森田石材店ブログ - お墓のリフォーム -
同じ墓地でお引越し
2022年11月18日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、同じ墓地内で移動をしたお墓をご紹介致します。
お客様が移動をしたいと思われた理由は、場所が狭くお参りするのが大変だったからです。
花や線香をお供えするのも隣のお墓を跨いで近寄り、お墓に手を掛けてようやく出来る状態でした。
それに、今回移動する場所が親戚の墓の隣になるので、同じ様にしたいとの思いもあったそうです。
BFORE
こちらは施行中の様子です。
AFTER
お客様からは「前の場所は周りに気を付けてお参りしないといけませんでしたが、新しい場所に移り気兼ねなく行けるようになりました。特に良かったのが、お墓の前に立ってお参りが出来るようになった事です。今までのお墓を処分することなく新しく場所に移れて良かった」と喜んでいただきました。
最後の仕事
2022年11月04日 09:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回は、追加で彫刻させていただいたお話です。
26年前に当社で墓石建立いただいたお墓です。
代々墓、古いご先祖の為の五輪塔、父母から彫刻している霊標(戒名板、墓誌とも言います)を建てておられます。
今回、五輪塔と霊標に彫刻する依頼をいただきました。
これまで五輪塔には、先祖代々とだけ彫刻していたのですが、お位牌等調べられて、12霊のご戒名を彫刻しました。
また、奥様を亡くされて、その彫刻を霊標にしました。
そして、ご自身の戒名もお寺からいただいたという事で彫刻しました(生前戒名)。
お客様曰く、
「後を任せる息子達の為に、やれることはしておきたい。特に古いご先祖はワシもわからない事もあるし、息子達はもっとわからなくなるだろう。最後の仕事だ。」
とおっしゃっていました。
菩提寺のご住職とも、打ち合わせが色々あったのですが、その当時は体調が少し思わしくなかったので、私が仲介して対応しました。
良いお手伝いができたと思っています。
納骨できなかったお墓
2022年10月17日 08:08
滝野店の真下(ましも)です。
今回はお墓に納骨できるようにさせていただきました。
大正時代に建てられたお墓です。
その時代、どれくらいの費用と人の手がかかったのかなと思ってしまうくらい立派なお墓です。
正面に大きな「代々墓」はありますが、その時代は土葬でしたので、納骨できるようには建てられていませんでした。
時代は流れ、地震や地盤の事もあり、土台はかなりずれていました。
応急措置として、隙間を埋めました。
「代々墓」の前に火葬されたご家族が入っていただく納骨場所(カロート)を作らせていただきました。
上に乗っているのは、香炉です。
左側に先代の夫婦墓を建てました。
依頼者様からの戒名は、その横の霊標に彫刻するようになります。
お骨は同じカロートに納めさせていただきます。
既存のご先祖様のお墓15カ所にひとつずつですが、花立を設けました。
お客様だけではなく、ご親戚の方々にも喜んでもらえホッとしました。
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台風の後はご注意ください
2022年10月11日 08:00
今回のご紹介は、台風で倒れた塔婆立てを修復するお話しです。
丹波篠山市のお寺の墓地で、ご住職から塔婆立てが倒れているので直して欲しいとご依頼を受けました。
石の塔婆立てだけをみるとすごくしっかりとしています。
風なんかで倒れるのか?と思われるかもしれませんが、塔婆立てに塔婆を立てると風を受ける面積が大きくなり、意外と倒れやすいのです。
台風が通り過ぎた後、お墓を見に行くと塔婆立てが倒れている姿をよく見かけます。
今回の工事では、コンクリートで地盤と固め、塔婆立てとコンクリートが一体になるように施工しました。
以前はボンドだけで接着していた部材と部材の繋ぎ目にピンを入れ、外れないように固定しました。
「これで倒れる心配も無くなった」と喜んで頂きました。
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外柵の傾き直しと墓石建立
2022年09月30日 08:00
滝野店の中村です。
今回担当させて頂いたお客様のご依頼は古い先祖の墓を撤去して、新たに代々墓を建てることでした。
お墓を見せて頂くと外柵に傾きが見られました。
せっかくお墓を建てても土台が傾いていてはいけないので、外柵も一度解体して基礎ベースからやり直しました。
墓石、外柵を撤去してしっかりと転圧していきます。
ベタ基礎でコンクリートを打設していきます。
そして完成がこちらです。
お墓が綺麗になったと大変喜んで頂きました。
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防草工事
2022年09月29日 08:00
こんにちは、滝野店の河合です。
以前に2件同時に防草工事と玉砂利の入れ替えをさせて頂いたので、ご紹介します。
きっかけは親戚2件同時で追加彫刻のご依頼を頂いた際にリフォーム提案させて頂いた事でした。
当社おなじみのファイバーレジンも検討頂きましたが、防草はしたいが前の雰囲気も残したい、との事で
今回は玉砂利の交換と下地のコンクリート舗装を提案させて頂きました。
こちらが施工前です。こまめにお参りされ草引きされているそうですが、周囲は山や田んぼに囲まれており草の種が飛んでくるので引いてもすぐ草が生えて大変!腰痛い!との事。
以前の玉砂利と下の土を職人さんが手作業ですき取った後、コンクリート舗装します。
「コンクリートで塞いでもたらご先祖さんが息出来へんやん!」と仰られる方も居るかと思いますが、大丈夫です。水抜き用の穴を複数確保します。
キレイに均されたコンクリート面は何か気持ち良いですね!ちょっと触ってみたくなります…。
最後は玉砂利を入れて完成です。手前と奥で違う色の玉砂利にしています。2件とも同様に工事させて頂きました。
お客様からは草引きの負担が減って助かった!玉砂利も新しくなって気持ち良い!と仰って頂けました。
良いお手伝いが出来ました。
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お墓の傾き直し
2022年09月20日 08:00
こんにちは。たんば篠山店の園中です。
今回は、お墓の傾きを直したお客様をご紹介致します。
当初は、お墓が1基傾いているのでそれだけを直して欲しいとのご依頼でした。
しかし、現場を確認し再度お話を伺うと
「お墓を建ててからもう30年以上も過ぎているので、直せる所は直したい」
とのことでした。
そこで、30年前にはなかった地震対策の免震施工や、防草対策のファイバーレジンをお勧めしました。
また、その他にも気になった所もありましたので、その修繕をご提案しご依頼いただきました。
こちらがリフォーム後のお墓です。↓
お客様からは、
「お墓が傾いていることだけが気になっていましたが、自分達が気付いてなかった古い鋳物の花筒を新しくステンレス花筒に替える加工や、お墓の洗浄・家紋の色を入れ直しなどをしてお墓が新しく蘇った様に感じました。これからは草刈りの心配もなく、お彼岸前にスッキリとしたお墓になった」
と喜んで頂きました。
お墓の移設(引っ越し)
2022年09月06日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回はお墓の移設(引っ越し)の話です。私が5年前に建てさせていただいたお客様です。
以前は10軒程の村墓地建立しました。そして今回、菩提寺境内墓地への移設です。
移設前です。奥のお墓を移設します。すべてのお墓の移設は無理なので、代々墓と霊標、五輪塔を移設して、古いご先祖墓や軍碑は撤去処分します。
その代わり、撤去処分するご先祖様でまだ五輪塔に彫刻されていないお方は彫刻させていただきました。
手前のプラスチック花筒がある方々は40年以上前の土葬で、今回掘り起こさせていただきました(土葬上げ)。
土葬上げの模様です。4霊の内、3霊のお骨が出てきました。お客様で斎場にお持ちいただき、荼毘に付してもらいました。移設先の納骨堂に納めます。
元に戻して、真砂土仕上げしました。
移設しました。私、入社して10年になりますが、自身で建てさせていただいたお墓を移設するのは、初めての経験でした。
霊標の文字の色を変えました
2022年08月18日 08:00
滝野店の真下(ましも)です。
今回はリフォーム工事をさせていただいたお墓のお話です。
リフォーム工事の一環で、霊標(宗旨によって法名碑や別名で戒名板などと言う事もあります)の色の変更をさせていただきました。
他社で建てられたお墓で、戒名(この宗旨では法名と言います)等の彫刻色が白になっています。
最初はキレイだったと思いますが、時間が経つと白色は見えにくくなっていきます。
当社も白色で入れる時もありますが、このようなグレー系の石種の場合は黒色を入れます。
作業後です。黒色にしましたので、くっきり見やすくなったと思います。
標題(「○○家之法名碑」の部分です)は、引き続き白色のままで、色の入れ直しをさせていただきました。
防草対策の「ファイバーレジン施工」もさせていただきました。
古いご先祖様の石は撤去して、霊標の位置を変更しています。
【カテゴリ】
ご先祖様が見守ってくれるお墓
2022年08月09日 08:00
篠山店の園中です。
今回は、5軒一緒にした工事をご紹介致します。
内容は、今まで埋め墓(ミバカ)だったところに新しくお墓を建て、参り墓(キヨバカ)にあるお墓を整理する工事でした。
ここの集落では、昔から亡がらを埋める墓地とお参りをするだけの墓地の2ヶ所の墓地を使う両墓制で供養をされていましたが
「自分達まではいいけど、子供の世代で2ヶ所の墓地を管理するは大変だろう」
との考えがまとまり、5件一緒に埋め墓に移動することになったそうです。
参り墓からお墓を移動させます。
こちらが工事後の写真です。
お客様からは
「一統の5軒揃って一緒に移れたことが何よりもよかった。区画前の通路も共有で広く取っているので、お参りがしやすいお墓になった」
と言っていただけました。
また、
「先祖が眠っている所を掘り起すことなく工事を出来たのも良かったし、お墓の後ろに埋め墓があることで、なんとなく先祖が見守っているような形になった。それも良かった」
と喜んでいただきました。