森田石材店ブログ - 神社仏閣 -
マニ車②
2019年01月12日 08:00
篠山店の園中です。
前回は、マニ車の出荷準備中でしたが、年末に工事を行いました。
据え付ける場所は、篠山市の旧西紀町にある弘誓寺です。
当日は大変寒く、前日の晩から降り積もった雪が薄っすらと残っていました。
マニ車の取り付け工事の様子です。
マニ車は、今後多くの方によって、ぐるぐるぐるぐると回されます。
なので、しっかりと固定しなければなりません。今回は、30センチ柱を埋め込み動かないように据え付けました。
本堂前の一番目立つところに配置しました。後ろに見える賽銭箱も弊社で取り付けました。
年末の営業最終日の工事となりましたが、何とか年内にお引き渡しが出来ました。
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鳥居と狐さまを設置しました。
2019年01月03日 08:00
本店の山崎です。
弊社には、社員が毎日朝夕と手を合わせているお社があります。このお社に、昨年末、鳥居と狐様を設置しました。
本社のすぐ前の駐車場の一角に設置していますので、工事の様子を見る事が出来ました。
設置位置を決め、トラックで鳥居の柱をつり、運びます。
一つずつ部品を置いていき設置していきます。この据付日の朝、工事を始める技術部へ社長が一言。
「しっかり据え付けてよ!!」
とハッパをかけていたので、自社のものとは言え、技術部のみんなは真剣そのものです。レベルを合わせたり、ここはこうすればいいのではと話し合いながら工事を進めていました。
その後、狐様も据付して完成です。
立派さにびっくりですが、今年も1年しっかりお祈りしたいと思います。
弊社は5日の土曜日より仕事はじめです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
追伸・・・今年も頑張ってみんなでブログを書いていきますので、どうぞお楽しみに☆彡
取り敢えずは…応急処置
2018年12月27日 08:00
滝野店の髙梨です。
先日ユーザー様からお電話いただきました。
「お宮の鳥居にヒビが入ってるんやけど修理できるやろか?」との事でしたので、早速現地へ。
白い目印部分がその亀裂です。柱を一周はしていないものの半周しています。かなり危険です。
この鳥居には「宝暦〇年・・・」と彫ってありました。ですので少なくとも250年程は経っていますが立派な御影石製です。
聞けば昔はもう少し西側にあったものを移設してきたとの事。しかも一度大きな台風で神社の木がこの鳥居に倒れて来て、
中の貫と額が折れて交換したそうです。村の方々は「もしかしたら、その時の衝撃でヒビが入ってたんかな~。
それが何年もかかってこうやって大きくなったんやろ。こんな傷なかったからな」と言われてました。
さて修理ですが・・・正直この段階で修理は出来ず、亀裂箇所と周囲のヒビ割れにセメントを詰める応急処置しかできません。
正直、この処置をしても石の強度としては復活はしません。亀裂から水が入ったり、大きくならないようにする予防策だけです。
マニ車
2018年12月26日 08:00
篠山店の園中です。
今回は入荷したマニ車(摩尼車)の紹介です。
マニ車は、主にチベット仏教で使用される仏具です。チベット、ブータン、ネパールはもとより中国、台湾そして日本の寺院などにも、設置されているところがあります。
マニ車は、円筒形で回転させることができるようにできています。大きさは手に持てるものから、仏教寺院などに設置された数メートルという大きさのものまで様々です。
円筒の側面にマントラ(真言)が刻印され、内部にロール状の経文やマントラが繰り返し書かれたものが納められているものが一般的です。
マニ車は、中にお経が入っていて、それを回転させることで、お経を読んだのと同じ功徳を得られるといわれます。
日本のお寺で見かけるのは、このような形のものが多く、真ん中の輪に文字が刻まれます。
その準備として・・・彫刻する文字を決めます。
【如意輪=如意輪観音】 人々を苦悩から救い、あらゆる願いを叶える観音菩薩
【止悪修善】悪い行いをやめ善のつとめをおこなう
こちらは、手書き文字をそのまま彫刻します。
文字の大きさやバランスを確認して。
完成を待ちます。どのような仕上がりになるのか楽しみです。
年内に据え付けの工事を予定しております。
年明けにはぐるぐる回るマニ車をご紹介できると思います。
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橋の高欄を石でつくりました。
2018年11月17日 08:00
代表の森田です。
高欄とは橋の手すりの部分を言います。寺院仏閣でよく見かけるアーチになった橋です。
この度、御本尊である十一面観世音菩薩の御開扉記念に合わせ、高欄の改修工事をさせていただきました。
朱色ではありませんが立派な手すり(高欄)が出来ました。
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神前灯籠
2018年10月16日 08:00
代表の森田です。
神前灯籠は名前のごとく、神様の前を灯す明かり(献灯)です。
灯籠は、奈良時代が始まりで、室内の明かりや灯台・・・現在に至っています。種類や形、素材も様々で、鉄製、木製、石製などがあります。神社仏閣はもちろんのこと、庭園などは観賞用として花崗岩がよく使われます。
さて、今年の台風20号と21号では、関西も大きな被害がありました。この会社でも、社内でお祭りされている「稲荷神社」に風で飛ばされた看板があたり、灯籠が壊れてしまいました。そしてこの度、新しく灯籠を新調されました。
以前の灯籠はコンクリート製でしたが、今回はみかげ石で作成。高さは1.6mで、柱の中心部分に穴が貫通していて電線が通っています。夕刻になるとタイマーで明かりが付きます。
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玉垣を一新します<最終回>
2018年10月08日 08:00
灯籠の修繕工事
2018年10月07日 08:00
篠山店の園中です。
子供が遊んでいる時に、もし灯籠が倒れてケガでもされたら大変、との思いから修繕工事をご依頼されました。
火袋の下を見ると、一部欠けてしまっているところもあります。
この灯籠は、大正天皇の即位を記念して建てられたと言うことです。かれこれ100年の年月が経っていることもあり、あちらこちらにヒビが入っていました。灯籠も傾いて危険な状態でした。
修繕のご要望は、歴史あるものなので、使える部材は出来るだけ使用して残して欲しいとのことでした。
笠と中台と軸を新しくしそれ以外は、既存の部材を使うことにしました。
作業の前に、宮司さんにより、工事の安全祈願が執り行われたました。
しっかり組み直して、転圧して、これで灯籠が座る準備ができました。
この灯籠は、何かあると集合し、ここから揃って出かける場所で、地域のシンボルという事です。
全部が新しいなるのでなく、昔の名残りを残して修繕できよかったと、喜んでいただきました。
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