神社の古絵馬

2018年08月29日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

代表の森田です。

先日、神社で工事をしておりまして、お昼ご飯を拝殿でいただきました。

夏場は神社の拝殿はとても涼しく快適です。食事の後、お昼寝をしようと思い・・・おっと本殿に足を向けてはダメだと思いながら寝転びました。

すると数多くの古絵馬がたくさん掲げてあり、牛や鳥などが描かれていました。神様に本物の牛や鳥を奉納できないので、絵馬にして奉納することが江戸時代中期から大正にかけて流行ったそうです。

古絵馬2.JPG

この絵馬には寛政2年と書かれていたので、元号検索アプリで調べると228年前の物でした。どんな人が書かれたのかな?

これが奉納されたお正月はここで酒盛りでもされたのかな?そんな事を考えながらタイムスリップした気分になりました。

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水子地蔵様

2018年08月28日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

お墓にあるお地蔵様は、そのほとんどの場合が「水子地蔵」として設置されています。

仏教では、親より先に死んでしまった子供は、親不孝をした罪となり賽の河原で石を積まなければなりません。親を思いながら、徳を積むために一つずつ石を積みます。

しかし、その石積みを鬼が崩して邪魔をしてきます。そこへお地蔵様が現れて子供たちを救ってくれるという考え方から、亡くなった子供を守るためにお地蔵様を設置するようです。

弊社で使用するお地蔵様ですが、その多くは舟形地蔵と言って、背中に船の形をした飾りを置いた物です。同じ舟形地蔵でも見た目にいくつか違う種類の物があります。

①合掌地蔵

舟型合掌地藏.jpg

弊社ではこの合掌地蔵をよく使用しています。合掌している水子地蔵は、水子の母親代わりの慈母地蔵尊とされています。母が子へ与える愛情のように深い慈愛の心を持ったお地蔵様です。

②錫杖(しゃくじょう)地蔵

舟型锡杖地藏.jpg

賽の河原で石を積んでいる子供たちを救いにきた地蔵菩薩とされています。先に書いたように、石を積む子供を邪魔する鬼から救うお地蔵様です。

③子を抱いた地蔵(子安地蔵)

舟型水子地藏.jpg

これは、妊婦の安産を守護してくださるお地蔵様です。また、子供が健やかに成長することをお守りしてくださるお地蔵様でもあります。

子供を亡くすという事は想像するにも耐えがたい辛いことです。軽々しく言えませんが、生まれて来れなかった子供、また幼くして亡くなった子供へ冥福の意味を込めても、水子地蔵を見かけたら手を合わそうと思います。

お墓を建てるきっかけ

2018年08月27日 08:00

福島 正弘
福島 正弘

滝野店の福島です。

お盆を過ぎ、暑さも和らぎ幾分か過ごしやすくなりましたが「平成最後の夏」は記録的な暑さでした。

来年には年号が変わりますが、忘れてはならないのは来年10月には消費税も上がると言われている事ではないでしょうか。

お墓を建てるタイミング

皆様の中には、お墓の費用を生前に準備し「相続をしてからお墓を建てよう」と考えてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ご自身のお墓に必要なお金を残すことは素晴らしいことですが、そのお金には相続税がかかってしまいます。ですが生前にお墓を購入しておけば、お墓の相続税はかからないのです。

現在、お墓などの祭祀財産は非課税となっているので、同じお墓を購入するにしてもお金で残すかお墓で残すかによって相続税の課税対象になるかならないかが変わり、その差が数十万円以上となる場合もあります。

案外時間がかかる

前述したように来年の10月から消費税が8%から10%に上がります。

墓石を建立する費用は決して安いとは言えません、増税前は駆け込みのお客様が増える傾向にありまので、ご契約までにお時間を頂かなければならなくなる可能性もあります。

お墓は自分一人で建てるものではなく、家族や親族の方と一緒に考えて建てるものだと思います。

色々な届出があったり、墓地を決め、デザインを決め、石種や彫刻を決めて等々、一言でお墓を建てると言いましても今後何十年何百年と継承されていくものなので決まるまでにはお時間がかかって当然のことだと思います。

「来年の10月なら、まだ一年もある」ではなく「あと一年しかない」だと思います。

「お墓を建てるきっかけ」は人によって考え方がそれぞれですが、変わらない事実(消費税や税金等)もありますので、そこを軸に考えてみられてはいかがでしょうか。

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お盆前のリフォーム工事②

2018年08月26日 08:00

中村 淳
中村 淳

滝野店の中村です。

前回に引き続きお盆前のリフォーム工事の様子をご報告致します。

施工前 全体.jpg

今回のお客様は霊標の追加彫刻の加え、敷地内の「砂」でお悩みでした。

お墓建立時に敷地内の仕上げを「焼砂」にされていたのですが、これが野良猫の標的になり、ここで糞をするようになりました。

施工前 前.JPG

そこで焼砂からファイバーレジンに変更することになりました。

加えて、墓石等の洗浄やペイントのし直し等も行いました。

鋤取り 前.JPG

まずはこのように砂をスキ取り、拝石や物置台などを撤去していきます。

鋤取り隅.JPG

既存墓石の周りはほとんど隙間が無く、ファイバーレジン施工が難しいので下の台を撤去し、新たに台を作成しその上に竿石を設置しました。

拝石据え直し.JPG

拝石を据え直していきます。

洗浄.JPG

墓石等を洗浄します。

家紋色入れ.JPG

家紋や彫刻してあるところは全て色を入れ直しました。

最後に養生してファイバーレジン施工です。

今回の骨材は元の焼砂に雰囲気の近い「紅サンゴ」です。

施工後 前.JPG施工後 隅.JPG

完成がこちらです。

施工後 全体.jpg

ペイントし直しや洗浄をしたことでまるで新品のように綺麗になりました。

また、ファイバーレジンで猫の糞や草引きから解放され、大変喜んで頂きました。

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追加のご依頼

2018年08月25日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の真下(ましも)です。

今回はお墓を建てて、その半年後に再度追加工事をご依頼いただいた方のお話です。

三田市の市営霊苑で墓石建立させていただきました。

P1350271 (2).JPG

その半年後に再度ご来店いただきました。

ローソク立と物を置く台がほしいとのご依頼でした。

P1420680.JPG

P1420681.JPG
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篠山店展示のデザイン墓のローソク立のデザインで作成しました。

物置台は単体ではなく、巻石を台にして、ワンポイントで黒い石で作成することになりました。

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この階段の、前と横の巻石を台の一部として使用します。

P1390500.JPG
P1390289.JPG

それぞれ、こんな感じで据付しました。

お客様は、お墓を完成してみて、色んなお考えが出て、ご依頼いただけました。

私としては、建立時にもう少しお話を詰めることができなかったのかなと反省と自問したお手伝いでした。

P1390501 (2).JPG

石の紹介「K12」

2018年08月24日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

今日は石のご紹介をします。

「K12」という石です。

石見本_K12(新).jpg

名称:G1704、G1716
産地:中国黒龍江省
見掛け比重:2.676g/c㎥
吸水率:0.073%
圧縮強度:118.46N/㎡
(日本石材産業協会発行の「墓石用石材規格カタログ」より)

色んな呼び名がある石

K12というのは通称です。名称のところにもあるように、いろんな場所からこの石は採れるため、色の濃さや目合によって付けられています。

黒龍江省の石もそれなりに歴史があります。はじめにK1とかK7と言われていた石は、昭和の後半から平成の頭に掛けて輸入されていました。

当時は原石での輸入も多く、黒点が多かったり、ブロックにより色違いが激しかったりで、とても作りにくい石と言われていました。

それから、様々な石が黒龍江省からは産出されておりますが、細かく分けるとあまりに種類が多くなるので、この手の石はK12で大体同等の品質の石が入るようになっています。

K3、K4、K9、K16・・・とか色々あるみたいなのですが、どれもK12より少し色が薄いだとか、目が流れている等、平たく言えばK12とは言い切れないとの感覚なのかなとも言えます。

品質やスペック

先ほど記載しております「見掛け比重」「吸水率」は、日本の銘石である天山石に非常に近い値になっております。見た目もよく似ており、非常に品質の高い石だといえます。

「圧縮強度」についても、大島石と同じぐらいです。なかなか優秀です。

見掛け比重:2.676g/c㎥
吸水率:0.073%
圧縮強度:118.46N/㎡

この石の問題点

品質もとてもよく、色も濃くて理想的な石のようにも思えるK12ですが、心配なこともあります。それは・・・

①色がさめる
②色違いが出る
③キズが出てくることがある

この問題の多くは、生産段階での不正やゴマカシです。薬品などを塗ってゴマカシていれば、私たち小売店は気づかずに建ててしまいます。

そして、後から問題が発覚した時には大変なことになります。
こんな理由から、弊社では1998年~2010年までの間、この石はお客様には一切おすすめしておりませんでした。

もちろん、お客様からご要望があった場合にはご提供はしておりました。

最近は、この様な不正がかなり減ったことと、工場を指定することで「おすすめ」することができるようになっております。

まとめ

本日はK12をご紹介しました。この石ほど、石屋さんによって千差万別な説明がなされている石はないと思います。

しかし、その説明はヒドイものも中にはあります。例えば、

「寒いところから採れるので良い石です」・・・何の根拠もありません。
「品質は一番いいです」・・・いい石は色々あります。
「◯◯大島です」・・・紛らわしいネーミングは詐欺です。

こんな説明をする石材店は要注意です。

先にも書きましたが、色違いやスジが出やすい石でもあり、とても難しい石ですが、キレイに揃うととても良質でいい石です。

ぜひ、信頼できる石材店からご購入ください。

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伊達冠が2つ

2018年08月23日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴

本店の中道です。

伊達冠石の墓石が2つ。

以前、奥様のご実家の墓石を 伊達冠石で建てて頂きました。

今回は、ご自分のおウチの墓石を、やはり伊達冠石で建てたいとの事でお手伝いさせて頂きました。

形も前回とは少し違う形のを選んで頂き、雰囲気も違います。

工事に合わせて、外柵のリフォームも行いとても良くなりました。

施工前
201808023伊達冠石1.jpg201808023伊達冠石2.jpg

施工後
201808023伊達冠石4.JPG201808023伊達冠石6.JPG

いよいよ始まります。

2018年08月22日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

毎日暑いですね。しかし、お盆を過ぎましたら、少し暑さが和らいだ気がします。テレビを見ていますと、台風がダブルで日本に近づいてきております。

今年は異常気象で多くの被害がありましたので、これ以上被害が出ないことを祈るばかりです。

8月18日に、弊社葬儀会館の和田会館の地鎮祭が行われました。地鎮祭とは、土木工事を行う際や建物を建てる際に、神様に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことを言います。

土木工事をする土地の氏神様の神主をお招きして地鎮祭を執り行います。お供え物をし、祝詞をあげ、お払いをして浄めていただきます。

当日は地元の宮司さんに、お払いをしていただきました。

和田会館は、薬草公園の道を挟んで向かい側の竹藪があった場所になります。あの竹藪が無くなり、ようやく葬儀会館の建設の一歩が踏み出せました。

完成しましたら、地元の方々に親しまれる会館にして行こうと思います。地域の皆様、工事中はご迷惑をおかけします。

また会館が完成した時には、どうぞよろしくお願い致します。

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20180822和田会館2.jpg

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玉垣を一新します

2018年08月21日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

10月のお祭りまでに神社の玉垣を一新する工事が始まりました。

玉垣1.jpg

役員様方々が揃われて工事の無事を祈願し、祈祷して頂きました。

玉垣2.jpg

玉垣3.jpg

こちらの神社の玉垣は写真でご覧いただいた通り、硬い御影石ではなく、昔に作られた加工しやすい軟質の石材で、しかも台石の位置(高さ)もかなりズレてきており、幾度か修復された形跡も残っておりました。

この度、傾きや隙間の開きも見られ、危険な部分も見受けられましたので修復ではなく、基礎から全て新しくさせて頂きます。

次回より生まれ変わっていく様子を随時、ご報告させて頂きます。

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お墓と仏壇じまい

2018年08月20日 08:00

園中 憲二
園中 憲二

篠山店の園中です。

墓じまいのご依頼を受けた時に、仏壇も一緒に処分して欲しいとお願いされました。

その時の工事の様子を紹介致します。

まずは、お墓の作業から。

20180820_hakajimai01.JPG

こちらの性根抜き後のお墓(2基)を、丁寧に解体して運び出します。

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解体させた墓石はキャタピラに乗せてゆっくりと運んで行き、クレーン付きトラックに移します。

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撤去した跡は、コンクリートの区画を水洗いし、表面の土を取り除き新しくバラスを敷きます。

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これで完成です。

そして、ご自宅に伺い、お仏壇の撤去です。

20180820_butsudan01.JPG

まだまだキレイで立派なお仏壇ですが・・・こちらの撤去を致します。

仏壇を処分する前には、墓石と同じく動かす前に閉眼法要 魂抜きが必要です。仏壇に入っているご先祖様の魂を、抜いてもらう儀式です。

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仏壇の中に忘れ物がない確認です。引き出しの中には、大切なものが保管されている場合があります。

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こちらも、一つずつ丁寧に解体して運び出します。

20180820_butsudan05.JPG

跡継ぎのいない実家のお墓や仏壇をどうしたいいかとご相談をいただくことがございます。あとの代のことを考えて、墓じまいや仏壇を処分することも選択の一つだと思います。

それぞれ家には、仏壇やお墓に対して思いがります。各家にあった供養の仕方があると思います。

どんなことでも、ご相談して下さい。

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お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く