森田 浩介
森田 浩介
仕入れ担当の森田です。
先日、お墓の引越しについてお問い合わせがありました。
いわゆる改葬というものです。
いつも通り、以下の手順をお伝えしました。
①現在の墓地で「埋蔵証明書」等を発行してもらう。
これは遺骨が現在納められていることを証明してもらう書類です。
②次に引越し先の「受入証明書」を発行してもらいます。
これは墓地であっても、納骨堂であっても同様です。自治体により、「墓所使用承諾書」や「永代使用許可書」の写しでもOKです。
③上記の「埋蔵証明書」と「受入証明書」が揃えば、市役所にて「改葬許可書」が発行されお墓の引越しが可能になります。
①②の書式は自由です。
手順もどちらが先になっても構いません。
その経営主体や管理者が証明しているというのがポイントです。
また申請者が墓地の持ち主と違う場合は④同意書が必要になります。
数日後、今度は預かり先のお寺さんから電話がありました。
「受入証明書」がどのようなものか分からないとのことでした。
そこで弊社にあった簡単な雛形をお送りし、とても喜んでいただきました。
参考に上記の書式を載せておきます。

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忠霊塔の移設

2017年03月08日 08:00

上山 典之
上山 典之

こんにちは、篠山店の上山です。

先月末に完成した忠霊塔の移設工事についてお話します。

まず、忠霊塔(ちゅうれいとう)とは、
『近代以降の日本において建造された、国家や君主のために忠義、忠誠をもって戦争に出兵し戦死された方々の霊に対して、顕彰または称え続けることを象徴として表す塔』です。
33.JPG
墓地の後の山の斜面に建てられており、道中の通路も悪いため、年々お参りが少なくなって来ているので、同じ墓地内に移設しました。
70数年前のとても悲しい時代に、お国の為に亡くなられた方々のお墓のお参りが年々少なくなっている事は悲しい現実です。
この忠霊塔は昭和23年に建立され9名の戦没者が刻まれています。
CIMG3209.JPG
斜面に建てられている為に使われていた延石を使って、区画を作成し施工していきます。
10.JPG
CIMG4171.JPG
皆さんと同じ墓地内に移設完了し、戦没者の方々へのお参りしてくださる方が増えると思います。
先日はまた、お隣の国がミサイル発射をしたという報道があり、心配事はつきません。
70数年前の、あの悲しい過去の時代の出来事を後世に伝えることのお手伝いがこれからも出来ればと思います。

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手を合わせて得られるもの

2017年03月07日 08:00

yoshidumi
yoshidumi

本店の義積です。

「お墓100年プロジェクト実行委員会」が毎年行なっているコンテストが今年も開催されます。
~第6回お墓参り写真コンテスト~です。
お墓参りということは、当然お墓が関係します。過去の入賞した写真を見ると、本当に素敵な写真がいっぱいです。
昨年大賞をとった写真が今年のポスターに使われていますが、素敵な一枚だと思いませんか?
↓↓
20170226写真コンテスト2017.jpg
最近は「お墓は要らない」という風潮がありますが、このような写真を見ると大切だと更に思います。
この一枚で、生きている者とお墓に眠る者の繋がりが見えてきます(←審査員並のコメントのようですね。笑)。

さて、このコンテストもう応募が始まっています。
締め切りは5月31日までです。
大賞は、なんと5万円!!
他にもまだあります。カメラでも携帯で撮ったものでもOKです。
お彼岸や、ゴールデンウィークなどお墓参りに行く機会はたくさんあります。
素敵な一枚を出展ください。たくさんのご応募お待ちしております。
メールで直接お送りください。
メールが苦手な方は、弊社にお持ちいただいてもOKです。
私どもで責任をもってご応募いたします。
たくさんのご応募お待ちしております\(^o^)/

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大口径で原石加工

2017年03月06日 11:00

森田 茂樹
森田 茂樹

私の友人からお墓のメンテナンスの相談がありました。

お父様が一昨年お亡くなりになり、お墓参りに行くたびに「一番下の大きな台だけ汚れが取れにくい」とのご相談でした。

文字が彫ってある(仏石)と、その下の台(上台)は磨いてあるのに一番下の台(下台)だけザラザラしている?「40年前に親父が頑張って作ったお墓なので、きれいにして守っていきたい」と友人の思いを聞きました。

そして、お墓を確認しました。昔ながらのよくある作り方です。墓石全部を同じ石で作ると値段が高くなるため、一番目立たない台石だけ安価な石にしてあります。しかも磨かずに使うと価格も抑えられるのです。

昭和40年代までは、よく見かけた加工方法でした。そこで、

提案1.今の台石をもう一度研磨して使う方法
提案2.既存の墓石と同じ石で新しくする方法

友人からは、「プロから見たらどちらか良いの?」と聞かれました。

もちろん提案2の方が費用も多くかかります。しかし、この先で後悔だけはしてほしくなかったので、提案2の同じ石で新しく作ることを勧めました。

昭和40年代は、京都から福知山、丹波の地域は愛知県岡崎市の石が多く使われていました。

友人のお墓も岡崎市から採掘している「宇須石」と言われる石で、現在も庭灯籠などには、よく使われている石です。

この写真は、宇須石の原石を切っているところです。直径1.8mの円盤の刃にダイアモンドが付いたもので大口径というものです。

ブログ写真.PNG

切断が終われば、7~9工程ある研磨作業になります。続きは次回に書きます。

厳しい目でチェックします!

2017年03月05日 08:00

山崎 倫子
山崎 倫子
本店 山崎です。

お客様からご注文を受け、加工した商品が入荷した後、そのまま文字を彫刻して出荷というわけにはいきません。

商品には規格の寸法というのがあって、特注品でない限りは、当社の「9寸角石塔」というのはすべて同じサイズを指定します。
しかし、こちらはそのつもりで注文しても、必ずしも寸法違いが起きないという保証はありません。
さらに、墓地などで墓石の周りを囲っている 巻石 というものは、それぞれの墓地やお客様によって寸法も違ってきます。
そこで検品です!
詳細図面を描いて確認はしていますが、注文したもの通りの商品が到着しているのかは、きちんと見ています。
細かい寸法はもちろんのこと、石に目立つ黒玉や白玉はないか・・・
ヒビ、欠けなどがないか、加工におかしなところはないか・・・
磨きの指示のあるところはしっかり磨けているか・・・
などなど、パッと見ただけではわからないようなところまで細かく検品しています。
少しでも寸法違いや、おかしなところがあると、手直しや場合によってはすぐに再発注をします。
KIMG0110.JPG
お客様へ、少しでも良い商品を納品するため日々厳しい目でチェックしています。
また、
「墓地へ建つ前に我が家の墓石が見たいな」
などのご要望がありましたら仮組をして見て頂くこともできます。
工場見学と合わせて、ぜひ一度お越しください。

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『写経』をおすすめします

2017年03月04日 08:00

中村 淳
中村 淳
滝野店の中村です。
皆さん、「写経」ってされたことあるでしょうか?
写経とは読んで字のごとくお経を写す、書写することです。
仏教は今から2500年ほど前の古代インドで、お釈迦様によって生まれました。
お釈迦様が入滅された後、お弟子さん達がお釈迦様の言葉(教え)を正しく残すため、
「私はこのように聞いた(如是我聞)」
と全員で一つずつ確認しながらまとめました。
それから数百年の間「口伝」によって伝えられました。
数百年後、口伝ではなくターラ(多羅樹)の葉に文字でお経が記録され始めました。
これが「貝葉」で「写経」つまりお経のコピーの始まりだそうです。
日本では大乗仏教を主張するお坊さんたちによって始められました。
大乗仏教のお経には
「写経をすると、はかり知れない功徳がある」
と説いてあります。
功徳とは簡単に言えば善い行いを貯金することです。
また写経は亡き人の生前の罪をなくすことを願ってさかんにされていました。
平安時代の頃から修行のためや、また、病気平癒、罪業消滅、先祖供養など祈りやねがいを目的にした個人的写経が始められたようです。
また7世紀ころのインドではお釈迦様のお墓(卒塔婆=ストゥーパ)を作って写経を納める「埋経」が行なわれていたようです。
それが日本に伝わり鎌倉時代の頃には大衆に広まったようです。
森田石材店ではこの写経をお客様におすすめしています。
写経をする時は心を落ち着けて、一字一字丁寧に書き、最後に「願文」をつけてお墓に納めて下さい。
1人で大変な場合は、ご家族みんなで寄せ書きのように書かれてもいいです。
小さなお子様なら一字でも一画でもいいです。
写経①.jpg
弊社で扱っている写経セットです。
写経.jpg
中にはこのようなセットが入っています。写真のものは『般若心経』です。浄土真宗の方は『正信偈』になります。
付属で筆ペンも入っています!
写経②.jpg
『般若心経』の見本です。
写経③.jpg
こちらは半紙です。先ほどの見本の上に半紙を置くと透けて見えて写経しやすくなっています。
写経④.jpg
こちらは半紙に薄く般若心経が印刷されています。
写経⑤.jpg
私もも実際に写経に挑戦!写経は小学生以来です。
実際やってみるととても清々しい気持ちになりますよ!

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墓地で追加彫刻

2017年03月03日 08:00

眞下 尚利
眞下 尚利

篠山店の眞下(ましも)です。

先日は、墓地に人が出向いて追加彫刻をしました。
お亡くなりになり、戒名(法名)やお名前を彫る場合には、通常は霊標を工場へ持ち帰り、工場で追加彫刻する事が多いのですが、今回は彫刻する場所が、デザイン墓石の裏面であるという事と、運搬に時間がかかるという理由から、現地にて作業しました。
彫刻方法は、工場で彫刻するのと全く同じ方法です。
P1320492.JPG
生前にお墓をご建立されておりましたので、今回が初めての彫刻となりました。
P1320497.JPG
事前に彫刻内容を印刷したゴムを準備して、貼り付けます。
P1320504.JPG
機械をセットします。
当社彫刻担当の数原(すはら)が、高圧で砂を当てて彫るサンドブラスト工法で彫刻していきます。
P1320507.JPG
彫刻が完了しましたら、次に色を入れます。
P1320509.JPG
乾いたら、ゴムを剥がし、キレイに拭きとって完成です。
キレイに彫刻できました。
所要時間は、掃除を含めて約2時間です。
お墓の仕事については、色んなことをしています。
お墓で気になる事がありましたら、まずは何でも相談してくださいね。

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おじいさんが建てた

2017年03月02日 08:00

中道 祥貴
中道 祥貴
本店の中道です。
先日、お客様から一本の電話がありました。
「神社の灯籠なんやけど 一度見て欲しい」との事。
早速、その神社へ行き灯籠を拝見しました。
その灯籠は播州の長石(おさいし)で建てられた物でした。
(長石→灯籠や狛犬 神社等の建築材料として幅広く使用されている石)
この石で造られた建造物は風化が激しく傷んでいる物が多いのですが 、この灯籠の状態はとても良い状態でした。
そして 灯籠の柱の左右には、明治三十四年  三月吉日  台石には○○○○建之の彫刻。
お客様いわく
「私の祖父が寄贈した物なんです 」と・・
長い年月を経て傾きやズレが生じておりました。
祖父が建てた物だから 、私が今回一度手を入れようと思われたそうです。
灯籠は一度全て解体して、基礎のベースを打ち、土台を据え付けます。
数日間養生して、その後、残りの部分を組み立てセメントで目地も施しました。

KIMG0761.jpg

ご自分の先祖が残された物を受け継ぎ後世に残していく、費用もご自分で負担され、なかなか出来ない事ですがとてもイイお話ですね。

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髙梨 剛
髙梨 剛

滝野店 髙梨です。

今まで一般的とされる和型墓石の納骨方法は、家紋が彫られた石を前に倒したり、横にずらしたりと重たく、危ないものです。
※当社の納骨お手伝いをご利用ください
さて先日、あるお客様の新規墓石が完成致しました。
写真をご覧ください。
「簡単に、安心して納骨出来るお墓」です。
施主様の最初のご希望が「自分たちで簡単に」でした。
前部分は観音扉式で、取手と南京錠付。
後背部には通気孔があり湿気にも安心です。
お骨袋での、骨壷での、それぞれの納骨にも対応しております。
また狭いスペースにも対応します。
地上納骨は関西では珍しいですが、その他の地域では昔からある普通の方法です。
これからお墓を建てる方は、ぜひ選択肢のひとつに加えてみてください。
20170301-1.jpg
↑前面の取っ手がある部分が納骨堂です。
20170302-2.jpg
20170301-3.JPG
納骨堂の内部です。暗くて見えにくいですが、扉を開けると空間があり、ここに納骨します。
20170301-4.jpg
お墓の裏側です。丸い部分は通気孔です。

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森田 浩介
森田 浩介

仕入れ担当の森田です。

この2月から、お墓にも地震保険が出来ました。
今までも、お墓の地震保険と称すものはありましたが、掛け金が異常に高かったり、とても保険とは言えないようなものばかりでした。
しかし、今回スタートしたこの保険は違います。
損保ジャパン日本興亜が全国約1300の石材店でつくる日本石材産業協会と提携し実現したものです。
神戸新聞の記事がこちら
その内容ですが、震度5弱以上の地震で墓石が倒壊した場合に、修理費や再購入で最大30万円出るというものです。
掛け金は兵庫県の場合、月々300円程度です(都道府県により多少違います)。
今年の2月以降に新たに建てられたお墓が対象となりますが、一定の条件を満たせば、リフォームでも保証可能になっています。
地震保険のチラシ.jpg

お墓の展示場

展示会 次回は3月を予定しております。

山南本店久下小学校近く
滝野店JR加古川線滝駅すぐ前
たんば篠山店丹南篠山IC近く