森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

お墓移設のお手伝いの4回目です(1回目2回目3回目はこちらです)。
これで最終回、完結編になります。
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今回は、残り2軒のお家の移設作業です。
3回目のブログにも書きましたが、移設先の寺院墓地は1.8m角の区画で、すべてのご先祖様のお墓を移設させることができません。
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ていねいにお墓を解体、撤去作業をしています
1軒目のお家は、すでに寺院墓地に代々のお墓はありましたが、山奥のお墓に奥さんの祖母、父母のお墓が残っていました。そこで、寺院墓地をもう1区画購入されて、移設することになりました。区画は代々のお墓の斜め前が空いていましたので、そこを購入されました。以前はバラバラだったので、お参りが大変だったと思いますが、一緒になったので、お参りが楽になったと喜んでおられました。
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手前の夫婦のお墓と右奥のお一人のお墓を移設します
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こちらの区画を追加で購入されました
左奥が代々のお墓です
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洗浄や色入れなどをして、左の夫婦墓の前に花立、線香立の台を設置しました
2軒目のお家は、これから皆さんも入られる代々のお墓と、霊標、お地蔵様を移設しました。残り夫婦のお墓など4基は処分させていただきました。処分するお墓の方々は代々墓に入っていただくので、霊標に追加で彫刻をしました。
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処分したご先祖様の彫刻を霊標の裏面にしました
代々墓には、地震対策(免震)を施しています
今回、山奥のお墓から5基の石塔を移設し、15基のご先祖様のお墓を処分させていただきました。処分されるのは、残念なことですが、
・お参りしやすくなる
・お掃除も楽になる
・次の世代にも任せられる
等、良いことも多くあるので、最近はリフォームや整理されるお話は増えてきています。
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園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今回はリフォーム工事の紹介です。
ご依頼内容は、お墓が遠く、歳を取り年に一度ぐらいしか掃除に行けないので、掃除がしやすく草が生えないよにして、きれいにしてほしいとのご要望です。
施工前1.JPG
(施工前)
 1) 花立を加工し、ステレス花筒にする。
 2) 家紋と彫刻文字に色を入れる。
 3) 線香立てを取り外しが出来るステンレス製にする。
 4) 草が生えないように玉砂利をファイバーレジンにする。
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(施工後)
花筒線香立.JPG
ステンレス製の花筒と線香立に交換
花筒も線香立もステンレス製なので錆にくく、花筒は水がたっぷり入るので花も長持ちします。
施工後2.JPG
(施工後)
ファイバーレジンで草の生えにくい施工で仕上げました。
これで、下からの草は心配ありません。
落ち葉は、ホウキや手でパパっとかき集めることができ、お掃除も楽になりました。
何度かブログでも紹介していますが、ファイバーレジンの説明をします。
ファイバーレジンは、自然石を骨材に使用することで、自然の色彩、風合いを生かしいるので、既存の墓石や周りとの墓地の景観を損ないわない仕上がりで出来ます。
もう一つの特徴は、透水性があることです。墓地が雨水が水たまりになることなく、地中に排水されます。

ファイバーレジン大和ざくら.jpg
今回の自然石の骨材は、大和ざくらで仕上げました。
自然石の骨材はいろんな種類がありますので、和墓だけでなくデザイン墓にもお勧めです。

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地震対策

2017年12月03日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

今回は神戸市営のひよどり霊園に来ております。既存の墓石に地震対策を施すお手伝いです。
このお墓は15年ほど前に他社にて建てられており、もちろん免震構造ではありませんでした。こちらのお客様は10年ほど前に弊社が免震構造を採用した時の新聞記事を大切に保管されていました。
この度たまたま丹波市へお越しの折に弊社にお寄りになられて今回のお手伝いとなりました。
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一番上の石からはずして、解体します。
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もう一度組立てながら「免震」を施していきます。
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全部の写真ではありませんが、石と石の間にそれぞれ「免震ゲル」を設置していきます。このゲルが地震の揺れを吸収して墓石を倒壊から守ってくれるのです。
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全部据え直して完了です。 この「免震構造」による地震対策は墓石本体に穴を開けたり
加工をしなくとも施せますので、とても簡単に工事が出来ます。今回も1日で施工出来ました。
気になるお方は是非お問い合わせ下さいませ。

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ブロック積みと野面積み

2017年11月25日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

3回連続でお話ししております「移設工事」は、現在新しい墓地に移設工事中です。続きは次回に再開いたします。
そこで今回は、先日のお墓づくりでご提案いたしました「土留め対策」についてです。
三田市のお墓で、新しく代々墓を建てさせていただきました。これまでは、裏山の土がご先祖様のお墓に侵入して、少しずつですが埋まっていました。そこで今回、新しくなったお墓やご先祖様のお墓に土が侵入しないようにと施工しました。
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工事前です。隣のお家までは土留めのブロックがあります。そこで同じブロックを用意して連結します。ご先祖様のお墓の下も、お隣から途中まで、野面(石垣)がつづいているのですが、途中でなくなっていましたので連結します。
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ご先祖様のお墓を解体しました。ブロックを積む所に、コンクリートで地盤を固めます。
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ご先祖様のお墓を並び変えて、据え直しました。そして、ブロックを積み始めている所です。
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ブロックを強固にするため、鉄筋を入れています。
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完成しました。ブロックはお隣より1段低くしました。
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自然な感じで野面で舞台を作って、立派になりました。
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区画が直角でなはく何回も打合せをさせていただきました。工事中も変更・追加作業があり、現場の当社職人も大変だったと思いますが、お客様に喜んでもらえて良かったです。
地盤調査

2017年11月18日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

この度、墓地リフォームのお見積りの依頼を受けました。
高い擁壁(約3m)で造成されている墓地で、お客様の墓地は擁壁に近い方にあり、墓石・外柵が傾いていて、一部無理がかかって延石が折れている箇所もあるような状況です。お墓を建立されてからは15年の年月が経っていて、この際きっちりと補修したいとのご要望です。
擁壁側は明らかに盛り土で地盤沈下を起こしています。転圧不足の可能性が高いと思われます。リフォーム工事をするにあたって、墓地の現状の地盤調査をしたうえで検討することとなり、近々スウェーデン式サウジング試験を行います。
サウジング1.png
サウジング2.png
当然のことながら試験結果をふまえた何らかの地盤改良が、必要になってくると思います。
ご心配の方は、地盤調査を絡めた補修工事を、お勧めいたします。

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お墓の引越し2

2017年11月09日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
先日、三木市から加古川市の墓地へお墓の引越しをしました。
三木市のお墓は下の写真の通り、急な坂道を上がっていったところにありました。現在のお住まいは加古川市で、この三木市のお墓の近くには駅などなくバスの本数も少ないので、お墓参りが大変ということでした。
また、この土地には既に誰もお住まいではありませんでした。そこで現在のお住まいの近くにお墓を引っ越しすることになりました。
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お墓は上の写真の階段を150m程上がると薮の中にあります。
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今回のご依頼は最前列真ん中にある「○○家之墓」以外の墓石は撤去処分、戒名を刻む板(霊標)は板のみ新品に交換します。
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「人がお参りしにくい場所=機械も通りにくい場所」ということで写真のように、解体した墓石を運搬していきます。
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撤去後このようになりました。
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次に移設先の工事です。
外柵もなく更地のため新規で外柵を据付けました。
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完成後がこちらです。
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これで家族はもちろん、孫が遊び来ても直ぐにお墓参りができると大変喜んで頂きました。

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移設のお手伝い~第3回~

2017年11月08日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

お墓移設のお手伝いの3回目です(1回目2回目も合わせて見てくださいね)。
今回、5軒のお墓のお手伝いをさせていただいていますが、そのうちの1軒の移設工事です。
移設先の寺墓地は1.8メートル角の区画で、すべてのご先祖様のお墓を移設させることができません。こちらのお家は、お地蔵様だけ移設して、これから皆さんが入られる代々のお墓と霊標、ご先祖様を祀る五輪塔を建てることになりました。
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こちらの墓地から、お地蔵様を移設します。
後の墓石と杭修正.jpg
移設先の寺墓地です。
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まず鉄筋を敷いて、基礎コンクリートを流し込みます。
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お墓をぐるっと囲む巻石の継ぎ目は、金具で固定します。
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土葬のお骨を斎場で火葬にされたお骨と、土葬でお骨がでなかった所の土を納めました。
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草の生えにくい「下地硬化」と地震対策「安震はかもり」を施工して、完成です。
本日から、他方々の移設工事が再開されます。残り4軒の皆様、楽しみにお待ちください。

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移設のお手伝い~第2回~

2017年10月22日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

前回に引き続き、お墓移設工事のお手伝いです。
今回は、3軒のお家の土葬上げのお話です。
火葬以前の、ご遺体はそのまま土の下に埋葬していました。その埋葬したご遺体を今回は掘り出させてもらい、出てきたお骨は斎場で火葬にして、移設する寺墓地のお墓に納骨していただきます。
今回は、5軒中3軒に土葬のご先祖がおられ、お手伝いさせていただきました。
連日、雨続きだったのですが、作業したこの日だけ天候が回復し、順調に作業できました。
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重機で1.5m~2m位掘り進めました。昭和50年代のご先祖様のお骨は土に還っておらず、でてきました。それをケースに保管し、施主様にお渡ししました。
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土を元に戻します。
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全部で10ヶ所以上掘りました。
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他の土葬があり、重機が通れない所は職人が手で掘りました。
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お骨が出なかった場所は、土を取りました。これも新しいお墓に納骨します。
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真砂土でキレイに仕上げました。
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3軒のお家、それぞれ1体ずつ、お骨が出てきましたので、すぐに市役所で手続きされ、その日の夕方に斎場で火葬にされました。皆様、当日バタバタされましたが、順調に進んで良かったです。
1軒のお客様は、すでにこのお墓から寺墓地に移設されていて、土葬のご先祖様だけおられました。「ずーっと、気になっていたから、ホッとしました!」とのお声をいただき、職人達も私もお手伝いできて良かったと思える1日でした。

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移設のお手伝い~第1回~

2017年10月05日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

これから3回にわたって、お墓の移設工事を中心にお話をさせていただきます。
色々なご縁がありまして、同じ墓地で5軒のお仕事をさせていただくことになりました。
三田市のお墓で、現在は山奥に10軒程のお墓があります。
墓地までの道中は、整備されておらず、お参りしづらいと思います。
ですが、墓地まで行くと表現の仕方がおかしいかもしれませんが、神秘的で昔からご先祖様が大事に守ってきた墓地なんだろうなと感じました。
その墓地も、昨今の急激な大雨で鉄砲水が発生し、50年以上前に建てたご先祖様のお墓を何基も倒してしまいました。
そこで、残念ではありますが、3軒のお家が移設するということになりました。
移設場所は同地区にある、お寺の境内墓地です。
残り2軒のお手伝いは、身墓の土葬上げと、すでに別の場所で代々のお墓を建立させているので、昔からある夫婦のお墓を撤去する工事です。
先日、雨が降りしきる中、お宅それぞれ代表の方が参列され、ご住職にお性根抜き(魂抜き)をされた所に、私がお立ち会いさせていただきました。
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最初に墓地全体にお経をあげていただきました。
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その後、移設や撤去させていただく石塔の魂を抜いていただきました。
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最後に、土葬上げをする所も拝んでいただきました。
皆様、雨の中で大変したが、少しホッとされたように感じました。
これで、森田石材店の職人達がいつでも仕事できることができるようになりました。
次回は、その作業をお話したいと思います。

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山の中のお墓リフォーム工事

2017年09月12日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今回の紹介するリフォーム工事は、たくさんあるお墓をそのまま残して、出来るだけで管理のしやすお墓にしてほしいとのご依頼でした。
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<ご依頼内容>
 1.古い石垣をなんとかしてほしい
 2.落ちてきた笹の葉を簡単に掃除出来るようにして欲しい
 3.プラッチックの花立を石に代えて欲しい
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<施工後>
1.古い石垣は新しい石垣に代えました。
2.表面をコンクリートでぬりました。
3.既存の花立を利用しボーリング加工をしました。
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(施工前)                 (施工後)
表だけではなく、もちろん、裏側もきれいになりました。
Reform_04.JPG Reform_05.JPG
花立は、既存のものに穴(ボーリング)をあけて、ステンレス製の花筒を付けました。
線香立ても同様、穴をあけてステンレス製の筒を付けました。
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いかがでしょうか?見違えるくらい立派で、お手入れもしやすくなりました。
あとの代のことを考えて古いお墓をどうしたらいいのかと、最近よく相談を受けます。古いお墓を処分し、新しいお墓にまとめるのも一つです。
また、墓じまいもその選択の一つだと思います。今回は、全部のお墓を残して、管理しやすい方法を選択されました。
それぞれ家ごとに事情がありどの選択が正しいと一概には言えません。
それぞれ家には、お墓に対して思いがります。各家にあった供養の仕方があると思います。
どんなことでも、ご相談して下さい。

【カテゴリ】

お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く