森田石材店ブログ - 神社仏閣 -
イレギュラーな「お社」の工事
2019年05月04日 08:00
代表の森田です。
この度、長男の同級生のお父様からのご依頼で、新しくお社を作り替えるお仕事をいただきました。
実は、この同級生のお父さんの思惑は、うちの息子が跡継ぎで帰ってきた時の「初仕事」として計画していらっしゃったらしいのですが・・・・そんなことは、いつになることやら?
そんな話をしていると、
「ゴールデン・ウィーク帰ってくるか?」
という話になり、
「帰ってきますよ」
というと
「そしたら、親子初仕事にしてもらおう!」
ということで、息子と一緒にお社の設置をしました。
まだまだ役にはたちませんが、私も良い記念になりました。
ご依頼いただいたお父さんとツーショット。感謝、感謝です。
【カテゴリ】
江戸時代の石職人は凄い
2019年04月17日 08:41
先日、由緒ある神社の玉垣の修繕工事をさせていただきました。
その場所は奥の院で毎日工事前にお祓いを受けなければ入れない聖域な場所です。
毎日、緊張感をもっての仕事でしたが、この石工事はもう一つの緊張感がありました。ちょっと凄すぎる工法で作られていました。
土台石、笠石共に石のつなぎ方が凄すぎ。木柱の繋ぎ方では目にすることはありますが、石では初めて観ました。
現在でもこの様な加工で石を繋ぐことは大変な作業です。ですが、350年前にこの仕事がされていることにビックリです。
当時の鉄のみで手作業で加工したことを思うと、当時のより優れた石工を結集させて作ったものだと思われます。
なんと「葵の御紋」も入っていますので。
とくに笠の石は土台と違って石厚が薄いので、手加工では折れてしまう・・・この様な細工は他にもたくさん有り、徳川家の力で石職人も磨かれたのだろうと思うとこです。
その象徴と言えるのが江戸城、現在の皇居ですね。
【カテゴリ】
お社を4基建てました。
2019年03月06日 08:00
【カテゴリ】
神殿をあたらしく③
2019年02月16日 08:00
滝野店の髙梨です。
前回はお社の本体までを接着しました。
さて次は一番大きな部材、屋根部を設置します。
重量も400kgほどあるため、いくら「ちから自慢」の当社職人といえども自力では何とも出来ません。ですので、そこはユニック車のクレーンでスイっと。
一番慎重になるのはここです。
片手でクレーンのリモコン操作し、もう片方の手ともう一人の職人とでゆっくりゆっくりとクレーンを下げながら、屋根をジャストな位置へ乗せます。
遷座していた神様を新しく仕上がったお社へ戻し、再び鎮座して頂きました。
これからは台風で屋根が飛ばされたり、腐食してしまったりすることはありません。
村の恵比寿様としてこの先もずっと祀られていくことでしょう。
【カテゴリ】
階段・濡れ縁の石張り
2019年02月08日 08:00
代表の森田です。
今回お仕事をさせていただいたのは、お寺の本堂の「階段・濡れ縁」の石張りです。
既存はコンクリートで仕上げてありました。
完成写真です。コンクリートのひび割れなど目立っていましたが、とてもスッキリとなり重厚感も増しました。
特に苦労したのが、側面の石張り作業です。貼り付ける板石に穴をあけ、5ミリのステンレス棒を2ヶ所ずつ接着をします。
貼付け面にエポキシ接着剤を塗り写真のように台座をつくって貼り付けます。
接着剤が固まるまで(約一日)クランプで止めます。結構根気のいる作業なので、慌てず慎重に貼っていきました。
納期も迫っていましたので、完成してホッとしています。
【カテゴリ】
神殿をあたらしく②
2019年01月30日 08:00
滝野店の髙梨です。
さて今回は工事の前半をお伝えいたします。
前回、修祓の御祈祷をして頂きました祠はご神体もなく、言わば「ただの木箱」状態になってしまいました。
これをクレーンで一気に撤去します。
クレーンが使える現場であればこその方法です。
撤去した後の設置面はレベル(平ら)が出ていなかったため、モルタルで平らにします。
その上にお社を建てていきます。
接着する部分によってコーキングボンドとエポキシ樹脂系2液性の接着剤を使い分けます(エポキシ系は硬化すると二度と外せない程の強度です)。
次回は屋根工事からをお知らせ致します。
【カテゴリ】
お社の建立工事
2019年01月18日 08:00
滝野店の中村です。
この度お社の建て替えのご依頼を受けました。
既存のものはコンクリート製だったので老朽化が激しくなり、この度建て替えをされることになりました。
まずはお施主様が塩や酒、洗い米などで清めます。
その後工事に取り掛かります。
いよいよお社を解体していきます。
撤去完了です。
次に撤去したところを整地して転圧していきます。
転圧したところにモルタルを敷いて平らにして基礎を打ちます。
最後に組み立てていきます。
完成がこちらです。
木製やコンクリート製のお社、またお社の台座の老朽化が進んでいる方は是非ご検討下さい。
【カテゴリ】