園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今回紹介する工事は、今まで墓地を整理し新しい墓地で新しくお墓を建てる工事です。

<ご依頼の内容は>
1,既存のお墓を撤去する。
2,土葬の塚をならす。
3,土葬の土を少し取り新しいお墓に移す。
4,五輪塔を建て撤去した仏様をそこで祀る。
5,代々墓と霊標を建てる
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1,既存のお墓
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2,土葬の塚をならす
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4,五輪塔を建て撤去した仏様をそこで祀る。
5,神道墓は移設。代々墓と霊標を建てる。
お墓建てた理由は、今までのお墓は家からは近いけど、お参りもしにくくあとあと守っていくのが大変かと思いと、後の代が困らないようにきっちりとした形で受け渡したいとの思いがあったそうです。前々からお墓のことを気になっていたが、仕事に切りがついてからとの思いがあり、ようやく切りが付き今回建てるに至ったとのことでした。
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(開眼式風景)
新しいところは、菩提寺の墓地で広く整然とし、お参りのしやすい墓地です。

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文字を拓本する

2017年11月01日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

今回は、お墓を整理するにあたって、墓石に刻んであった「辞世の句」の拓本をとって欲しいとの依頼がありました。
画仙紙を用意して、石にテープで貼り付けます。
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次に、画仙紙に霧吹きにて水を噴きつけ、石に密着させます。
「タンポ」と「墨」を用意して、画仙紙が乾きはじめると、墨をつけたタンポにて画仙紙を石面に対して垂直にポンポンと叩いていきます。
DSCN1616.JPG IMG_2127.JPG
すると彫刻部分の空間が白く残り、字が浮かんできます。
御影石の墓石のように磨いてあれば、もっとはっきりするのですが、凝灰岩の石で年数が経っていて面が均一ではないので、見難いところも多々ありますが、完成です。
お墓に託する表現方法は、時代とともに多様化してきていますが、思い・気持ちの部分は変わっていない様に思いました。

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篠山店事務スタッフ
篠山店事務スタッフ

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

前回、自然の素材のみで作り上げた煙の少ない「無香料のお線香」【極みZERO香料】をご紹介しました。

ロウソクでも自然素材(植物性)のものあります。

その中の一つをご紹介します。

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[カメヤマローソク]植物ローソク【菜】

<主成分>
植物性ワックス
<特徴>
不純物が少ないためスス(油煙)が出にくく、流ロウも少ない。消した後のにおいも気にならない。

KIMG0353.JPG

上から見ると、お花のようで可愛らしい形をしています。

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実際、灯した感じは普通です。

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消した時、煙が出ますがあの独特な臭いはほとんどしません。

独特な臭いのもとは、原料から精製する際に不純物が多く含まれたロウソクだから。

不純物が多いと黒い煙で体に良くない物質を発生させたり、ススができたりもします。

独特な臭いと言えば、誕生日のケーキのロウソク。

あの臭いは、せっかくのケーキを台無しにしてた事を思い出します。

とはいえ、最近では技術も向上しているのでそんな事は少なくなっていると思いますが、

改めて、ロウソク選びも材質の良いもの、そして環境に良いものを選ぶことをおすすめします。

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神道のお墓

2017年10月30日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

私どもは毎日お墓のお手伝いをさせて頂いてますが、そのほとんどが仏教のお墓でなんです。もちろん臨済宗、真言宗・・・と宗派はいろいろですが、みんな仏教です。この度は神道のお墓建立のお手伝いでした。
神道のお墓は、形にいくつか特徴があります。 
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このように墓石最上部が四角錐で先が尖っています。神道において三種の神器と言われる「鏡・玉・剣」のひとつ剣を模しています。神話において須佐之男命が退治したヤマタノオロチから出てきた天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)のことで、愛知県の熱田神宮のご神体です。
仏教のお墓は次のように平らになっています。
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墓石手前には「八足台」と言って榊をお供えする台があります。仏教では香炉・水鉢の台ですね。
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この日は工事も無事完了し仏教で言うならお性根入れをむかえました。ご登場はもちろん神主様です。
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祝詞をあげて頂き、おごそかに御霊入れが行われました。

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新・兵庫史を歩く〜芦屋〜

2017年10月29日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

昨日はNHK神戸放送局が主催の「新・兵庫史を歩く」の公開収録に行ってきました。9月にホームページ上で募集が始まっていて、私も息子と2人の名前を書いて往復はがきで応募しました→当りました(倍率4.5倍)。
今回は芦屋市の歴史。講師は園田女子大学名誉教授の田辺眞人先生、進行は垂水千佳アナウンサーでした。田辺先生の独特の語り口調で、とても歴史が面白く興味深くなります。こんな歴史の先生に出会っていたら、私も歴史好きになっていたのかもしれません。
さて、歴史的なものを見るのに外せないのが石碑です。
まずは集合場所の月若公園には「高浜虚子親子三代の句碑」がありました。
それから芦屋川を上流に行くと「猿丸翁頌徳碑」「阪神大水害芦屋川決壊之地石碑」「細雪碑」があります。今は平和ですが昔は治水との戦いだったことが改めて感じました。また、細雪の揮毫は谷崎潤一郎の妻・松子の筆跡で、とてもいい文字でした。
それから芦屋川沿いに下り、松の内緑地に在原業平の歌碑がありました。在原業平は桓武天皇のひ孫に当り、本来は京都にいるべき人がこの芦屋にいて歌を詠んでいたのですね。芦屋には業平(なりひら)という地名も残っているので通常の教養のある人はご存知なのでしょうね。
その後、芦屋公園のぬえ塚へ。「ぬえ」とは怪物ぬえ退治の伝説にある動物だそうです。退治された亡骸が芦屋の浜に流れ着いて、それが丁重に祀られた塚がこれなのだそうです。
そして、芦屋市立美術館、谷崎潤一郎記念館と行き全行程を終了しました。
私は仕事柄どうしても石を中心に見てしまいます。最後の芦屋市立美術館では、庭にある石のオブジェが気になりました。この石は大阪城の築城の際に山から切り出されたもの。各藩のマークが石に刻まれています。切り出したもののもう必要がなくなって川に放置されていたのでしょう。
この原石を見ていると石を割った後が残っています。遠い鎌倉時代に大きな石を割るのは相当大変です。今ならドリルで穴を開けてセリ矢を打ち込みますが、この時代は鉄のみで穴を開け、その中に木製の矢を打ち込み、水を染み込ませて膨張する力で石を割っていた時代です。そんな苦労が見える石でした。
雨の中での田辺先生の講義でしたが、とても詳しく分かりやすい講義で息子と二人大満足な1日でした。また機会があれば参加したいです。

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台風被害(お墓)

2017年10月28日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

今週初めの台風21号、篠山市でも被害がありました、10月の台風は要注意と天気予報でも伝えていましたが、雨もさることながら強風が凄かったです。墓地でも例年に無く倒壊の被害がありました、特に風を受けやすい霊標(法名録)、塔婆立が倒壊していました。
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私が確認したこの墓地だけでも11軒お宅のお墓で倒壊を確認しました。風向き、施工方法等、倒壊の原因は有る思いますが、弊社オリジナルの匠型霊標はおかげさまで倒壊は0件でした。下の写真が匠型霊標です、戒名(法名)板を台石全体で支える為、従来型(下駄石2ヶ所で支える)よりも安定しますので、私はこの匠型を勧めております。
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他の墓地でも倒壊して隣地に迷惑を掛けているかも知れません、私も随時確認して廻って居りますが、皆様もお墓の確認してくださいね。

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山南町の顔・さんなん仁王像

2017年10月27日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

ブログでたびたびご紹介している「そうじの力」ですが、整理をしていると、懐かしいものがたくさん出てきました。その中で山南町にある「さんなん仁王像」の図面が出ていました。
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さんなん仁王像は、国道175号線沿いの(であい公園)入口の「吽(うん)像」は山南ライオンズクラブが創立30周年記念事業として、1997年に建立されました。この像は山南町岩屋・石龕寺(せきがんじ)様に鎮座する仁王像(重要文化財)の実物大の大きさです。仁王像は「阿吽(あうん)」の二体で一対となり、道の駅側にあるブロンズ像が「阿像」で、この時建立されたのが「吽像」です。「阿」は出る息、「吽」は入る息の意味で「阿吽の呼吸」とは一つの事をする時微妙な調子が木霊することにより、成就するを意味し、相撲の立ち上がらんとする、あの気合に満ちた姿などを言います。
像の石は中国福建省で産出するみかげ石を使い、台石は生野川の石、立て石は神崎川の石、碑文は福島の黒御影石を使いました。彫刻に要した日は、5人で100日、延べ500人を要しました。高さ3.8mの仁王像は大変な大きさで、何をするのにも苦労したそうです。建立してもう20年。昔と変わらない姿で皆さんの姿を見つめています。
仁王像.jpg
当時の検品作業 
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50トンレッカーでの 据え付け作業
仁王像は山南町から西脇に向かって国道を通る時には右手に見えます。また、文中に書きました石龕寺は、紅葉がたくさんあるお寺です。これからのシーズンに訪れるのも良いですね。

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台風被害、大丈夫でしたか?

2017年10月26日 08:00

森田 茂樹
森田 茂樹

10月22日に襲った台風21号、皆様のお宅は大丈夫でしたでしょうか?

私のところに23日朝、地元の神社の宮司様から電話が入り、駆け付けると鳥居が倒れて酷いことになっていました。

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それから立て続けに電話が入り、私の友人の墓地も土砂崩れがあり、大木がお墓をなぎ倒してひどいことになっていました。

お骨がギョロ見えになっていたので、急遽墓石だけ組立て対処しました。

皆様もお墓の確認しておいてくださいね。とくに山の中や山裾のお墓は気を付けて確認してください。

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縁起の良い置物

2017年10月25日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店 山崎です。

弊社の展示場には、お墓だけでなく石の小物類も展示しています。一般的には、犬や猫といった置物の方がなじみがあるでしょうが、弊社で一番多く置いているのが「ふくろう」の置物です。
ふくろうは首が180度まわることから、見通しがきき、商売繁盛につながる縁起の良い鳥とされています。旅先のお土産や、開運グッズとしても良く目にしますね。また、ふくろうには様々な当て字が当てられています。
※不苦労・・・・・苦労知らず
※不老 ・・・・・不老長寿
※福来朗・・・・・福が来る
※袋  ・・・・・知恵袋
※福籠 ・・・・・開運

このような当て字からもふくろうが昔から縁起の良い鳥として皆に知られているのも納得ですね。玄関やリビングといった人の集まる所に置くと幸運を呼び込むそうですよ!

このふくろうの置物、注文するときは一度にたくさん注文します。ですが、自然の石の形を利用して作られたものですので、サイズや形、また表情(目の感じ)がそれぞれ違います。まったく同じものは存在しません。袋から出す時に、いつも「あぁ、この子はかわいいなぁ~」なんて思ったりします。色々な表情を見せてくれるので、とても楽しんで開封しています。

昔は、少し怖いなと思っていたふくろうですが、今では一度ふくろうカフェに行ってみたいなと思うほど好きな鳥になりました(^-^)
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ご存知ですか?

2017年10月24日 08:00

福島 正弘
福島 正弘

滝野店の福島です。

一口に「お墓」と言っても、お墓を形づくる部品にはそれぞれ名前があります。

例えば…「香炉(こうろ)」です。ご存じの方も多いかと思いますがお線香を供える所になります。

それでは「水鉢(みずばち)」がどの部分なのかおわかりでしょうか?

「水鉢」とは、ご先祖様や故人に水を上げるために使用する鉢のことを言います。

一般的には、上部に楕円形のくぼみがある、花立の間にある石が「水鉢」です。

数センチ程のくぼみがあるものが一般的です。諸説ありますが、仏様はお水とお香が好物と言われています。

そのため【いつもお水を絶やさない】こと、そして【なるべく頻繁にお香をあげる】ことが大切と言われてます。

また、故人やご先祖様がお墓に舞い降りて、ご自分のお顔を映す鏡(水鏡)の役割もあるという説もあります。

水鉢は宗旨宗派や地域によっても意味合いが違います。お墓を建てる際はお世話になっているお寺様や、私ども石材店にご確認される事をお薦め致します。

 

たまに「故人の好きだったビールやコーヒーなど入れても良いの?」と仰られる方がおられますが 答えは「NO」になります。

石は工業製品とは違い自然の産物です。 お墓参りの際の水拭き程度で石が傷むことはありません。

しかし、お酒やジュースなどを入れるとなると話は違います。

ビールやお酒はそのままにしておくとカビが生えて黒ずんでしまいますし、乾いた後は糖分が残ってベタベタになってしまいます。ジュースも同じです。

コーヒーやお茶も湯呑みや急須に茶しぶが付くのと同じように、石にも茶しぶが付いてしまいます。

お水以外の水分はシミの原因となり、石にとっては良くないと言えます。

また、どうしてもお酒やジュースをお供えしたい場合は容器のままお供えし、お参りが終わったら持ち帰り故人を偲びながら頂くことが供養につながると思います。

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お墓の展示場

展示会 320日(木・祝)~30日(日)

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く