森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -
草の生えない墓地(ファイバーレジンその⑰)
2019年10月25日 08:00
お墓の撤去~コンクリート施工~
2019年10月17日 08:00
滝野店の中村です。
いわゆる”墓じまい”を検討されている方もおられるかと思いますが、”墓じまい”は場合によってはトラブルになることも多々あります。
過去の記事はこちらです。
改葬(お墓の引越し)に必要なもの
お墓の引越し
お墓の引越し2
お墓の引越し3
今回は”墓じまい”で気を付けなければならないポイントの一つ「自治会の規約」についてです。
お墓の場合には、住宅用の土地を取得するように墓地となる土地の所有権を買い取ることはできません。
よく「お墓を買う」と言いますが、お墓を買う=お墓の永代使用権または墓地使用権を取得することです。墓地の所有者と墓地を永代に渡って使用する権利を得るという契約をします。
つまり、共同墓地の場合には墓地の所有権は霊園を経営する側や自治体にあって、お墓を建てて所有している者は土地についての使用権を有しているだけです。
墓地建立に関する規約があるように、墓地返還に関する規約も当然存在します。最近では自治会の共同墓地でも、墓地に関する規約も細かく整備されているところもありますので確認は絶対に必要です。
返還の条件は様々ですが、多いのは
- ・原状回復(使用前の状態にする)
- ・更地する
- ・区画の場所によっては墓石のみ撤去して外柵は残しておく(外柵撤去によって区画が崩れる可能性がある場合)
といったところでしょうか。
また最近増えているのは、
・区画内の防草対策(コンクリート打設、防草シート等)
といったものもあります。
また費用が大きく変わる条件として
・土の入れ替え(特に以前土葬墓地であった場合に多い)
があります。過去には深さ1m以上土の入れ替えをしなければならない墓地もありました。
究極の条件として“返還を認めない”といったものもありました。
いずれにしても施主様の判断や、業者の判断で返還できるわけではありません。墓地規約やまた条件によっては墓地管理者の立ち合いのもと確認が必要です。
今回ご依頼を頂きましたお客様の区画の条件は「原状回復と防草の為、コンクリートの打設」でした。
撤去した墓石の竿石は供養塔に移動します。墓地によっては供養塔が既にいっぱいで置けない場合もあります。
このように墓地の規約によって明確に定められているところもありますが、中には「条件なし」といったところもあります。次のケースは「条件なし=今後その場所を他の方が使うことがない」といったものです。
こちらの墓地では周りの区画の人に迷惑にならないようにという事で、返還される方は自主的にコンクリート打設をされています。
このようにトラブル回避の為に勿論墓地規約の確認は必要ですが、御見積をする上でも返還条件は大きく関わってきますので是非一度ご確認ください。
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お線香が真っすぐ立ちます
2019年10月16日 08:00
お客様の声を頂きました②(上田様)
2019年10月13日 08:00
ガラス製のローソク立ての交換
2019年09月23日 09:00
滝野店の吉田です。
今回は、ガラス製のローソク立てのガラスにひびが入ったので交換して欲しいとのご依頼で対応して参りました。
ガラスの交換は、手を怪我しないように手袋をはいて割れたガラスを取り除いてください。ガラスを取り除いたあと、赤い矢印のシリコンゴムがあるかどうか確認をして下さい。
このゴムが無いとガラスと金具が密着しない為、使い勝手がよくありません。
ガラスを挿入したあとも、ゴムがあるか確認(白い矢印)が必要です。シリコンゴムが無い場合は、ホームセンターにも素材として1mm厚のシリコンゴムが購入できます。
こうして交換が終わり、お墓に取り付けて完了です。くれぐれも割れたガラスの取扱いにはご注意ください。
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我が家もコレお願いしたい!
2019年09月07日 08:00
篠山店の園中です。
今回のご紹介は、同じ墓地内でファイバーレジン施工をしているお墓を見て同じように草の生えないようにしてとのご依頼を受けたお話です。
しっかりした外柵がなく、草が生え放題・・・。
すると、お隣さんの墓石の区画内がきれいになっていることに気づきました。
「うちもコレお願いしたい!」となり、外柵も含めてのリフォーム工事をすることになりました。
ご依頼の内容は…
- ・全体的にお参りしやすくように。
- ・古いお墓を処分せずにきれいに配置して欲しい。
- ・防草対策
割栗石を全体に敷き詰めた後、砕石を入れランマーで転圧し踏み固めます。
延べ石と延べ石との組み合わせ部分はステンレスの金具を取り付けます。
隣とは、また違った色できれいに収まりました。お客様から窮屈なお墓だったけど、入り口も広くなり整ったので、お参りしやすくなった。
お盆前にきれいに出来て良かったと、喜んでいただけました。
ファイバーレジンの骨材は、いろいろな種類があります。
各店、骨材見本もありますので、お気軽にお声がけください。
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線香立は取り外しできます
2019年08月26日 08:00
篠山店の真下(ましも)です。
線香立の交換をさせていただきました。
他社さんで建てられいるお墓です。これまで、線香立を外すことができませんでした。正確に言うと、本体ごと外すことはできていたのですが、それを石屋さんから、説明を受けておられなかったようです。
ですので、これまで線香が燃焼しきれなかったものを、指やお箸(?)などでつまんで、取っておられたようです。
このような線香立で、取り外しできないタイプでした。通常、石と線香立はボンドなどで固定してあるので、簡単に外れないのですが、これを建てられた石屋さんは固定していなかったようです。
取り替えました。ネジタイプの土台と石は、ボンドで固定しました。左の線香立の底と土台は、ネジで脱着できます。
これで取り外しできるので、線香の残りを簡単に取り除けるようになりました。少しの時間かもしれませんが、お掃除の時間が短縮になると思います。
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巻き石の開き
2019年08月18日 08:00
本店の高橋です。
10年ほど前に新規霊標建立のお手伝いをさせて頂いたお客様から
「巻き石が開いてきている。なんとかならないか?」とのお問い合わせがありました。
こちらの巻き石はかなり古く数十年は経過しています。
写真では1本に見える巻き石ですが、実は3本の継ぎ合わせであります。
その3本の全部の継ぎ目に隙間が出来ていました。
解体して補強しなくてはなりません。
解体してみると、継ぎ目の補強は何も施されていませんでした。
巻き石を加工し、ステンレス製の金具を取り付けます。
さらに金具をコンクリートで覆い隠します。
綺麗になりました。
修繕はお墓の後ろ部分だけでしたが、前部分は10年前にやり替えていますので、心配はありません。
今回も良いお手伝いが出来ました。
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延石の修理
2019年08月10日 08:00
滝野店の中村です。
お盆を迎えるにあたって皆様様々な準備をされているかと思います。私もお墓に行くと酷暑の中お墓掃除をされているのを見かけます。
夏場は墓石の表面温度は60~80度にもなると言われています。皆様くれぐれも、熱中症、火傷にご注意ください。
さて、お墓そうじに行かれると、日頃気になっていること、普段は気が付かないけど掃除していて気付くことがあるため、この時期は墓石の建立工事もさることながら、リフォーム工事や修理のご依頼もよく頂きます。
今回は延石の修理(据え直し工事)のご依頼を頂きました。
昔は今のようなボンドや金具で延石を固定してるわけではないので、年数とともにずれたり外れたりします。
これらの延石に金具をつけて据え直します。
まず区画内の土をスキ取ります。
延石は現在のものとは違い内側は加工されておらず”あら”が残ったままになっています。
これらの”あら”を機械を使って削り、金具を取り付けられるようにします。
次に延石を据え直し、金具を取り付けます。
最後に取り付けた金具のゆるみ・サビ防止のため、コンクリートを塗り上げます。
土を戻して完成です。
お盆前に修復することが出来たと、お施主様にも大変喜んで頂けました!
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