お墓で音がする

2017年07月18日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

先日、お客様から「実家のお墓の掃除に行ったらお墓から音がするんですが…」「お宅で建てたお墓では無いんですが…」というお話がありました。

一緒に墓地に行って見ると確かに音がしている、それもお経のような…そして廻りには虫が飛んでいる。それも蜂が…よく見ると蜂が墓石の納骨堂の中へ入っていっている!

蜂の防護対策していなかったのでここで退散。

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その後、蜂の駆除業者さんと納骨堂を空けてみるとミツバチの巣が!

それも変に綺麗(業者さん曰く、ニホンミツバチの3年物だそうです)。

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通常は墓石の納骨堂は水鉢で蓋をしているので蜂などが入り込める隙間は無いのですが、横から見ると下の部分に6mm位の隙間がありました。

業者さん曰く「隙間もうチョット広かったらスズメバチが入って全部食べてしまうからこんなことにはならんかったのになぁ」それはそれで可哀相な話ですが。

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ミツバチの巣はすべて取り除いて傾いている部材も据え直して完了。

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墓石も年数が経つと繋ぎ目の所が歪んでくる事があります、それを防ぐ為に墓石の下に一枚板(墓石全体を支える一枚物の台石)を据付し傾き、歪みを防ぐ事も出来ます。

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お盆も近いのでこれからは安心してお参りして頂けることと思います。

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会いたかった!!

2017年07月17日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

こんにちは、本店の義積です。

先日宮城県の友人に会いに行ってきました。どこか行きたいところはある?の質問に私は
「石んこ地蔵」を作られている平泉さんに会いに行きたい!!
と即答し、友人の車で連れて行ってもらいました。
のどかな山のふもとに工房はありました。工房に近づくと、大きな広場に石のオブジェがあり、その先に好きな石んこ地蔵が所狭しと並んでいます!平泉さんに会おうとギャラリーを探していましたら、ひょっこり家の中から出て来られました。
あっ、パンフレットで見た人や~!と感激です(^-^)平泉さんは、とても気さくな方ででした。
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ゆっくりギャラリーを見ていますと、どの作品の上にも何やら茶こしのようなネットがはためいています。
平泉さんに尋ねると、今の時期はさくらんぼなどの季節で、それを食べた鳥の紫色の糞が作品にかからないようにと工夫されていました。
撮影するには、ちょっと絵的に残念ですが、作品を守るためには仕方ないですね。
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↑コレ私のお気に入りです♡
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あちこちに紫陽花が咲き、すぐ横には山や川があり、季節を感じる場所に作品達が置かれていました。
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入口に大きな石んこ地蔵さんがおられたので一緒に撮影しました。
すぐそばに平泉さんがおられましたが、一緒に撮影をと誘うと「写真は勘弁して!」と断られました(笑)。
いつも会社の展示場に来る子たちは、どの作品も優しい表情のものばかりで、このような緑豊かな山の中で作られていたのですね。
ますます石んこ地蔵が大好きになりました。どなたでもこのギャラリーを見学することができます。皆さんも宮城県に行かれた時は、少し足を延ばして可愛い石んこ地蔵に会いにいかれたらいかがですか?

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森田 茂樹
森田 茂樹

今年の4月から3年間のお約束で研修生(当社では丁稚と読んでいます)がやって来ました。

彼は岐阜県出身、創業135年の老舗石材店の息子です。

私も若かりし頃、父に「他所(よそ)の飯を食ってこい」と言われ、愛知県岡崎市の石材メーカーに四年間研修生として住込みで修行をさせてもらいました。

実は彼のお父さんとは、この修業時代に通っていた夜間の職業訓練校(石材科)で同じクラスメートだったのです。とはいうもののお互いに顔を知っている程度でした。人のご縁ってどこで繋がっているかわかりませんね!

さて、彼にとっては初めての夏場になりました。本当にこの時期は一番辛くてキツイ期間です。私もこの時期は、何度となく石屋の息子に生まれたことを憎みました。

しかし、彼は私と違って大変真面目です。辛抱もいいですね!この暑さで夕方にはフラフラになるのですが、帰ってきてから文字彫りの練習をしています。

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あまり無理をしない様に。でも、12月にはたくさんの神社玉垣の彫刻があるので、それまでには彫れるようになれよ!

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四神カロート

2017年07月15日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子

本店の山崎です。

お墓を建立される時に、方角(お墓の向き)を気にされる方もあると思います。
一般的によく、北向きは良くないなどと言われますが、これは迷信です。
とは、言うものの、やはりいざとなると気になってしまいますよね。出来れば、自分の良い方角で建立が出来れば良いのでしょうが、墓地の条件や規約などによって、必ずしもお墓の向きを決めることが出来ない場合もあります。
あまり気にしすぎるのも良くないでしょうが・・・そんな時は、お骨を納めるカロートだけでも、四神のついたものでされてはいかがでしょうか。
四神とは、中国の思想で天の四方の方角を守護する神獣です。
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東の青龍(せいりゅう)・・・成功・出世・富を導く
西の白虎(びゃっこ)・・・安産・子宝・商売繁盛
南の朱雀(すざく)・・・幸福・家運繁栄
北の玄武(げんぶ)・・・健康・長寿
などをもたらすと言われています。
日本では、古くからこの思想を様々なところに取り入れてきました。例えば、古墳。中の納骨室は方位が合わされ、壁画には四神を描いたものもあります。
四神にちなんだ事物は他にも数多くあります。
我々に近いところだと、豊岡市にある玄武洞。この玄武洞を含め周りにある洞窟には四神の名前がつけられています。
弊社には、そのそれぞれを象徴する色の石に彫刻し、4枚を組み合わせた 「四神カロート」を取り扱っています。
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これでしたら、お墓の向きとは関係なく、仏様の入る納骨室を理想的な方位で据え付けることができます。
どうしても向きが気になるという方は、一度ご検討ください。

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思い込みって怖いです・・

2017年07月14日 08:00

福島 正弘
福島 正弘
滝野店 福島です。
突然ですが「福島は129位です!!」
いきなりすぎますね、これは私の名字「福島」
の全国順位で、約15万人おられるのだそうです。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、日本は「名字大国」らしく、諸説ありますが30万種類以上もあるのだそうです。おとなりの韓国で約300種類、中国では約3500種類との事なので、日本の種類の多さは計り知れません。
このお仕事をさせていただいて、まだ駆け出しの私ですが沢山の方とお出会いさせていただいております。中には「失礼ですが、何とお読みすればよいのでしょうか?」と訊ねる方もおられます。地域によっては読めて当然のお名前なのかもしれません。反対に「福島って珍しいな?この辺の人やないな?」と仰られる方もおられます。
字を一つ取っても「高(くちだか)」と「髙(はしごだか)」、「寿」・「壽」(ことぶき)などは違います。
記入や印刷するのとは違い、当社では石塔や霊標、お位牌などに「彫刻」してまいります。
間違えてましたではすまされないので、しつこいぐらいに確認の作業をさせていただきます。
お客様の中には
「ずっとこっちの字だと思ってたけど、改めて見たら違うわ」
と仰られる方もおられます。
大切なお名前です、この機会に見返してみられると新たな発見があるかもしれません。
中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
今回は「安国寺霊園」をご紹介します。
場所は加東市新定。中国自動車道 ひょうご東条ICから車で5分の場所にあります。
安国寺は1339年に後醍醐天皇をはじめとする南朝の戦没者の菩提を弔うために、日本全国68か所に建てた安国寺のひとつとして足利尊氏によって建立されたお寺です。
本堂裏手には、嘉吉の乱で播磨國守護の赤松満祐に殺害された室町6代将軍足利義教(よしのり)公の首塚があります。
入り口.jpg
入り口です。
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墓地を入ってすぐ休憩所があります。
他に駐車場、水道、トイレもあります。
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空き区画1.jpg
空き区画2.jpg
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区画の広さは4㎡、6㎡、9㎡の3種類があります。
料金は
永代使用料:10万円/㎡
年間管理料:1,000円/㎡
※購入後1年以内に巻石を設置すること
となっております。
宗旨宗派は仏教徒が条件になります。
ご不明な点等ございましたら是非弊社までお問い合わせください!

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全体掃除~北岡墓地~

2017年07月12日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

前回のブログでお伝えしました、三田市天神の「北岡墓地」の全体掃除に参加いたしました。
当日はあいにくの小雨模様でしたが、約25名程の方々が参加され、「北岡墓地」の通路などの草抜き等しました。
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墓地の隣が竹林なので、竹の葉がかなり落ちていて、私はその掃除に追われていました。
皆様が頑張って掃除されている写真を撮ろうと考えていましたが、掃除に熱中してしまい、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました・・・。
この「北岡墓地」は地区の共同墓地ではありますが、三田市天神の方々だけではなく、三田市のニュータウンにお住まいの方や宝塚の方もおられるので、この年1回の全体掃除に年間管理料の1,000円を徴収されています。
残り1区画空いています。墓地のない方は、検討してみてください。
私がお墓を建てさせていただいた方のもお会いでき、うれしい1日となりました。

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想定外

2017年07月11日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です
以前、お墓の工事をした時の事です。
事前にお客様から 
「お墓の中央に石があるから見ておいて下さい」 と言われていました。
工事の着工初日 施工の班長とその石の確認すると、直径30センチぐらいの石・・・、あとで撤去しておくとの事で 通常の工程で作業に取り掛かってもらいました。
しかし、いざ 石の撤去の作業に掛かるとなんという事でしょう。簡単に撤去出来ると思っていた石が、予想をはるかに超える 長さ80センチぐらいの大きな石でした。悪戦苦闘の上、何とか撤去出来たそうです。
お客様も大変気にされてましたので、完成前ではありましたが、施工班から連絡を受けた私は、状況説明・撤去完了の報告をさせて頂きました。
 
施工前 
石 1.JPG
こんな石でした
石 2.JPG
無事完成しました
石 3.JPG
お墓が完成するまでには、様々な想定外の事が起きます。その度に施工部の方々が悪戦苦闘・試行錯誤しながら 日々対応してくれております。

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生まれかわるお墓

2017年07月10日 08:00

髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

今回と次回は墓石のリフォームをご紹介させて頂きます。
「これ国産の石か~ 外国産よりもええ石なら、先祖も喜ぶやろ」ということで、この度、昭和35年に弊社が建てさせていただきました香川県産の青木石をリメイクさせて頂きました。
内容は10寸角の墓石を9寸角にサイズダウンし、再研磨します。小物等は新品の青木石で揃えました。
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こちらが解体前の墓石と外柵
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解体後、弊社工場へ持ち帰りしました
やはり60年近く経っているため、汚れはかなりなものです
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まず第一工程、大口径と中口径のダイヤモンドカッターによる切削。
ピッピッピッっとボタンでオートメーションではありますが、このカットする場所や大きさを間違えて設定してしまうとその時点でthe end…元には戻せません。
と本日はここまで、次回は研磨と据付から完成までをご紹介致します。

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続・おじいさんが建てた

2017年07月09日 08:00

森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
以前にこのブログでおじいさんが建てた灯籠のお話をご紹介しました。
その方から、実際におじいさんがいくらでその灯籠を建てたのかという記録が残っていたということで教えていただきました。
まず、その灯籠をご覧ください↓↓↓
KIMG0761.jpgのサムネイル画像
この灯籠の明治34年当時の価格は、
本体 45円
運賃 15円(姫路~黒田庄)
これだけでは、高いものなのか安いものなのか分かりません。そこで、明治時代のお金の価値を調べてみました。
あるサイトによれば、
『明治30年頃、小学校の教員やお巡りさんの初任給は月に8~9円ぐらい。一人前の大工さんや工場のベテラン技術者で月20円ぐらいだったようです。このことから考えると、庶民にとって当時の1円は、現在の2万円ぐらいの重みがあったのかもしれません。』
ということで、これを参考に考えれば、
今の感覚では、
本体 90万円
運賃 30万円(姫路~黒田庄)
ということになりそうです。
当時はもちろん全て手仕事ですから、大きな灯籠1対ともなればこれぐらい掛かったのでしょう。運搬にも相当苦労したでしょうから、これぐらいだったのでしょう。
この灯籠は117年たった今でも現役です。それを孫が修復するなんていい話ですね。

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お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く