森田石材店ブログ - 滝野店 -
年忌法要のご準備
2018年11月15日 08:00
滝野店の福島です。
11月も半ばになりました。この時期になると各ご家庭にも届きはじめている「喪中はがき」で知人の訃報を知られた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな「喪中はがき」に混ざって「年忌法要の案内」が届いておりました。亡くなった人の祥月命日に営まれる法要を年忌法要と言います。
代表的なところでは
一周忌
亡くなった年の翌年に営まれる、初めての祥月命日の法要です。特に重要な年忌法要とされています。
三回忌
一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから3年目を迎えるという意味で三回忌と言われます。
三回忌以降
以後、命日から数えて満6年目の祥月命日に営まれる七回忌、同じように十三回忌・三十三回忌・五十回忌と続きます。宗派や地方の習慣によって違いますのでご住職に相談なさって下さい。
年忌法要の準備
まず、日時や場所を決めなくてはなりません。日時は正しくは故人の命日ですが、都合で変更しなければならない時は命日よりも遅くならないようにしましょう。
自宅でおこなうときは、お仏壇を掃除し仏具も揃え、線香、ロウソク、お花などを準備しておきます。
もちろん、お墓も掃除しておきます。また、お寺に連絡をして日時などの相談をする際、塔婆も用意していただくよう予め頼んでおかれると良いと思います(浄土真宗以外)。その際には塔婆料とお布施も準備しておくとスムーズです。
年忌法要の際には、日時など気を付けなければならないことも多々ありますが、前もって準備をすることで当日の法要がスムーズに執り行えます。
また、法要に招待する人数や人選等もそれぞれの家庭で違うと思いますので、自分達の場合はどうするのか、どうしてほしいのか等、予め家族に伝えておくとよいかもしれません。
言葉で伝える事ももちろんですが「エンディングノート」等で、葬儀や法要などについても記しておくことで、遺された家族も故人の意向を汲む事が出来ると思います。
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知人からの相談
2018年10月30日 08:00
滝野店の福島です。
先日、私の知人からも相談がありましたが、皆さまは「墓じまい」という言葉はご存知でしょうか?
当社のブログでも度々掲載されておりますし、「何を今さら」とおっしゃる方も多いかもしれませんが、最近よく耳にするこの「墓じまい」という言葉、意外にも「お墓を無くしてしまうこと」と思われている方が多いように思います。
◆「墓じまい」の定義
墓じまいとは本来「管理が出来なくなったお墓を撤去して、遺骨を取り出し、新しいお墓に移すこと」です。墓じまいという言葉は、最近になって誕生した造語であり、それまでは「改葬」という言葉が使われていました。
◆改葬の一連の流れとして
- ① すでに建っているお墓の閉眼供養(魂抜き)したあと、お骨を取り出す
- ② 元のお墓を撤去して更地に戻す
- ③ 新しい墓地にお墓を建てる(墓石の移動もしくは新規建立)
- ④ お骨を納め開眼供養をする
こうしたことから、墓じまいとは「お墓を無くし、供養を放棄することではない」ということがわかります。
◆「墓じまい」が注目される理由
墓じまいが注目されているのは「お墓が遠くてお墓参りに行けない」や 「今後、お墓を守ってくれる人がいなくなる」という方が増え、その背景にある「無縁墳墓(継承者が不在となった墓)の増加」という社会問題が影響しているのかなと思います。
墓じまいという言葉が普及する一方で、墓じまいに対する情報は十分であると言えません。
墓じまいにあたって、離檀料をめぐる菩提寺とのトラブルや親戚関係とのトラブル等々…。
意外と忘れがちですが、お墓は親族皆さんのものになります。まずはご家族で十分に話し合われることが大事だと思います。
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展示場を見るメリット
2018年10月14日 08:00
滝野店の福島です。
お墓を建てようと考えたり、リフォームなど建て替えを検討されている方は、どのような石で、どのようなデザインにすれば良いのか悩まれると思います。
インターネットやチラシ、カタログなどで検討する方も多いかと思いますが、私どもからのご提案としましては展示場の見学をお薦めします。
展示場を見るメリットとして・・・
①実物大のお墓が見れます
インターネットの画面やカタログでは、表示されている寸法から大きさをイメージするしかありませんが、展示場には実物大のお墓があります。
やはり実物サイズの物を見るとイメージもしやすく、デザインもしっかりと確認する事ができます。
デザインの種類は、インターネットやカタログの方が多いかもしれませんが、実物のデザインで比較すると違いもはっきりと理解する事ができると思います。
ご自身の体型と比較して段差やお墓の大きさが確認できますし、お花の交換やお掃除の時に手が届く位置など細かな部分も確認できるのが実物大の魅力です。
②実際の石で色や石目が確認できます
石材の種類はたくさんあります。もちろん全ての石を確認できるわけではありませんが、実物で確認することによりカタログより鮮明に色や石目を見ることができます。
同色系の石の微妙な色目の違いなども実物で比較しないとわからない部分です。
同じ石でも形状によって見え方が変わったり、光の当たり具合で見え方に変化がある事もあります。
③お墓の構造が理解できます
ひとくちにお墓と言っても、構造によって使用方法(特に納骨方法)が違います。
実際に墓地に建てられるお墓と同じ構造が見れるわけですから、カタログなどでは分かりにくい部分もしっかりと確認する事ができますし、不明な点も確認する事ができます。
カタログなどでは見れない裏側や内部が見れるのも展示品の魅力のひとつだと思います。天候も良いこの時期にご家族で展示場見学などいかがでしょう?
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私のお墓参り 倶會一處
2018年09月28日 08:00
滝野店の福島です。
お彼岸も明け、朝晩はすっかり涼しくなりました。8月のお盆、9月のお彼岸とお墓参りをされる機会も多かったのではないでしょうか?
私も先日お墓参りに行きました。
当社のブログでも度々「お墓の正面文字」について書かれておりますが、私の出身地であります京都市の墓地では、下の写真のように彫刻されているお墓を見かけることがあります。
「倶會一處(くえいっしょ)」と彫刻されており、浄土真宗の方のお墓です。
「倶(とも)に一つ処(ところ)に会う」という意味で、先に浄土に往生なさっているご先祖たちと共に同じ浄土に生まれたい、亡くなられてもまた大切な人と会いたいと思う気持ちのあらわれになります。
自分が亡くなったら、自分に会いたいと思ってくれる人を一人でも多く持ちたいなと改めて感じた帰省になりました。
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9月のお彼岸~お墓の相談会が始まります~
2018年09月12日 08:00
滝野店の福島です。
9月に入りました。間もなく「秋のお彼岸」になり、その時期に合わせて9/15(土)~24日(月)まで各店では「お墓の相談会」が始まります。
お彼岸は3月の「春分の日」と9月の「秋分の日」の前後3日間の計7日間。もしくはこの時期に行われる仏事(彼岸会)を指します。
年に2回あるお彼岸では、それぞれの初日を「彼岸の入り」、終わりの日を「彼岸明け」といい春分の日・秋分の日を「お中日」と言います。
「彼岸」とは、「彼方にある岸」のことで向こう岸です。大きな海や川を挟んだこちら側は「此岸」です。
仏教では、二つの岸を「悟り」と「迷い」の世界、あるいは「極楽浄土」と「娑婆」にたとえます。別の表現をすれば「あの世」と「この世」という言い方がしっくりと来るかもしれません。
「お彼岸」には寺院などにおいては「彼岸会」という法要を行い故人の供養を行われる所もあります。
また、一般的にはお墓参りを行い、お寺様にお経を読んでいただき先祖供養をなさる方もおられます。
「お彼岸」の時期は「お盆」の暑い時期と比べ気候も良いので、お墓参りに行かれてしっかりとお掃除なさったり、不具合などを見つける事が出来る良い機会だと思います。
お墓参りでお気づきの事がございましたら些細な事でもご相談下さい。
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お墓を建てるきっかけ
2018年08月27日 08:00
滝野店の福島です。
お盆を過ぎ、暑さも和らぎ幾分か過ごしやすくなりましたが「平成最後の夏」は記録的な暑さでした。
来年には年号が変わりますが、忘れてはならないのは来年10月には消費税も上がると言われている事ではないでしょうか。
お墓を建てるタイミング
皆様の中には、お墓の費用を生前に準備し「相続をしてからお墓を建てよう」と考えてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ご自身のお墓に必要なお金を残すことは素晴らしいことですが、そのお金には相続税がかかってしまいます。ですが生前にお墓を購入しておけば、お墓の相続税はかからないのです。
現在、お墓などの祭祀財産は非課税となっているので、同じお墓を購入するにしてもお金で残すかお墓で残すかによって相続税の課税対象になるかならないかが変わり、その差が数十万円以上となる場合もあります。
案外時間がかかる
前述したように来年の10月から消費税が8%から10%に上がります。
墓石を建立する費用は決して安いとは言えません、増税前は駆け込みのお客様が増える傾向にありまので、ご契約までにお時間を頂かなければならなくなる可能性もあります。
お墓は自分一人で建てるものではなく、家族や親族の方と一緒に考えて建てるものだと思います。
色々な届出があったり、墓地を決め、デザインを決め、石種や彫刻を決めて等々、一言でお墓を建てると言いましても今後何十年何百年と継承されていくものなので決まるまでにはお時間がかかって当然のことだと思います。
「来年の10月なら、まだ一年もある」ではなく「あと一年しかない」だと思います。
「お墓を建てるきっかけ」は人によって考え方がそれぞれですが、変わらない事実(消費税や税金等)もありますので、そこを軸に考えてみられてはいかがでしょうか。
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水をかけてあげても良いですか?
2018年07月26日 08:00
滝野店の福島です。
連日暑い日が続いておりますが、皆さんは体調など崩されてないでしょうか?
先日、あるお客様のご納骨があり、お手伝いに伺っておりました。
午前中の法事ではあったのですがとても暑く、準備などをしている私はもちろん、参列者の方も日傘をさされ汗を拭っておられました。
法事が始まる際に寺院様から「これから読経をさせて頂きますので、皆さん順番にお線香を手向けて水をあげて下さい」とのお話がありました。
そこである参列者の方から「お墓の頭から水をかけてあげても良いのですか?」との質問がありました。
今回のご寺院様の答えは、「暑いですからねぇ、沢山かけてあげたらよいですよ。私もかけて欲しいくらいです(笑)」でした。
この様な際の作法やマナーなど調べれば調べるほどわからなくなり戸惑われることが多いと思います。
実際に他のご寺院様であれば「頭から水をかけるべきではない、水鉢の窪みにお水を張ってあげなさい」と仰られたこともありました。
ご寺院様のお考えによって変わってくると思われますので、ご不明な点があればご法事の際に訊ねてみられれば良いと思います。
お墓を掃除なさる際に墓石に水をかけられても問題はありません。
水をかけて掃除なさった後の水滴などは、固くしぼった布などで拭きあげていただければよいですが、彫刻がされている所などはご注意なさって下さい。
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くれぐれもお気を付け下さい。
2018年07月10日 08:00
滝野店の福島です。
週末は記録的な大雨となりましたが、皆様のお住いの地域では被害の方は無かったでしょうか?
私共の本社があります丹波市では大きな被害が出ておりました、被害にあわれた方におかれましては心よりお見舞い申し上げます。地域にもよると思いますが、元々は山だった場所を開いて、山裾に墓地を作られている所が私の担当させて頂いております地区にも沢山あります。
そういった場所は雨が止んだからといっても地盤がゆるんでいる可能性がありますので十分な注意が必要です。
近くで土砂災害があったような地域は尚更です。降雨量なども大差ないと思いますし、地形や地質も同じようになっていると思いますので危険性は高まります。
「お墓のことが気になる」と言われるお気持ちはわかりますが、なるべく危険な場所には近づかないでいただければと思います。
もし石塔の傾きや、倒壊などありましたらご自身達でご無理はなさらず私どもまでご相談下さい。
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お盆の準備はお早めに
2018年06月24日 08:00
滝野店の福島です。
お盆が近づいて参りました。
私の担当させて頂いている地域では、初盆に合わせて白木の位牌から本位牌(塗りの位牌)に変えられる方が沢山おられます。
「お盆までってまだ日数あるじゃないか」
と思われるかもしれませんが、お盆が近づいて来ますとお寺様も忙しくなられるので決して早いという事はありません。
例えばご夫婦のどちらかが先にお亡くなりになっており、位牌を作っておられたとして、今回新たに連れ合いの方のご戒名などを彫刻するといった場合があります。
この場合、彫刻をする為に位牌をお預かりさせていただくのですが、お寺様に依頼していただいて「抜魂(お性根抜き)」をしていただく必要があります。
お預かりして彫刻し、お届けするのに約2~3週間ほど納期をいただきますので決して早いということはないと思います。
同様に墓地にあります霊標(戒名板・墓誌)などにも、まだ彫刻がお済みではない方がおられないでしょうか?
お盆には家族でお墓参りに行くので故人様の彫刻をしておきたい。と仰られる方もこの時期は沢山おられます。
「お盆までに」と考えておられる方はなるべく早めにお寺様に相談していただき、御用命いただければと思います。
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