
本店の中道です。
以前、納品前の見学に来ていただいたお客様のお墓の工事が完成しました。
施工前
既存碑の解体
掘削して、ベタ基礎ベースの配筋をします
鉄筋入りベタ基礎ベースの完成
巻石を組みます
コーナー・継ぎ目には金具を取り付けます
石塔の建立
完成
2020年04月20日 08:00
滝野店の髙梨です。
前回に引き続き、弊社おすすめ施工『ファイバーレジン』と『信頼棺』のダブル施工をご紹介させて頂きます。
前回のご紹介は五輪塔と代々墓石がある和型墓石でしたが、今回は最近建立が増えて来ております洋型墓石です。
こちらは信頼棺の「ミソ」の部分です。
このミソが水やゴミ、虫の侵入を防ぎます。ほぼ、どんな洋型にも対応した設計が可能です。
仕上げはファイバーレジンです。
雑草の手入れもほぼ手間要らず、透水性があるので「先祖さんが息できない」とか「水が流れないからコケが生える」といったご心配も不要です。
砂利も落ち着いた定番のものからカラフルなものもあり、イメージに合わせてお選び頂けます。
お墓のイメージもガラっと明るく変わります。
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2020年04月17日 08:00
篠山店の園中です。
丹波篠山市の松隣寺さまの境内で、永代供養塔の工事をさせていただきました。
その工事と3月に執り行なわれました開眼式の様子をご紹介します。
まずは工事の様子です。
アスファルトに釘を打ち、水糸を結び付け、アスファルトを切る位置を決めます。ユンボで敷地全体の土を掘り起こします。
ランマーで踏み固めます。納骨堂の下と排水穴を設置し配筋します。
コンクリートを流し込みます。バイブレーターを使い振動を与えコンクリートかな大きな気泡を取り除き、骨材を均等にします。
石垣を積んでいきます。石垣の上に延石を乗せ、組み合わせの所は、ステンレス製の金具を取り付けます。
納骨堂を配置し組み立てます。納骨堂の周囲はファイバーレジンで仕上げ。
宝塔を据え付けて完成です。両サイドに札をつけることができます。
裏側に扉がありこちらからお骨を入れます。内部は両サイドに棚、中央奥に納骨堂を配置。
そして、いよいよ檀家様にお披露目の日。たくさんの檀家さんが参列して下さった中、ご住職の読経が山々に響きわたりました。
境内のどこの場所で建てるか候補地が二転三転しましが、最終的に一番いい所に落ち着き、周囲にマッチしたいい供養塔が出来たと喜んで頂けました。
2020年04月16日 08:00
滝野店の吉田です。
先日、洋型のお墓を建立させていただくお客様と文字彫りの最終打合せで本社工場にて同行の上お立会いをいただきました。
文字CADで作成・打合せさせていただいた原稿をもとに、字と図柄を墓石に貼り付けます。
そして、「もう少し上」「もう少し横」「もう少し下」というように貼り付けます。
配置をこれで確認していただき、あとは字の大きさ・図柄の大きさを何種類か用意していますので、貼り付けして決めていきます。
この時は、水鉢の家紋を彫っていましたので、職人の説明を聞ききながら彫った商品をご覧いただきました。
工場にも興味がおありでしたので勉強になりましたと喜んでいただきました。
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2020年04月15日 08:00
こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡
年に数回ご依頼のある「数珠修理」。
今回の方は、久々箱を開けたら数珠の糸が切れて玉がバラバラになってた、とのこと。
修理する場合は珠の数が足りないとできないので、玉がなくならないよう箱のままお持ちいただきました。
<修理で出来る事>
・紐通し
・房交換(色の変更も可能)
・玉交換(親玉・二天玉)
今回は、玉の数も揃っていたので、紐通しと房交換をしました。
色は同じ紫。ボサ(親玉と房の間)と房を交換。
見違えるくらいキレイになりました。
房の色や形は、修理の時に変更が可能です。
房の色もいろいろあります。
色を変えるとまた雰囲気が違ってよいかもしれません。
親からもらったもの。親の形見。という方も多いようです。
大切な数珠を修理してまた子へ繋げる。素敵なことだと思います。
修理には1か月ほどお時間をいただきますので、余裕をもってお持ち下さい。
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2020年04月14日 08:00
本店の高橋です。
私共の地域でよくある共同墓地ではなく、山の中の個人墓地のご紹介です。
ご覧のように山道を歩いて行きます。
やっとお墓の石垣が見えてきました。
最後に階段を上ると、お墓がずらーっと並んでいます。
写真に写っていないものを含めると20基ほどになります。
これらをたった一つの墓石と霊標にまとめてしまいます。
手作業では無理なので、山の中に重機を運び込みました。
まずは更地にします。
ここからは、いつもの手順通りです。
ズバッと省略させていただき、完成です。
魔法をかけたようにシンプルなお墓になりました。
霊標には裏面まで戒名がびっしりと刻まれました。
お客様は遠方にお住まいで、お墓参りが楽になったと大変お喜びになられました。
今回も良いお手伝いが出来ました。
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2020年04月13日 08:00
仕入れ担当の森田です。
今日はちょっと真面目な本をご紹介します。
「日本人は先祖をどう祀ってきたか」武光誠著(河出書房新社)
この本の中では一貫して日本人がどのように先祖(死者)を弔ってきたかが書かれています。
大学の先生らしく、史実をしっかり述べられて、その上で当時の日本人がどのように感じ、時代が動いて行ってのかを分かりやすく書かれています。
私たち日本人は宗教に対してとてもあいまいな感情があります。
神様がどこかにいて、「正しい行いをすればきっと報われる」という考え方があります。
また、「ご先祖様が草葉の陰から見てらっしゃる」という風に、お墓や先祖供養に通ずる考えもあります。
また、信仰を聞かれると「○○宗○○派」とか「○○寺さん」など仏教が登場します。
そんな風に考えてしまう日本人のルーツが書かれていて、だからこんな風に考えてしまうのだなと納得できます。私たちの祖先はこれらのことを上手に使いこなしてきたのだと感じました。
現在の弔い方やお祭りの仕方は江戸時代以降に作り上げられたものにすぎません。
ですから昨今の家族構成から見れば、この仕組みを継続することが困難になるのはよくわかります。でも大切なことだけは見失ってはいけないと思いました。それは本書の中で、
「私たち日本人が日常的に『私は何か偉いものに見守られて生きてきた』と感じてきた点である」
とあります。それが神道では「神様」であり、仏式では「仏様」です。
この「自分」がいないところが日本人らしいと思いますし、今後も大切にしていきたいことだと思いました。
とても読後感のいい本でした。
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2020年04月10日 08:10
こんにちは、篠山店の上山です。
先日、お電話頂いたお客様が「お店営業されていますか?緊急事態宣言が発表されたので休業されてたらどうしょうかと思いました。安心しました」という事で、弊社は今の所平常通り営業をしております。
さて今回は墓地の入り口にある、お地蔵様が六体並んだ「六地蔵」を新しく作り替えました。
もちろん天界、人界、阿修羅会界、畜生道、餓鬼道、地獄の六道それぞれの世界で苦しむ人を救うためです。
そしてまた死者と生者の境界にあって、ちょうど「道祖伸」や「塞(さえ)の神」とおなじ境界石の役目をしています。
以前のものはお地蔵様の光背が割れて無くなり苔むして、舞台は地元で産出している丹波鉄平石で粗く組み上げられ、夏場には蛇の格好の住み家となって六地蔵を守っていたのかもしれません。
あの世で苦しむ人びとを救うため地獄まで出かけていくお地蔵様。
アミダ様よりも身近で、名もない人びとの願いをかなえ子供好きの慈悲深いボサツ様。
『お地蔵様ってな~に』小畠宏允著より
これからも末永くお守りください。
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2020年04月09日 08:00
本店の義積です。
昨日は、国からの「非常事態宣言」が出され、益々コロナウイルスの感染拡大が深刻となってきました。早く終息する事を願っております。
さて、お客様で白檀の念珠の問い合わせがあり購入されました。
その念珠は白檀でできており、ほのかに白檀の香りがする商品です。
白檀は香木(こうぼく)の一つで、香りはほのかに甘さを含む優しい香りです。
香料となるだけではなく、工芸品などの材料としても用いられることがあります。
そしてそのひとつひとつに、般若心経が刻まれています。
小さな文字が丁寧に刻印されています。すごい!!
般若心経は、仏教の教えをわずか262文字に集約した経典です。
般若心経は本来、大般若経600巻という膨大な経典を西遊記で有名な三蔵法師が翻訳した経典です。
般若心経を読むことで、膨大な大般若経600巻全てを読んだに等しい功徳が得られ、一切の苦厄が取り除かれるといわれています。
いつも身につけることで、少し守られているような気になりますね。
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2020年04月08日 08:00
代表の森田です。
この度、市島町の神池寺さまの常行堂の階段修復工事をさせていただきました。
神池寺は丹波の比叡ともいわれています。麓からお寺までは、まるで比叡山と同じくらい登っている感じです。
歴史も古く718年に開創されています。
さて、歴史ある階段の修復となります。修繕工法は、一段ずつ解体をして左右に糸を張り糸の通りに合わせて据え直します。
神社仏閣の修繕工事は多数手がけていますが、多くは凝灰岩で作られているため風化が激しくてボロボロに崩れている物も多いのですが、この階段は安山岩で作られているので、据え直すだけで立派に復元できます。
直した石段の間にコンクリートを入れて完成しました。
この階段を上がった左手に文化財になっている「宝篋印塔」があります。
年代は不明らしいのですが、南北朝時代の作品のようです。
鎌倉時代の石仏は奈良や京都にもたくさんありますが、作りに派手さがなく美しいものが多いです。この宝篋印塔もその一つですね。
機会があればぜひご覧ください。
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