ビシャン仕上げ

2017年09月17日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
石の表面の仕上げには何通りかの 仕上げ方法があります。
一般的に墓石の仕上げには本磨き仕上げがほとんどですが、先日ご契約頂いたお客様は、五輪塔を ビシャン仕上げにする事にしました。
ビシャン加工を施すと風合いが柔らかくなり、経年と共に風格を増すような仕上げ方法です。
墓石などの石の加工は、昔と比較して全く変わりました。機械がない昔は、全てを人の手で加工していきました。ビシャンや小タタキ加工は元々その過程でした。
原石のコブを叩いて落とし、ノミ切り、更に、ビシャン叩きをして、小叩き加工で生地を締めていきます。
 ↓ 左 本磨き ・ 右 ビシャン仕上げ のサンプルと道具
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 ↓ 本店に展示 ビシャン加工の 五輪塔
 9.17 加工2.jpg
本磨き仕上げのキレイな鏡面に磨きあげたものとは違い、石本来の持ち味が活きてくる、素朴な叩き仕上げも、味わい深くて良いものですよ。
今から完成を 楽しみにしております。

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墓じまい、悲しい現実です

2017年09月16日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

先日、お墓の撤去工事をさせて頂きました。
撤去するにあたっての法律が伴う申請等の件は、このブログでもご紹介はさせて頂いておりますので、今回は省かせて頂きます(詳しくは3/97/4のブログをご参照ください)。
今回の墓地は本家新宅で2軒分ですが、墓守はお1人でされておられました。そしてその方もご高齢になり、しかも遠方にお住いでしたので、とうとうお墓参りの足が無くなってしまっての決断でした。
KIMG0134.jpg
解体工事前の墓地
「本来は守っていける者に伝えていきたいのですがね・・・」
聞けば、あとを取られている方は何処かに居られるらしいのですが全く疎遠で、お墓参りにも来られない。というよりもお墓の存在自体を知っておられないかも。。。との事でした。
DSCN3429.JPG
解体撤去後の墓地
工事は無事済み、そこは跡形もない更地となりました。これまでの先祖の方々が何百年と守って来られたお墓はたった1日2日で、それまで何もなかったかのように消えて無くなります。もちろん、遺骨や魂は別のところでこれからも供養されていくのですが・・・。
儚く、悲しい現実です。
むれ源平 石あかりロード

2017年09月15日 08:00

森田 浩介
森田 浩介

仕入担当の森田です。

今日は私たち石の産地である香川県のイベントをご紹介します。その名も、『むれ源平 石あかりロード』です。高松市牟礼町で今年は8月5日~9月16日まで開催されています。ということは明日で終了です(紹介が遅くてすみません)。
この石あかりロードは毎年開催されておりまして、今年で第7回なのだそうです。私も以前に見に行きましたが、平日でもかなりの方が訪れていました。その魅力は、地元の庵治産地の職人さんが作った石の明かりがとてもキレイだということです。
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沿道はこんな感じです(はやしばらさんのサイトより)
19150_I1102_ishiakari2.jpg
夕暮れに灯る石あかりはとてもやわらかい光でホッとします。上の写真はメインの展示ですが、こうしたひとつひとつの石あかりが数百メートルもある通りの両サイドの軒先などにずらりと並びます。
並んでいる石あかりはすべて売り物ですので、ほしい商品があれば分けてもらえるそうです。
しかし、このイベントで驚いたのは、地元の方々の協力です。石あかりは電気を使いますので、当然電気代がかかります。その電気代は軒先を提供している方の協力なのだそうです。さすが石の町ですね。
今年の石あかりロードは明日までですが、夏の高松に行かれる際にはお立ち寄り下さい。

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滝野店事務スタッフ
滝野店事務スタッフ

こんにちは(*^^*) 滝野店の下中です。

9月16日(土)~24日(日)の9日間、森田石材店の本店、篠山店、滝野店では「秋のお彼岸、お墓の相談会」として、展示会を開催いたします。様々な墓石の展示をしております。後悔しないお墓づくりをお客様と一緒に考えて行きたいと思います。
20170916チラシ(滝野店)ol.jpg
墓石のご商談の方全員にちりめん金封ふくさのプレゼントもご用意しております。
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是非この「秋のお彼岸、お墓の相談会」にお越しください。
美味しいお飲み物もご用意しております。

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秋分の日は「お墓参りの日」

2017年09月13日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

9月23日は秋分の日ですが、「お墓参りの日」でもあります。秋分の日は、1948年に制定されました。秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」ことを趣旨とされています。「お墓参りの日」は2013年に日本石材産業協会が記念日申請をし、先祖代々に手を合わせる日本らしい文化を絶やすことなく未来へつなげていきたいという願いをこめ制定されました。
私も年に何回かお墓参りに行きます。実は我が家のお墓には、カエルが居る確率が実は高いのです。数年前から私の母のお墓に行くとよく一匹のアマガエルがお墓にいます。お墓の正面文字の「義積家之墓」の彫刻してある部分に雨宿りするようにいるのです。田舎の墓地なのでカエルがいてもおかしくはないのですが、私は「母が形を変えてここにいるのかもしれない。」と思ってしまい、追い払わずにそのままにしておきます。
他人からするとただのカエルやん!て思われますよね。どのような形であるとしても気持ちひとつで救われる事があると思います。
今年のお盆にもお墓参りに行きました。居ました。アマガエル!!
KIMG0380.JPG
↑↑「之」の部分にいます。
いつもお墓に行くと、お線香とローソクを手向け、お墓に向かって対話します。
皆さんも是非お彼岸には、お墓参りに行き、たくさんお話してくださいね(^-^)

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山の中のお墓リフォーム工事

2017年09月12日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
今回の紹介するリフォーム工事は、たくさんあるお墓をそのまま残して、出来るだけで管理のしやすお墓にしてほしいとのご依頼でした。
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<ご依頼内容>
 1.古い石垣をなんとかしてほしい
 2.落ちてきた笹の葉を簡単に掃除出来るようにして欲しい
 3.プラッチックの花立を石に代えて欲しい
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<施工後>
1.古い石垣は新しい石垣に代えました。
2.表面をコンクリートでぬりました。
3.既存の花立を利用しボーリング加工をしました。
Reform_02.JPG → Reform_06.JPG
(施工前)                 (施工後)
表だけではなく、もちろん、裏側もきれいになりました。
Reform_04.JPG Reform_05.JPG
花立は、既存のものに穴(ボーリング)をあけて、ステンレス製の花筒を付けました。
線香立ても同様、穴をあけてステンレス製の筒を付けました。
Reform_03.JPG
いかがでしょうか?見違えるくらい立派で、お手入れもしやすくなりました。
あとの代のことを考えて古いお墓をどうしたらいいのかと、最近よく相談を受けます。古いお墓を処分し、新しいお墓にまとめるのも一つです。
また、墓じまいもその選択の一つだと思います。今回は、全部のお墓を残して、管理しやすい方法を選択されました。
それぞれ家ごとに事情がありどの選択が正しいと一概には言えません。
それぞれ家には、お墓に対して思いがります。各家にあった供養の仕方があると思います。
どんなことでも、ご相談して下さい。

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新しいご先祖様

2017年09月11日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

この度、古いご先祖様の石碑が多数有り、傷んできているので、新しく五輪塔を建てて纏めたいというお客様のお手伝いをさせていただいております。まず、ご自宅にお祀りしてあります過去帳のご戒名を整理して、一基づつ確認しておりましたところ記載されていない石碑が一基ございました。ご戒名・年号など十分に確認できる状態でしたので、そんなに古くない石碑と思っていましたが、年号は寛文五年と刻んで有りました。年号表を持参しておりましたので、確認しましたところ、1665年で今より354年も前にお亡くなりになられたご先祖の石碑で、過去帳にてお祀りされている
ご先祖様とあわせても一番古いご先祖様でした。
1700年代初めには、ご先祖様がいらっしゃったことはご存知でしたが、お墓をまとめようとして始めてわかったことでした。ご戒名の確認出来ない石碑もありましたので、もっと古いご先祖様がいらっしゃる可能性はありますが、古すぎて檀那寺でも確認出来ないので、新しく建てる五輪塔の最初に彫刻させていただくことになりました。途中の抜けているご先祖様を発見することは多々ありますが、最初であろうご先祖様を発見することは、めずらしい体験でした。お客様のお墓づくりの一助となれば、幸いです。

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井上
井上

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

篠山店周辺では、9月に入り早々に稲刈りが始まり店の裏の田んぼも丸裸です。稲刈り後の稲の匂いが秋を思わせます。

さて、9月はお彼岸の時期です。
先月はお盆だったので、お仏壇やお仏壇まわりはそこそこキレイにしてあったのですが、今回はちょっと気になった仏具をキレイにしてみたいと思います。

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↑過去帳見台(けんだい)
過去帳を置く台です。だいぶ年季が入っていて艶がありません…

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木製品なので、↑コレを使ってみます。
「美しさをよみがえらせる ピカール仏壇クリーム」

《用途》唐木仏だん・塗り仏だん・家具・ピアノ・漆器類等のお手入れ、ツヤだし

期待できそうです♪

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しっかりボトルを振ってから、布にクリームを適用含ませて、ムラにならないように塗り拭き上げます。

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さて、どうでしょう??? σ(´ x `;*)ンート・・・ 手触りはツルツルになり光の反射も出ました。

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足元を見ていただくと違うのがわかでしょうか?

ただ、金の部分はこのクリームを付けることはできません。

金の部分は金箔を貼ってあったり金粉を塗っています。このような仏具や位牌付いている金の部分は触らないように注意が必要です。

なので、金の部分は拭くことができないのでこのままです。’`ィ(´∀`∩

写真ではわかりにくいですが、キレイになったので満足です。もっと面積の広い、仏壇等だとピカピカツルツル度がわかって楽しいかもしれません。

 

最近の仏具は、木製よりPC製(プラスチック製)が多くみられます。

木製より安価で軽く使い勝手が良いのがメリットでしょうか。では、PC製のお手入れは?というと、

クレンザー系は傷がついてしまうのでNG。『重曹』だと傷もつかずに汚れが落ちてキレイになります。

また、プラスチッククリーナーというのもあるようです。

仏具全てをキレイにするのは大変ですが、気になった時に少しお手入れするだけで気持ちが晴れやかになります。

お彼岸前に、ひとつキレイにしてみてはいかがでしょうか?

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草の生えないお墓

2017年09月09日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

お墓の雑草対策はこのブログでも度々取り上げられていますね。私も墓地全体に石を張り詰める方法は紹介させて頂きました。今日は以前にも登場しているファイバーレジン施工を見て頂きます。
表面の仕上げはいろんな仕様があります。細かい砂、色とりどりの玉砂利など。
今回はよく墓地で見かける土に近い物を使いました。細かい砂を特殊な溶剤で固めて、水は透すけれども草は生えないという仕組みです。
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こちらのお墓は建立後25年経過しています。
新規建立時ではなくとも全く問題なく施工出来ます。
KIMG4160.JPG
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色合いも周囲と比べてなんの違和感もありません。
このファイバーレジンに似たような物は以前にもありましたが、水分を保とうとする性質があるため表面にコケが生えるケースがありました。今回の物は水分の乾きも早いようです。また紫外線にも強く、長きにわたっての耐久性が期待できます。
見た目も大変美しいですので皆さんにもとってもお勧めです。

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ファミリーヒストリーとお墓

2017年09月08日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入担当の森田です。
NHKの番組で「ファミリーヒストリー」という番組があります。その説明には、
『著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめる番組。驚きあり、感動ありのドキュメント。』
とあります。
私、この番組が割と好きで、時々観ておりました。番組の中では家系図から両親や祖父母、曾祖父母をどのような生き方だったのかを辿っていきます。そして、今の自分の中にあるアイデンティティに気づいていくような流れです。
途中で出演者が涙する場面も少なからずあります。それを観ながら「この人の涙の本当の理由は見ている私達には分からないのだろうな」と思ったりします。
それは、当時の苦労もさることながら、自分の中にある先祖との共通点や本当は触れたくないこと等がすべて包括されているように見えるからです。きっとその人の中には大きな変化があるのかもしれません。
私共も石屋ですから、お墓を建立の際にはお客様に家系図を書いていただく場合がございます。出来ればすべてのお客様に書いていただきたいのですが、とても手間な話ですし、お時間もかかりますので私共もお手伝い出来ていないのが現状です。
そんな中でいいサービスを発見しました。
先日、東京で開催されておりました「エンディング産業展2017」の時に出展されていた「ファミリーヒストリー記録社」という会社です。この会社、家系図の作成をはじめ、まさにファミリーヒストリーの様な本まで作ってくれるサービスがあるということです。今まで家系図サービスはありましたが、ヒストリー仕立ては初めて見ました。
また別のブースでも「その人の歴史が祭壇になる」という様に、映像バックに焼香するかたちも紹介されていました。多様化するサービスをテレビでは面白おかしく紹介されています(今回はペッパーくんが木魚を叩きながらお今日を読んでいた)が、実際にはこうした深みのあるものも形を変えて出てきていると感じます。
話はそれましたが、森田石材店でも家系図をお書きになったお客様は一様に「書いてよかった」「スッキリした」とおっしゃいます。またお墓づくりに深みが出るといいますか、同じお墓を建てても特別なお墓になるということです。少々費用はかかりますが、めったにしないお墓づくりの時こそ家族のルーツを辿ってみるのはとても大切なことだと思います。

お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く