表札の大入れ加工

2017年07月28日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
先日、松の木が門柱につかえて門柱をカットした現場で、今度は その門柱に看板を取り付けました。看板といっても ある宗派の教会名の表札です。
もともと門柱には木の表札が掛けてありましたが、字が消えかけで 本体も老朽化していたため、今回、石の表札にかえてほしいとの事です。
下の写真、上の方のフックに表札が掛けてありました。↓↓↓
7.28 表札 1.JPG
既存の門柱はノミ切り仕上げになっていて、接着面が凹凸でそのままボンドで接着したのでは不安定な為、大入れ加工で表札をはめ込みます。
7.28 表札 2.JPG
門柱の表面をダイヤモンドカッターで表札のやや大きめの切り込みを入れます。
そして一定の深さになったら、キレイに底を均します。
7.28 表札 3.JPG
次にボンドで接着します。
今回使用するボンドはエポキシ系接着剤という大変強力なボンドです。2つの溶剤を混合すると硬化を始めます。どれぐらい強力かというと、おそらく固まると石を割らない限り外れないぐらいです。
7.28 表札 4.JPG
最後に石のプレートをはめ込みました。
あの松の木もなくなり、見違えるようになりました。

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生まれかわるお墓 ~2~

2017年07月27日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

前回の「生まれかわるお墓」では、第一工程の切削(せっさく:石を切ったり削ったりすること)までご紹介しました。
本日はその後の工程をご紹介します。
まずは第二工程の研磨加工です。
009.JPG
弊社には自動研磨機があります。四角いものや平らな面はこの機械を使うと、とても仕上がりがキレイになります。
ということで自動研磨機による作業です。
切削面(切ったままの状態)に対して、目の粗い砥石から順番に細かい砥石までかけ、最後の仕上げのバフまで合計8種類の砥石で仕上げてくれます。
012.JPG
ご覧の通りのピカピカの仕上がりです(とりあえず天場一面のみ仕上げています)。
この工程を各面も同じ様に繰り返し行います。
R面や小さな面はもちろん手磨きになります。
最後に色入れをして完成です。
KIMG1656.JPG
そして新区画に組まれた外柵の据付しました。
生まれかわる前は従来の工法で据付けられていましたが、今回は弊社標準の免震施工も施しました。
これでリフォーム工事完成。
末代までしっかりご供養していただけます。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

さて今回は、ITSUKIデザイン墓石の3つ目のご紹介です。その名も『WaveⅡ』です。
先日ご紹介しましたRaindropとは違い、ちょっとおとなしめです。
itsuki_wave2_02.jpg
随所にエッジが効いていて、なかなか思いつかないですね。
この加工もとても難しいところが満載です。
石を加工するには石屋さんならではのルールが有ります。以前にもご紹介したかもしれませんが、削って形を整えるのはそれなりに出来るのですが、問題は磨くことが出来るかどうかなのです。
平らな面は機械で磨けますのでOKですが、問題は曲線です。曲線にも2種類あり、膨らんでいる形状と凹んでいる形状です。キレイに磨くことが出来るのは膨らんだ方で、凹んだ形は難しいのです。しかもこのお墓は、真正面の一番大事なところが凹んでいるではありませんか!
ということで、今、展示しているものがこれです↓↓↓↓↓↓
itsuki_wave2_tenji.JPG
ちょっと逆光になって残念ですが、結構いいです。
実際に滝野店に展示している商品の中では人気がございます。
使用している石は、
本体:クリスタルブラウン(南アフリカ産)
外柵:M10(インド産)、AG213(中国産)
白い玉砂利はベトナム北部の白大理石の砕石を使用しています。

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お盆のお供えもの

2017年07月25日 08:00

滝野店事務スタッフ
滝野店事務スタッフ

こんにちは(*^^*) 滝野店の下中です。

梅雨も明け夏本番ですね。
お盆のお供物にお線香をおすすめします。
私は本来は仏様やご先祖様に贈る品物のはずが、ついつい相手様が喜ばれる物と考えてしまいますが、今年のお供えはお線香にします。
お線香は「香食」(こうじき)とも呼ばれ、仏様やご先祖様にとっては一番のご馳走になると言われています。初盆やお盆に「お線香」をお供えしてあげてください。
KIMG0258.JPG
KIMG0257.JPG
石材店ですが贈答用のお線香も取り揃えております。

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700年前のお墓

2017年07月24日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

前回に引き続き宮城県に行ったお話です。
松島には、円通院というお寺があり、あの伊達正宗の嫡孫(ちゃくそん)光宗の霊廟として、正保4年(1647)瑞巌寺第100世洞水和尚により三慧殿(さんけいでん)が建立され開山されました。
ここは紅葉や縁結びが有名ですが、お寺の奥ばった場所にひっそりとお墓がありました。なぜか大きな洞窟の中にたくさんのお墓が並んでいます。知らなかったのですが、この辺りは洞窟群と言われ、洞窟の中には石像や石碑が建てられ岩にも無数の仏様が彫られていました。これらは今から700年ほど前に彫られたものと推測されているそうです。
大きな洞窟を掘るだけでも大変なのに、このようなお墓がたくさんありました。昔のお墓なので五輪塔などが多かったですが、これもやはり手造りでしょうか?
珍しいので、見ることができて嬉しかったです(^-^)
IMG_4261.JPG
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境内は、一般の方のお墓も当然あります。
あら、お墓が全部黒い石!!
石屋なので、墓石に黒色があるのは知っていました。噂では東北の方は石は黒い石が多い、とも聞いていました。
そういえば車の車窓から見たお墓も黒いのがありました(墓好きなのか、お墓があるとすぐに見てしまいます)。お墓は地域性が強いものですので、他の地域のお墓はとても興味があります。
IMG_4267修正.jpg
冒頭の写真は約700年前のお墓、この写真のお墓は現在のものです。
何年経とうとお墓というものは、その人が生きた証が刻まれているようで、ずっと残っていってほしい風習だと私は思います。

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仏間改修~仏壇納品

2017年07月23日 08:00

園中 憲二
園中 憲二
篠山店の園中です。
先日、篠山市のお客様宅に仏壇を納品しました。
お盆前のこの時期に新しくされる方が多いのでご参考までに納品までの流れを紹介します。
20170723_02.JPG
お客様宅に大工さんと打ち合わせ、寸法採り。
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地袋付造り付け仏壇でしたが、全て取り外して台付仏壇を設置します。
20170723_01.JPG
仏壇は、お客様がご来店され展示仏壇とカタログを見て寸法に入る仏壇を選びます。
色の好みや仏壇の機能、価格。等、ご要望をお聞きします。
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このような流れで進み大安の日に納品しました。
思った以上に、床板と仏壇の色合いがマッチして良かったです。
20170723_05.JPG
背板が金紙なので、灯籠を灯すと明るさが増してなんともいえない雰囲気になります。
そして、この仏壇でおすすめしたい点は、なんと経机が内蔵されているところです。
どこに経机が?!と思われると思います。
実は↓このように↓引き出すことができるのです!
20170723_06.JPG
(納品した仏壇と異なりますがご了承下さい…)
これだと、経机を改めて購入することもなく、普段必要のない時には収納することで仏壇回りがスッキリします。法事やお盆などに大活躍します。
そして、もうひとつ!収納です!
20170723_07.JPG
(納品した仏壇と異なりますがご了承下さい…)
なんと、下台の最下段に収納用の大きな引出しがついています。広々としているので、大切な書類とか入れておくのもよいかもしれません。
この経机や引出しは、全ての仏壇についているわけではないので、展示品を見たり、カタログを見ていただいて、ご検討下さい。

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お盆の準備

2017年07月22日 08:00

yoshida
yoshida

滝野店の吉田です。

お盆に限っての準備といえば、地域ごとに多様なお祀りの仕方がありますので一概には言えませんが、私の地域では「馬・牛」と「水の子」です。
昔は、キュウリやナスに割り箸を刺して、馬(キュウリ)・牛(ナス)を作ったものです。ご先祖様が、少しでも長い間家に居れるように、帰ってくるときは足が速いキュウリの馬に乗り、お盆が終わってあの世に帰るときには足の遅いナスの馬に乗って帰るという意味で、馬と牛を作ります。家で採れたキュウリやナスのなかから、牛や馬にして形のよさそうなもの選んで作っていました。
また、お供えとして「水の子」を作りました。まず、お米は洗って洗米を作ります。次に、ナス・キュウリを細かいさいの目切りにして洗米と混ぜ合わせて、ハスの葉(最近は樹脂製のものも有ります)に盛り付けます。この「水の子」は、自分たちのご先祖様だけではなく誰も供養してくれなくなった無縁の霊など、すべての亡き人に捧げるという意味もあるお供えものです。
近頃は、作らなくなりましたので、久しぶりに今年は作ってみようと思います。

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井上
井上

こんにちは(^-^*)/
篠山店スタッフです☆彡

夏休みお盆前になると祖母と提灯を組み立てた記憶があります。

電気がついてクルクル回るとキレイなんですが、組み立てるのは、正直ちょっと面倒な作業なんですよね…

そもそも提灯ってなぜ飾るの?必要なの?

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お盆の時、「御先祖様や故人の霊が迷わず帰ってくる目印」として使います。盆ちょうちんは迎え火・送り火の大切な役割となります。

  •  Q:毎年飾るものですか?
  •  A:御先祖様や故人の霊が迷わず帰って来られるよう毎年飾ります。
  •  Q対で飾るものですか?
  •  A:飾る数に決まりはありませんので、狭い場所は一つでも大丈夫です。

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ってことなので、やっぱりあったほうが良いですよね。

さて、組み立てですが…。

岐阜ちょうちん.png

取説ついているんですけど…今回は、画付で簡単解説!をします。お役に立てれば…なんて。(^^)

20170721_2.JPG

中に入っているものはざっくりこんな感じ。電気コード、回転筒ももちろん入っています。

これは、差し込みタイプですが、最近はマグネット式のものがあり組み立てが楽なものがあります!

20170721_組み立て1.png

1)足の部分を組み立てます。丸い台に足を3本差し込み、三角の部材を足の穴に入れ固定。

20170721_組み立て2.png

2)上の部分の組み立て・取付。細長い棒が2本あるので、丸い台に差し込みます。(サイドにつている引っ掛けが外側になるように)電気コードを丸台の下からくぐらせて、ネジで固定します。

20170721_組み立て3.png

3)コードソケットに電球を垂直になるように取付けます。火袋を取付け、内側から下の引掛けで固定します。

20170721_組み立て4.png

4)火袋を下からグググーっと上へ引き伸ばしてサイドに出ている引掛けへ紐を掛けます。

20170721_組み立て5.png
5)最後に雲手と下房を取り付けて完成

複雑な組み立てではないのですが、ちょっと面倒・・・という方に!!!

20170721_21.JPG
新回転提灯~!

組み立ていらずで火袋も縮めることなくこのまま収納出来ます。コンパクトで場所もとりません。なので、これ意外とおすすめです☆彡
サイズ・種類とも2種類です。

サイズ:【大】高さ約55cm【小】高さ約41cm
柄  :菊桔梗、撫子桔梗

篠山店で展示中です。お気軽にお問合せ下さい。

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壺のままで納骨

2017年07月20日 08:00

髙橋 圭司
髙橋 圭司

本店の高橋です。

個人的な話で申し訳ありませんが、私の父親(故人)は石川県金沢の出身であります。
少し前の話にはなりますが、納骨の時にそれ以前のお骨がどんなふうに納骨されているのか見てみました。
小さい頃からお墓参りには訪れていましたが、中を見る機会は無く今回が初めてです。
カロート.JPG
上の写真は、今現在、私が仕事としている森田石材店のお墓の納骨部分です。
ご覧の様に四方を石で囲みますが底は何も無しです。お骨が土に還る為にです。
下の写真は高橋家のお墓です。
高橋 011.jpg
昭和11年の建立です。
高橋 007.jpg
なんと中には骨壺がそのままで入っていました。
20170720修正.jpg
20170720-2修正.jpg
上が昭和9年、下が昭和43年です。
どちらも火葬されたお骨が壺のまま納骨されていました。
森田石材店のある中兵庫地域においては考えにくい状況です。お骨は土に還らせてあげるというのがこの辺りの習慣です。
壺のままだといつまで経っても還りません。おそらく火葬設備の整備状況の違いが要因かと思われますが、地域の習慣の違いという事でしょうね。
もちろん、父のお骨も現地の習慣に合わせることにしました。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

今回はイツキの看板商品?であるRaindrop(レインドロップ)をご紹介します。
もちろん、弊社にも展示しております。
itsuki_raindrop_02.jpg
私も初めてこのデザインを見た時には、
「なんじゃこりゃ!」
という感想でした。
「こんなん建ててくれる人おらんやろ」という正直な気持ちと「でも、あったら面白そう」という怖いもの見たさもあり作ってみることにしました。
ただ、技術的にかなり難易度が高いデザインです。ものを作るときには必ず「逃げ」の部分が必要となりますが、それがほとんどありません。つまり、失敗したら作り直しという効率からはかなりかけ離れた発想のもと作らねばなりません。
果たして、出来上がったものがこちら↓↓↓↓↓↓
raindrop at hikami.JPG
使用した石材は、
赤系:山東紅(中国マホガニー)
黒系:YKD(インド)
なかなか良くできていました。
実はこの商品は、すでにご購入いただき、無事某所に嫁入りしております。
それもあり、もう一基展示用に作成しました。しかし、棹石(仏石)の仕事が僅かに思惑通りではなかったため、再度、作り直しをしております。なかなか難しいです。
お盆までには、いいものを皆さんにお見せ出来ると思っております。ちなみに、現在は滝野店に展示をしております。

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お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く