大きなお墓②

2018年10月28日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の真下です。

前回に引き続き、墓地が大きいお墓づくりのお話をさせていただきます。
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工事前です。
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前回から、巻石の下に基礎ベースコンクリートをして、巻石を元の所に据え直していきます。
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もともと、長方形の区画ではなく、巻石の長さも違います。それを長方形の区画にしたので、このような隙間ができてしまいました。

巻石の厚みも違うので、少し曲がっていますが、金具で固定しました。これでズレることはありません。隙間は目地を入れます。

角も金具で固定して、セメントを流し込み、ネジの緩みがないようにします。
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新しく代々墓や霊標を建てて完成しました。巻石の上には、高さはあまりないですが、玉垣をしました。
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地元に住んでおられず大きいお墓なので管理が大変だと思いますが、末永くお墓を守ってもらいたいと心から思ったお手伝いでした。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

今日はとても仕入担当者らしいお話です。

10月も下旬にさしかかりますと、私の仕事は年末モードになります。それは、中国で加工した商品が入ってくるタイミングが年末に近くなってくるからです。

お彼岸まで何ヶ月もあるのに

きっとこの様に思われた方は多いのではないでしょうか?確かにまだ何ヶ月もありますので、さほど急ぐ必要はないように思います。

もちろん、すべて国内で加工する場合は全く問題はありませんが、中国で加工するとなるとなかなかそうは行かないのです。その理由は中国の春節と日本の春のお彼岸にあります。

中国の春節

来年2019年の春節は2月5日だそうです。この日がいわゆる元旦です。日本でも同じですが、大晦日まで仕事はしませんよね。

つまり、その前の週でほとんどの工場が仕事じまいをします。

中国人にとって春節は最大のイベントです。すご~いお祭り騒ぎです。まさに待ちに待ったお正月です。そしてその休みは1週間以上はあります。

また田舎ほど長く休みを取りますので、実際には1ヶ月近く工場が止まってしまう場合もあります。

日本の春のお彼岸

お彼岸までにお墓をキレイにしたいとおっしゃる方は、昔に比べて減りましたが、それでもそれなりにおられます。

日本人にとってはお彼岸はひとつの節目になっています。特に春の彼岸は、寒い時期から暖かくなるタイミングですので、多くの工事が集中することになります。

この春節のタイミングが、お彼岸前の工事のタイミングに重なってしまうため、石屋さんの業界ではアタマが痛い問題になっているのです。

ギリギリは怖い!

ではどんなリスクがあるのでしょうか?

1.期日に間に合わない可能性がある
2.仕事が悪い商品が入ってくる可能性が高くなる

そして一番怖いのが…

不合格品がごまかされて入ってきてしまうことです。

これはどんなに注意をしてもゼロにすることが出来ないのが悲しいところです。ですから、余裕のある時に良い加工をしてもらい、しっかりと検品をして、いいものを納めてもらうことが最優先となります。そのための余裕になります。次回へ続く

お墓の地鎮祭

2018年10月26日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

「地鎮祭(じちんさい)」とは、家や建物を新たに建てる際に、工事の安全や家の繁栄を祈るために行われる儀式のことです。 その時、お供え物をして、神主さんにお祓いをして頂きます。

今回神主さんをお呼びする事はなかったのですが、お施主様のご希望で、ご自分たちで行うとの事でしたので、地鎮祭のお手伝いをさせて頂きました。

初めに祝詞をあげられ、次にお酒(お神酒)、お塩を土地(墓地)の神にお供えします。お供えはすべて右まわりで、お酒、お塩の順序で行われました。最後に鍬(クワ)入れをして、終了しました。

・祝詞をあげられている様子
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・お酒、お塩を土地の四隅に
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・鍬入れの様子
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※地鎮祭は、地域の慣習、神式・仏式、順序・内容など異なる場合があります。

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1mmの狂いもないように

2018年10月25日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

みなさん、こんにちは。本店の義積です。

今朝、卓球の福原愛さんの引退会見を報道番組で見ました。「泣き虫愛ちゃん」の愛称で呼ばれていた小さな女の子が日本の卓球界を牽引し、数年後には素敵な女性になられました。

愛ちゃん、長い間お疲れ様でした。

今朝、会社につくと記者会見のような状態になっていました。これはカメラではなく「レベル」という機械で、この機械を使用し、目標物が水平であるか測れるものなのです。

工事現場や道端で見かけるアレです。
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当社では、墓地の周りに使用する延べ石や間知(けんち)を据付けする時に使用します。今朝はレベルに狂いがでないように調整していました。ちょっと覗かせてもらいました。

「おお~すごい先のものが拡大して見れる!!」望遠鏡を見ている感じです。

望遠鏡と違うのは覗いているレンズに十字の線が入っています。これで水平か見るのですね。
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レベルの先では、数メートル先には、柱に印を付ける者がいました。詳しい調整の仕方は良く分かりせんが、この調整でmm単位の調整ができるそうです。
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技術部のみんな真剣な中、邪魔して質問してしまいました。

墓石工事は工事をする技術はもちろん大切ですが、道具を大切に、道具が正しく使用できるかのメンテナンスも大切ですね。

この一つ一つがお客様の満足に繋がるはずです。(^-^)

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長ーい歴史

2018年10月24日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店の髙梨です。この仕事に携わって約15年、この度初めての製品を納めさせて頂きました。

2m50cmの霊標です。初代様~15代様まで約450年弱。始まりは桃山時代です。
霊標1.JPG

そしてもちろんこの後も代々続きます。しかし、もっと驚くことは...こちら
霊標2.jpg

工事前の状態なのですが、なんと15代全ての墓石は夫婦で揃っており、なおかつ個人で亡くなられた方のお墓までしっかりと管理されておられたのです。

ご自宅にはお位牌や過去帳はもちろん、先代様はご自分で先祖様をまとめた一冊まで作られていました。

のちのち、家の歴史を知っていかれる方にとってはこれ以上ない物ですし、素晴らしい供養ですね。僕のお客様では、現段階で一番長い歴史のお仕事でしたが、スムーズに先祖様の整理をさせて頂けました。

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園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

今回は隣接した狭いスペースの中で、お墓を建てるお話です。
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今回の場所は、見ての通り、山の上です。
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お墓へ行くにはこの狭くて舗装されていない道を使うしかありません。

通常は、キャタピラーやカートクレーンという運搬機(台車のようなもの)を使用するのですが、急勾配の坂を何度も重い墓石を運搬することは、転倒の危機も伴いますし通路を痛めことにつながります。
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そこで今回はラフターを使い一気に墓石の前まで運びました。

これで、材料が整いました。
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建てる場所は、この赤線の枠内。墓石が一つ入るだけの幅。

まず、この既存の夫婦墓の水鉢+花立(黄色い部分)の小物を省き、下がれるところまで後ろに下がり、広さを確保することから作業をはじめます。

<お客様のご要望>
・既存墓は先代が建てものだから残して欲しい。
・代々墓と霊標を建て出来るだけ拝む場所を広く取りたい。

既存碑を、後ろのブロックにあたるまで下げて、据え直しました。
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そして、前に8寸角(一枚板付)の墓石と省スペース型の霊標を据付完了。
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上からの写真はこちら。一列にきれいに並びました。

今回、少しでもスペースを広く確保する為にした事は

  • ①右隣の方と話しをし少し霊標を移動してもらう。
  • ②霊標を通常より幅の狭い省スペース型にする。
  • ③既存墓を出来るだけ後ろに配置する。
  • ④既存墓の花立を撤去し、場所を取らない地挿しの花立パイプにする

お客様よりバランスよく配置されてスッキリしたと喜んで頂きました。

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お墓じまい

2018年10月22日 09:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

20数年前に弊社で建墓していただいた遠方にお住まいのお客様ですが、なかなかお参りが出来ないので、この度「お墓じまい」をして住んでいる所の近くの納骨堂にお骨を納めることにされました。

性根抜きとお墓の撤収は、別の日にすることにしましたので、性根抜きの当日には「骨上げ」だけをさせていただきました。
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ご家族の皆様で当墓地での最後のお参りと、御寺院様による性根抜きを済まされ、いよいよ骨上げです。花立と水鉢(家紋の彫刻してある石)をどけると納骨堂があります。

新しい骨壷を用意して、お骨を納骨堂から移していきます。全て移し終わった後に、ご家族の方でお酒とお塩にてお清めをしていただき、花立・水鉢を元に戻して後日の引き墓を待ちます。
骨上げ準備.JPG骨上げ後のお清め.JPG

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お孫さんも一緒に一緒にいらっしゃっており、新しい場所でのお祀りも先々まで心配ないことと思います。

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あると便利な仏器膳

2018年10月21日 08:00

井上
井上

こんちは(^-^*)/篠山店スタッフです☆彡

今回は、あると便利な仏壇用品のご紹介です。仏壇用品、物はだいたい揃っている。特に痛んでいない。まだ使えるので。という方が多いかと思います。

先日ご来店された方は、お嫁入りした時から同じものを使ってて、まだ使えるけど何かきっかけがないと新しい物を買えないから。

新仏様には新しい物で気持ちよくお祀りしたいから。とのことで仏具一式をご購入いただきました。

その際に、おすすめしたのが【仏器膳】です。

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仏器膳は、仏器飯や茶器を乗せて仏壇にお供えする時に使う仏具のひとつです。

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この仏具は、必ずしも必要というわけではありませんが、お給仕をする際に安定してとても便利です。

また、台を付けて高さを出すことにより、より丁寧なお供えになります。

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<長手仏器膳> 高さ6.6cm~、巾18.2cm~奥行9.6cm~造り付仏壇のように、大きな仏壇にはこちらがおすすめ。仏飯器・茶器をたくさん乗せることができます。

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<仏器膳> 高さ4.5cm~、巾15.4cm~、奥行6cm~奥行きが少ないので、中型仏壇に向いています。

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<ガラス仏器膳> 高さ1.4cm、巾15cm~、奥行6cm小さな仏壇、上置き仏壇にはこちらがおすすめ。

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仏器膳は、直接、仏飯器・茶器を置かないので仏壇の汚れも心配ありません。

一般的な並べ方は、ご本尊様の下の段に、左側:茶器、右側:仏飯器を置きます。材質は、以前は木製のものでしたが、最近はPC製がほとんど。

軽くて強度があり、汚れた際には洗えることが利点です。1プラス仏具として、おすすめ致します。

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まだまだ多い夫婦墓。

2018年10月20日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。
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この写真は皆さんもよく見慣れたタイプのお墓です。私どもが今一番多くお手伝いさせて頂いています。右の墓石が代々墓、左の板が霊標(戒名板)といいます。

墓石には納骨室があり、ご家族皆さんのお骨が入れられるようになっており、霊標にはやはり皆さんの戒名が刻めるようになっています。この形式にすると今後新たに墓石を建てる必要はありません。

霊標に戒名を刻むだけで大丈夫です。お墓のスペースにも限りがありますので、多くの方がこのタイプをお選びになられます。
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一方この写真は昔からよくある伝統的なタイプです。ご夫婦毎に墓石を1本建てるのです。おのずと墓石の数はどんどん増えていきます。

こちらのお家は代々墓と霊標のタイプではなく、こちらをお選びになられました。ほかにも同じ形式でのお手伝いがありますのでご覧下さい。
夫婦墓大河.JPG夫婦墓西垣.JPG
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こうやって見ると伝統的な夫婦墓を建てるケースがまだまだ多い事に気付きます。費用やスペースのことを考えると代々墓+霊標のほうが合理的かとは思います。

お墓という特別な物を建てるご家族の想いには理屈では計り知れない大きな何かが存在するのだと改めて感じました。

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若者は伝統的なお墓を支持

2018年10月19日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

今回は終活読本「ソナエ」2018年秋号の中で気になる記事がありましたので、ご紹介します。
ソナエ2018秋1.JPG

「若者は伝統的なお墓を支持」(全優石アンケート)

この調査はインターネットを通じて20歳以上の男女4000人を対象に実施されたものです。

自分や家族、親族のお墓について候補となる埋葬方法では、

  • 1位 一般のお墓 52.5%
  • 2位 永代供養 36.7%
  • 3位 納骨堂 23.4%
  • 4位 散骨 19.4%
  • 5位 樹木葬 16.7%

(全体の集計)

アンケートがどのようなものだったのか分かりませんが、予想以上に永代供養が多いですね。

「一般のお墓」を選んだ人が多かったのが、30代男性で65.5%、次いで20代女性、20代男性だったそうです。

ちなみに50代女性、60代女性では「一般のお墓」は不人気で、樹木葬を希望する人が他の層より多かったもよう。

年をとるにつれて、お墓が現実的となり費用のことも考慮に入れた結果になっているのかもしれません。

ちなみに散骨は、他の世代に比べて20代には不人気なようです。もうすでに20代には「散骨なんてダサい」という空気があるのでしょうか?それにしても、若い世代が真面目に回答されていることに、おじさんは感心しております。

以下がその記事の内容です。
ソナエ2018秋2.JPG

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お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く