
組合せヵ所は、ステンレスの金具を取り付けます。
外柵内に砕石を入れ転圧します。
外柵の前に、コンクリートの段を作るので、型枠を組みます。
コンクリートを流し込みます。
墓石をくみたて、最後にファイバーレジンを施します。
ファイバーレジンが乾いて完成です。
お客様からは、思っていたよりきれいになって、なによりお墓掃除が楽になるのはうれしいと喜んでいただけました。
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これからのために
2020年06月04日 08:00
滝野店の髙梨です。
今回施工させて頂きました工事のご紹介です。
今から約30数年前に建立されたお墓のリフォームです。
もともとは土葬の時代に建てられている墓地で奥に見える囲い石の中が30年前の五輪塔と代々墓石です。
施主様ご夫婦は「昔はまだまだ若かったし、子供らもこっち居ったから墓参りの花束や草抜き、掃除も気にならんかったけど、もうこんな歳(ご高齢)になると…」とおっしゃり、リフォーム工事に踏み切られました。
古碑を竿石と一重台だけにし、それも囲い石で巻いて大変だった草の防止はコンクリート施工して、その上に砕石を敷きました。
コンクリート仕上げには「なんかあからさまに見えるんは、なあ…。やっぱり見た目も気にせんとなあ」と施主様からのご要望があり、バラスで自然な仕上げにさせて頂きました。
バラスの下は全面コンクリート仕上げですので、もちろん排水穴も数か所とっています。
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お墓のお引越し(ファイバーレジンその㉒)
2020年05月29日 08:00
本店の高橋です。
定番のファイバーレジン第21弾。かつ、お墓のお引越しです。
今は、ご覧のように山の中の険しい場所にお墓があります。
水道もないし、車では近くまで行けません。
同じ市内の整備された公園墓地に移転することになりました。
墓石や外柵などもその95%はそのまま使用致しますので、解体は慎重に行います。
山の中に重機を持ち込みます。後方に見えているのが、カートクレーンという特殊な重機です。
クレーン付きのトラックが近くまで行けない場所で大活躍します。
少しづつ解体していきます。
最後にバラスを敷き詰めて完了です。
ここからはお引越し先の様子です。
山の中とは違い、既に整地済みです。
いつものように、鉄筋を敷き詰めます。
コンクリートを流し込み、しばらく養生します。
巻石の継ぎ目は金具で補強し、さらに保護の為コンクリートで覆います。
外柵がおおよそ出来上がりました。
勿論、ファイバーレジンで防草対策も完璧です。
骨材は五色砂利です。
移転の機会に細部の洗浄やペイントを施し、まるで新品のように蘇りました。
今回もよいお手伝いが出来ました。
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水子地蔵さまを新しくしました。
2020年05月25日 08:00
代表の森田です。
ただいま父のお墓を作っているところです。この機会に気になっているところは全て作り変えようと思っていました。
今回は、一番気になっていた「水子地蔵さま」を新しく作り変えました。今までも問題なく水子地蔵さまをお祀りをしていたのですが、私の両親に水子があり、次に私たちの間にも水子がありました。当時、水子地蔵さんを二つ並べてお祀りしようかと思ったこともありましたが、・・・そのままで時が経ちました。
1.写経をしました。
写経のお願いごとに「為森田家水子一切之供養」と書いて、父・母・妻・私の4人の写経を用意しました。父は昨年8月に他界しているのですが、写経はたくさん残していたので助かりました。
2.この4枚を写経筒(銅製)に入れ、台石の中心に15cmずつ穴掘り機(ボーリング60Φ)の穴をあけました。
3.この上にもう一つ台石を重ねて完成です。
お地蔵さまは「石んこ地蔵ふたり」にしました。
これで二世帯一緒にお祀りができるので、本当に嬉しく思います。
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年々掃除が大変になってきた
2020年05月21日 08:00
滝野店の福島です。
ゴールデンウィークも終わりましたが、今年は新型コロナウィルスの影響でお出掛けにはならず、ご家庭で過ごされた方も多かったのではないでしょうか?
そんな中、あるお客様とお話をさせて頂いておりますと「今年は(県外に住む)子供たちが帰省してくれなかった(出来なかった)…いつもは孫たちも連れて、みんなでお墓参りに行ってたのに…」との事でした。
お元気な方ではいらっしゃいますが、「私たち夫婦も年を取ってきたからお墓の掃除も大変で…」との事です。
そこでお薦めさせて頂いたのが、すっかりお馴染みになりました防草施工の「ファイバーレジン」になります。
施工例①
施工例②
こちらのお客様のように、困っている事をお聞かせいただくと「草引き(掃除)が大変だ」と言われる方が沢山おられます。
これからの時期は雑草が生えやすくなりお墓のお掃除も大変になってきます。
「ファイバーレジン」によるお墓のリフォーム、展示場でご覧いただけます。
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~線香立取付~
2020年05月18日 08:00
篠山店の植木です。
今回は線香立の取付と花立パイプをステンレスのものに交換するお手伝いをさせていただきました。
線香立がなかったので、ご納骨の日までに取付けてほしいとご依頼を頂きました。
今までは、香炉の中に灰を入れて線香をお供えされていたのですが、灰は風で飛ぶので水鉢がよく灰で白くなっていたそうです。
灰を入れられていたところにセメントを入れて、線香立を固定させていただきました。
これからは、灰に悩まされることなくお線香をお供えできます。
次は、花立パイプです。
以前は、プラスチックの花立パイプが使われていました。
ステンレスの花立パイプに交換させていただきました。
見栄えもよくなって、お掃除もしやすいので良かったですと喜んで頂きました。
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草の生えない墓地(ファイバーレジンその㉑)
2020年05月08日 08:00
本店の高橋です。
草の生えないシリーズ第21弾です。お馴染みファイバーレジンには骨材が数種類あります。
みなさんお好きな物を選んでいただきます。今回はお墓の上部と下部に分けて2種類施工致します。
現状は全くの更地です。
先ずは既存の土をすき取っていきます。
基礎ベースのコンクリートを打つ前に鉄筋を配置します。
木の板で囲んでいる部分は納骨室になる所です。
コンクリートを流し込みます。
外柵になる巻き石を据え付けていきます。継ぎ目には補強の金具を取り付けます。
金具はステンレスですが、さび止めとゆるみ防止のためにセメントで覆い被せます。
外柵が完成しました。上下の2段になっています。
ファイバーレジンの為、バラスで下地を作ります。
上は五色砂利、下は淡路砂利の2色の綺麗な仕上がりになりました。
今回も良いお手伝いが出来ました。