庵治石を使った手加工の五輪塔が出来上がりました。
構想から約半年以上、出来上がった五輪塔には
感慨深いものがあります。
この五輪塔はとても小ぶりです。
しかし表面はすべて「ノミ切り」といって、ノミという道具で
叩いて仕上げています。
これが本当に大変な作業なんです。
考えてみれば「ノミで叩く」という同じ作業の繰り返し。
しかし出来上がったものがいいものであるには、
ごまかしのきかない熟練した技術が必要になります。
今回は伝統工芸士の方に丹精込めて叩いていただきました。
出来は、すごくいいです。
この作品はひかみ店に展示する予定です。
小ぶりですがグッと輝くものがあります。
年月を経て深みが増し、年をとるにしたがって
いいものになってゆく様を見届けたいと思いました。