森田石材店ブログ - 神社仏閣 -
神社の標柱(しめばしら)
2018年08月13日 08:00

代表の森田です。
みなさま、神社の入口に石門柱を見られたことありますか。この門柱の事を「標柱(しめばしら)」と言います。
全国の神社に建っているわけではなく、瀬戸内の神社に多く見られ、とくに広島県は圧倒的に多いそうです。昨年から1300年記念でお世話になっている石部神社(いそべじんじゃ)様で、標柱を建てることになりました。
幅50センチ×高さ5メートルの大きな柱、重さは3.8トンもあります。
レッカーで吊り上げます。職人さんと比較しても大きさがわかると思います。
完成です。奉納の文字は宮司様の自筆を彫り、一番上には社紋を彫刻しました。
立派な標柱なので、機会があれば見て下さい。
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山門が動いた。③
2018年08月01日 08:00

本店の高橋です。
前回の続きで実際に山門が動く所を見て頂きます。
下の写真のように事前に山門が乗ってくる所の石を設置しておきます。山門の全重量が掛かってきますので、基礎のコンクリートも石自体も丈夫なものが必要です。
判りづらいですが、真中にある丸い二つ、後方の四角い二つの敷石に山門の柱が乗ってきます。後方に見えている山門を三本の木製レールにコロを挟んで乗せ、ワイヤーでゆっくりと引っ張ります。
引っ張る機械は山門の後ろ側にあり、山門本体につないでいるワイヤーは一回前方にまわして折り返してきます。そして山門を通り越して後ろ側から引っ張るのです。
無事に乗せることができました。事前に据えていた敷石の寸法もピッタリ。重量にも充分耐えているようです。
この後、山門をぐるっと囲んでいる巻石の内側に板石を張っていきます。見栄えが全然違います。今から楽しみです。
次回に続く。
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顔を見ながらの石積み
2018年07月30日 08:00

こんにちは、篠山店の上山です。
皆様の所は昨日の台風被害はありませんでしたか?
さて、現在施工中で完成間近の篠山市東部の神社の話をします。
今年では加西市、三田市に続いての工事になります。
各地で被害のあった昨年10月の台風で御神木である大きな杉の木が倒壊しました。被害は左側の玉垣と石垣と神前灯籠などで幸いと言ってよいのかわかりませんが、上にある本殿、鳥居は被害を免れました。
崩壊した左部分の石垣の積み直しになります。
石垣と言っても御影石の切石ではなく、昔に山から取り出した自然石の山石です。
石には、特に自然石には顔(向き)があるといわれます。ひとつひとつ石の顔を見ながら積んでいきます。
ベテランの職人になると石のほうから「この向きで積んでくれ」という合図があるそうです。
写真ではわかり難いですが、石垣の勾配は現存の右側の石垣と同じになるように塩ビパイプを曲げて丁張りしています。
切石積み以上に手間のかかる石積みであり、最も職人のセンスが現れる石積みです、完成間近です。
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皇太神社竣工式
2018年07月23日 08:00

仕入れ担当の森田です。
昨日は三田市広野にございます皇太神社の玉垣改修の竣工式でした。
こういったところに来賓という立場でお呼びいただけるのは本当に光栄なことです。また石屋冥利につきます。
式典は厳かに執り行われ、その後、舞とお神楽が披露されました。ひとつの神社の大改修で、このように盛大に行われる様子を見ながら、地域の方々がしっかりと神事を守られているのだなあと感じました。
この神社の前回の大改修は大正9年。今から98年前です。まさに100年に一度の大改修でした。
当初は石積みにするかコンクリートの擁壁にするかの案が出ていました。しかし、コンクリートは50年が限度です。
また、コンクリートは時が経つと古びてきますが、石は時が経てば味が出ます。そんなことをお話しながら、当社の石積みを選んでいただきました。
さて、今回、弊社といたしましては、石垣(上段、下段)、玉垣、階段、張石、排水工事、樹木伐採、屋根洗浄、芳名版、狛犬、灯籠と一切合切を任せていただいた大工事でした。
昨年の春から準備に入り、年末に正式契約、そして2月から6月末までかかりました。その間、監督で一切を指揮した杉浦、石積みのリーダーの市位にはとても頑張ってくれました。
本日も区長さんにそのあたりを触れていただきとても嬉しかったです。
また自社でできない部分は、多くの協力業者様にお世話になりました。納期が迫る雨の中、間に合わせていただきたことに感謝いたします。
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山門が動いた。その②
2018年07月16日 08:00

本店の高橋です。
今年の三月にお寺の山門の工事のお話をさせて頂きました。今回はその続きです。
下の写真のように山門のまえにあった階段をいったん解体します。解体した段石は弊社工場へ持ち帰り、割れて使えないものを省いたり、切って寸法を調整したりしました。
新たに階段を積むのですが、当然一番下から積み始めますので位置や高さの微妙な調整が必要です。
最初が決まれば後は比較的スムーズな作業となります。
後は両横の「そで石」だけです。既存のものは細かく割れていましたので、弊社在庫の古びた風合いの石材を用意しました。
「そで石」が入ると階段全体がキリッとしまりました。バッチリです。後はこの山門のご帰還を待ちます。
続く・・・。
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神社の大改修工事④~間知積み~
2018年07月08日 08:00

篠山店の眞下(ましも)です。
三田市の大規模な神社修復工事の4回目です。
前回の境内階段のお話の続きで、間知積みです。本堂壁面の石垣を積んでいます。今回は間知石を使用しています。
最近、公共施設等は均等サイズでできた間知ブロックを使っているところを多く見かけます。
しかし、私達とすれば、手間も時間もかかりますが、間知石をオススメしています。
時間が経つと風合いも出てきて、存在感があります。
施工前です。
不揃いの形していますので、まず置いてみます。
飛び出していて、削る箇所に印をつけます。
「コヤスケ」という工具で飛び出していた所を削ります。
ピタッと揃いました。
これを一個ずつ繰り返していきます。気の遠くなる仕事ですが、職人は黙々と仕事を進めてくれました。
2月から始まった修復工事もいよいよ佳境です。
完成が楽しみです。
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神社の大改修工事③~境内階段~
2018年06月06日 08:00

篠山店の眞下(ましも)です。
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熊本城の石垣
2018年05月31日 12:00
滝野店の吉田です。
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灯籠修繕
2018年04月19日 08:00

篠山店の眞下(ましも)です。
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神社の大改修工事②~外堀石垣積み~
2018年04月03日 08:00

篠山店の眞下(ましも)です。
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