仕込み仏壇

2018年11月07日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

この度のお客様は、ご新宅のお宅で、半間を仏間としてご用意されておりました。

当該エリアは、大工さんに造り付けの仏壇を依頼される方が多いので同じように依頼しようかと思われたのですが、弊社の展示場には半間の仏間をつくり「仕込み仏壇」を納めている展示がありますので、足を運んでいただいてご覧いただきました。

通常の唐木仏壇は、仏壇の上の笠(支輪)が段々になっており仏間の柱との空間がどうしても出来てしまいます。

一方「仕込み仏壇」は、笠(支輪)が真っ直ぐですから、柱との隙間もはぼなくスッキリ納まります。
後日、息子様と一緒に御来店いただきましてご契約をいただきました。

展示場仕込.JPG

下の2枚の写真は、お客様宅の仏間に納めさせていただいたお仏壇です。

イメージどおりだと喜んでいただきました。

納入仏壇1.JPG納入仏壇2.JPG

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喪中はがきが届いたら

2018年11月06日 08:00

井上
井上

こんにちは(^-^*)/ 篠山店スタッフです☆彡

今年も早11月。11月に入ったら喪中の悲しいお知らせはがきが届きます。

(昨年も書きましたが;)最近は、家族葬が増え葬儀に行くことも少なくなり親しい人が亡くなってた と、この時期に知ることがあります。

そんな時には、ぜひ喪中お見舞い(御供え)として「お線香」をおすすめします。
花の旅2000円.JPG

各メーカーから、いろいろな種類の贈答用線香が出ています。桐箱入でTHE贈答用。という感じが多いです。

これは、ちょっと…と思われるかたは小さい線香を贈ってはいかがでしょうか?
20181104_zoutou06.JPG

郵便局のレターパックライトは、高さ3cm、重さ4kgまで送ることができる便利なアイテムです。

しかもポストにポンと入れるだけでOK。
20181104_zoutou01.JPG

日常よく使う小さい箱のタイプ。箱の高さが約3cm。
20181104_zoutou02.JPG

包装して、熨斗をつけて。
20181104_zoutou03.JPG

一言付けて・・・送る。少し気持ちを届けたい。という場合におすすめです。
20181104_zoutou05.JPG

 

いろいろなお線香を揃えていますので、故人を思いならお線香をお選びください。

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お墓が沈下!

2018年11月05日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

お客様から「お墓がえらい事になっとる。すぐ見に来て欲しい」と電話が。行ってみると、この有り様。
傾いたお墓正面2.JPG

すぐに会社に連絡し工場で作業中の職人を連れて応急処置をさせて頂きました。

右側の花立は隣の石塔にもたれかかっており、墓石上部の細長い竿石も転落一歩手前でした。転落してしまう前に竿石は安全な場所へ移設しました。
傾いたお墓アップ2.JPG

傾くというより真下に穴が開いてそこへ落ち込んでいる感じでした。

建立の工事は私どもとは別の業者でしたが、今はすでに廃業されているので弊社に相談されたとの事でした。

全体を点検してみると、他の部分にも沈下が見られたので全体を解体し再度しっかりと据え直す事になりました。

解体してみると地中に大きな空洞があった訳でもありませんでした。全体的に中入れの土がスカスカの状態であり、工事時の転圧不足が原因かと思われました。

囲いの巻石の下のコンクリートベースも所々にしか打設されていませんでした。
傾いたお墓修復後2.JPG
もちろんしっかりと転圧し、コンクリート基礎を打って修復し、喜んで頂きました。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

前回の続きです。なぜ、春のお彼岸の仕事をそんなに急いでやっているのかです。

中国人だって同じ人間です

石の加工は実は大変なのです。ひとつひとつが全て違います。自然のものなので、キズが出たり黒や白の模様がでたりもします。
オートメーションというわけにはいきません。やっぱり人間がやる仕事ですので限界があります。ですから、締め切りが迫っているのにドバっと仕事が入ってくると、無理になってしまいます。
この場合、

  • 1.約束の納期を守れない
  • 2.工程が飛ばされる(手抜き)
  • 3.慣れない人が作って仕事が悪くなる

などの問題が起こります。

中国加工風景.JPG

できれば腕の良い熟練工に加工してもらいたい

12月が勝負

当社では、実はこの時期(11~12月)に多くの商品の注文を出します。それもかなり先(3月)までの仕事です。

そして12月までの余裕がある時期に加工をしてもらいます。そして検品をして、問題があれば1月上旬までに完了するようにしております。

貿易の仕事では、何かトラブルがあった時でもそのリカバリーができる時間が必要になります。

ですから、少なくとも問題が発生して対処できる2週間以上前には確認しないといけないので、1月の中旬ぐらいが最終の目安になります。

まとめ

色々と書いてまいりましたが、こんなことから、お客様には早めに様々なことをお決めいただいております。

時々、「◯◯石材やったら間に合うって言ってた」とおっしゃることもございます。確かに、間に合う場合もありますが、いい仕事をしたいという私どものわがままですが、出来るだけお時間をいただいております。

特に、現場での寸法に関しては、まだ先の仕事であっても早めの立会をお願いしております。

春のお彼岸のお仕事は、こんな風に進んでおります。

供養塔

2018年11月03日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

最近では少なくなってきましたが、供養塔(抜魂済みの棹石置き場)を新設しました。

供養塔2.JPG
今までの場所がいっぱいになって置ききれなくなった為です。

供養塔1.JPG

良くあるのは置ききれなくなった場合、棹石も処分するケースが多いのですが、この墓地では住職のお考えもあって空きスペースに作りました。

長年お祀りしてきた墓石(棹石)を粉砕するのは忍びないというお考えでした。

昔に先祖の方々が大変な思いで作ったお墓もあるでしょう。

魂抜きしているとはいえ今まで何百回、何千回とお参りされてきたお墓。事情が許す限り今後も供養塔としてお祀りして頂ける事を願います。

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yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

最近は朝夕涼しくなってきまして段々秋が深まって参りました。丹波市は霧が有名でこの時期朝に冷え込むと霧が発生します。

更に私が住んでいる近所の山では雲海が見えるということで朝の五時くらいになるとたくさんの人が来られます。

私も何回か山に登り雲海を見たことがあります。幻想的でとても綺麗な景色でした。

最近の私の密かな楽しみはサンテレビの日曜日に放映されている「西国三十三所音巡り」という番組があることを知り、それを時間がある時に見ています。

そもそもお遍路さんは「お遍路」とは、弘法大師(空海)の 足跡をたどり、八十八ヶ所の霊場を巡拝することです。目的は、健康祈願、自分探しや開運・縁結びなどそれぞれです。

そして巡礼者が持つ笠には、「同行二人」という文字が書かれており、ひとりは自分、そしてもう一人は弘法大師を意味します。つまり、弘法大師様と二人で巡礼の道を歩くという意味です。

金剛杖、菅笠、白衣といった伝統的なお遍路さんファッションが基本です。

本来ならば他にもたくさんの用品が必要となります。下の写真は基本的なものです。
20181102お遍路さん.jpg

【菅笠(すげがさ)】日除けや雨帽になります。

【金剛杖】杖には弘法大師が宿るといわれています。頭部の五輪は直接手で触れない様、金襴で巻きます。橋の下で弘法大師さんが休んでおられるということで橋の上では杖をつかない約束です

【白衣(びゃくえ・はくえ)】道中衣と判衣があり、一般的に着られるのが道中衣です。判衣は納経帳と同じように御宝印をいただくもので、一般的には着ません。

また、車で移動する場合や、歩いて回るのかで必要な物が変わってきます。最近は「お遍路ガール」という女性もおられるそうです。

ご自身にあった服装でお遍路の旅を始められたらいかがですか(^-^)

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小叩き仕上げのお墓

2018年11月01日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

今回は久しぶりに小叩き仕上げのお仕事をいただきました。

昭和の初期までは「小叩き仕上げ」で加工したお墓が多く見られました。それは、小叩きで仕上げることが石屋としての目一杯の仕事だったからです。それを最終的に磨くとなると途方も無い時間と労力が掛かったからです。

今の石材加工の工程はというと

  • 1.切削機で切削
  • 2.グラインダーでさらに削る
  • 3.研磨機で磨く

となります。しかし、昔の工程では

  • 1.はつり
  • 2.ノミ切り
  • 3.ビシャン
  • 4.小叩き

となります。ここから磨くとなれば、砥石を使って人力でゴシゴシとなるわけです。

現在では機械化が進み、ピッカピッカに磨く方が楽になりました。ですから、手間のかかる小叩き仕上げは、ほとんど目にすることがなくなりました。

さて、小叩き仕上げとは・・・

石工の道具であるタタキを使って、約1ミリ程の間隔で細かく叩いて仕上げる工法です。
小叩き道具.jpg

こんな道具を使ってひたすら叩きます。この手間のかかる昔ながらの工法で石を叩くととても味わい深いものになります。特にお墓などを作ると、古くなればなるほど侘び寂びが出てきます。

今回のお墓がこちら。
小叩き仕上げ墓石.JPG

香炉にもこだわりました。
小叩き仕上げ墓石2.JPG

どっしりとした形で、文字を刻むところも額縁のように彫り込み(カト入れ加工)、水皿の部分は蓮の花をかたどっています。

もちろん使用している石は香川県の庵治石です。10年後、20年後が楽しみです。

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トンネルの銘板~②~

2018年10月31日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

さて、先日このブログでトンネルの銘板が入荷した事を書きました。

その後です・・・

文字が本社へ到着し、さっそく実寸に合わせます。手書きですので、機械でカットする事が出来ませんので、手で写して、手でカットです。この時に出来る限り忠実に、綺麗にカットします。

トンネル文字カット.JPG

一文字の大きさが、約40㎝程度あります。前回、記載したように2枚で1枚ですので、1枚にトンネルの「ンネル」の3文字が入っています。そして、こののち彫刻に取り掛かりました。

文字彫刻担当者に話を聞くと、通常の石塔「◯◯家之墓」と「建立年月日、建立者」を彫刻するのに、2~3時間かかるのですが、このトンネルの銘板1枚。ですから、この「ンネル」の3文字を彫刻するのに、おおよそ1日かかるそうです。

大きく深く彫刻しないといけないので、かなり大変な作業になります。

彫刻が終わって、白色を入れた分がこちらです。

トンネル彫刻後.JPG

この後、周りのゴムシートを外して銘板は完成です。あとは、取り付けるだけになります。

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知人からの相談

2018年10月30日 08:00

福島 正弘
福島 正弘

滝野店の福島です。

先日、私の知人からも相談がありましたが、皆さまは「墓じまい」という言葉はご存知でしょうか?

当社のブログでも度々掲載されておりますし、「何を今さら」とおっしゃる方も多いかもしれませんが、最近よく耳にするこの「墓じまい」という言葉、意外にも「お墓を無くしてしまうこと」と思われている方が多いように思います。

◆「墓じまい」の定義

墓じまいとは本来「管理が出来なくなったお墓を撤去して、遺骨を取り出し、新しいお墓に移すこと」です。墓じまいという言葉は、最近になって誕生した造語であり、それまでは「改葬」という言葉が使われていました。

◆改葬の一連の流れとして

  • ① すでに建っているお墓の閉眼供養(魂抜き)したあと、お骨を取り出す
  • ② 元のお墓を撤去して更地に戻す
  • ③ 新しい墓地にお墓を建てる(墓石の移動もしくは新規建立)
  • ④ お骨を納め開眼供養をする

こうしたことから、墓じまいとは「お墓を無くし、供養を放棄することではない」ということがわかります。

◆「墓じまい」が注目される理由

墓じまいが注目されているのは「お墓が遠くてお墓参りに行けない」や 「今後、お墓を守ってくれる人がいなくなる」という方が増え、その背景にある「無縁墳墓(継承者が不在となった墓)の増加」という社会問題が影響しているのかなと思います。

墓じまいという言葉が普及する一方で、墓じまいに対する情報は十分であると言えません。

墓じまいにあたって、離檀料をめぐる菩提寺とのトラブルや親戚関係とのトラブル等々…。

意外と忘れがちですが、お墓は親族皆さんのものになります。まずはご家族で十分に話し合われることが大事だと思います。

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オリジナル文字のお墓

2018年10月29日 08:00

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

今回のお客様はお墓の建て替えでした。

秋のお彼岸前の法事に合わせて、今ある夫婦墓を代々墓に建て替えるという案件でした。

ご供養を大変熱心にされていて、お墓に対するお考えもしっかりお持ちでしたので、今回は庵治石をおすすめさせて頂きました。

打ち合わせもスムーズに進み、彫刻の打ち合わせをさせて頂いた時です。

「こちらでいくつかオススメの書体で見本を作ってみました」

と、文字CADソフトで作成した見本をご提案しました。

するとそれを見たお施主様が、

「う~ん…。もうひとつやなぁ。一回娘に相談するわ」

とおっしゃいました。

習字の先生でもされているのかなと思い尋ねてみると、書家をされているとの事でした。

私は鼻息も荒く、

「是非とも娘さんの字で彫刻しましょう!!」

とご提案致しました。

そうして完成したお墓がこちらです。
墓石全体.jpg

正面文字の拡大がこちらです。
正面拡大.jpg

裏面がこのようになっております。
裏面拡大.jpg

お施主様は、墓石に水をかけたときに彫刻部分に水が染み込んでいくのを見て墨で文字を書いていっているようだと大変お喜びになっておられました。

庵治石の目の美しさ、柔らかさと文字がマッチして思わず見とれてしまいます。

社員一同だけでなく、開眼式の際にご住職にからも

「いやぁ~、これはいいお墓ですね」

とお言葉を頂きました。

文字CADソフトも進化していますが、やはり手書きの文字には及びません。

可能な限り、お施主様の書かれた字をおすすめします。

そうすることで、お墓に対するご家族の思いも変わってくるのではないでしょうか。

最後になりましたが大変有難いアンケートを頂戴しましたのでご紹介いたします。
アンケート(稲垣家).jpg

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お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く